辺野古 区域外で岩礁破壊か 沖縄県調査へ

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150224/k10015715761000.html

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アメリカ軍普天間基地の移設計画を進める沖縄防衛局が、名護市辺野古沿岸部に設置したコンクリートブロックが、許可された区域外の岩礁を破壊した可能性が高いとして、沖縄県の翁長知事は26日にも調査を始める考えを明らかにしました。

沖縄防衛局はアメリカ軍普天間基地の移設先とされている名護市辺野古沿岸部で、立ち入りを禁止する区域を示す大型のフロートを固定するため、コンクリートブロックを海底に設置しています。

沖縄県は、このブロックが県の許可した区域外の岩礁を破壊した可能性が高いとして、現地で調査を行う方針を示していて、翁長知事は24日夕方、報道各社に対し26日にも日米両政府が立ち入りを禁止している区域の外で、調査を始める考えを明らかにしました。

さらに翁長知事は県が調査を行うにあたってのこれまでの防衛局の対応について「調査が円滑に行えるように配慮がなされたとは承知しがたい」と批判したうえで、「岩礁が破壊されている可能性が高いなか、誠意のない対応は厳正かつ適正な対応を決断する1つとなる」と述べ、去年8月に前の知事が行った埋め立て工事を行うために岩礁を破砕してもよいとする許可そのものを取り消す可能性もあるという考えを示しました。