【福島原発事故】 IPPNWドイツ支部の予測「福島県の周辺地域でも多数の甲状腺癌が出る可能性がある」
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3月5日
IPPNW-Pressemitteilung vom 3.3.2015
Tausende zusätzliche Krebserkrankungen zu befürchten
IPPNW-Pressekonferenz zum 4. Jahrestag der Atomkatastrophe von Fukushima
以下は在独邦人 emi kiyomizuさん
による暫定訳
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IPPNWドイツ支部は福島第1原発事故で数千人が癌になり死亡すると報告した。
IPPNWのドイツ支部は福島第1原発事故について3月3日にベルリンで記者会見を行い、福島原発事故から4年たち、福島の被災者たちは被爆が原因で、健康への悪影響が現れはじめたと述べた。
福島原発事故の放射線の影響を調査する国連の科学委員会(UNSCEAR)は「日本で16000人が癌になる」と報告しているが、放射線が原因で将来さらに9000人が癌になり死亡すると報告した。
IPPNWドイツ支部は「UNSCEARの報告書は、福島原発事故の放射線の放出量に関しては、日本原子力研究開発機構が提供したデーターに基づいて計算しており、政府に影響されない独立した機関が計算した放射腺の放出量は、その数値より高い」と報告した。
IPPNWドイツ支部は「福島第1原発で働く作業員が浴びる放射線量に関しては、東京電力は信頼できない計算をしている。このことを非常に懸念する」と述べた。
IPPNWドイツ支部は「甲状腺癌は被曝による健康被害の一部分にすぎない」と報告した。
福島の子供たちの甲状腺の1次検査で、109人の子供たちが甲状腺癌であるだろうと判明した。109人の内87人の子供たちは既に手術をうけた。
IPPNWのドイツ支部は「福島の子供たちの甲状腺癌は予想した以上に多い」と述べた。
しかし、福島医大はスクリーニング検査の効果で甲状腺癌を多く発見したと述べている。
2014年12月のスクリーニングの1次検査で福島の子供達の結節や嚢胞は48.5パーセント発見された。2次検査で子供たちの結節や嚢胞は57.8パーセントも発見された。
スクリーニングの1次検査で12,000人の福島の子供たちは、甲状腺の嚢胞や結節を発見されなかったが、2次検査で多くの子供たちから嚢胞や結節が発見された。
11人の子供たちの甲状腺組織の精密検査を行ったが、うち8人の子供が急性の甲状腺癌になる可能性がある。これは、この2年間で進行した甲状腺癌である。甲状腺癌の発見は、もはや、スクリーニング検査の効果であると説明することはできないとIPPNWドイツ支部は述べた。
スクリーニング検査は福島県だけに限定されている。
IPPNWのドイツ支部のAlex Rosen博士は、福島県の子供達の甲状腺のスクリーニング検査の二次検査の結果は非常に心配な状態であると述べている。
福島県の周辺の県は甲状腺の検査は全くされていない。福島県周辺の汚染された県は多数の甲状腺癌が出る可能性があるとIPPNWドイツ支部は述べた。
IPPNWのドイツ支部のAlex Rosen博士は
「福島第1原発事故による長期的な健康への影響を評価するのは時期的に早すぎると述べた。なぜなら原発事故の健康被害の結果は少ししか出てない」と述べた。
「チェルノブイリ原発事故の経験に基づいて予測すると、福島の子供たちの甲状腺ガンの数は、今後数年間で、さらに増加する」
とAlex Rosen博士は説明している。
Alex Rosen博士は「福島の子供たちの甲状腺癌は、被爆による健康被害の一部分にすぎない。チェルノブイリ原発事故の経験に基づいて予測すると、白血病、リンパ腺腫瘍、他の組織の腫瘍や、心臓疾患やホルモン異常や精神障害の発生率が増加するだろう」と述べた。
「福島県や日本政府が被災者たちに真実を伝達しないで、被災者たちを放置しているので将来、被災者たちの心理的な病気(精神障害など)が出てくるだろう」とAlex Rosen博士は述べた。