イスラエル通信社、死刑囚と後藤さんの解放について合意と報道

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00285298.html

01/28 17:13

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過激派組織「イスラム国」を名乗るグループによる日本人拘束事件で、イスラエルの通信社は、リシャウィ死刑囚と後藤健二さんの解放について、合意したと報じている。

また、地元・ヨルダンのメディアは、このリシャウィ死刑囚をまもなく移送すると報じている。

現地時間の27日夜から28日朝にかけて、大手のメディアではない独立系のメディアなどから、サジダ死刑囚の釈放に向けた動きが始まっているとのニュースが出始めている。独立系の新聞社・ジョルダンニュースは、インターネット上で28日、サジダ死刑囚が収容されていた刑務所から別の刑務所に移送されたと報じた。また、アラブのオンラインニュースは、ヨルダン筋から得た情報として、サジダ・リシャウィ死刑囚を釈放し、イラクのサジダ死刑囚の出身部族に引き渡す見通しだと報じている。また、イギリスを拠点とする反アラブ紙も、同様に報じている。

さらに、アラブのオンラインニュースは、トルコの通信社を引用する形でヨルダンのパイロットの出身地であるカラクの県知事が、パイロットの部族に対して、早朝、数時間以内によい知らせがもたらされるであろうと伝えたとしている。一方で、ヨルダン政府と大手のメディアからは、一切このような情報は出ていない。そして、リシャウィ死刑囚の釈放に関する見返りについても、どの記事も一切報じていないという状況となっている。

「24時間の期限」迫る、後藤さん解放の可能性は

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2405842.html

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 イスラム国の求めに応じて、ヨルダン政府が死刑囚を釈放することを決断したと、現地の新聞などが伝えています。後藤健二さんの安否が気になるところです。「24時間」その期限は28日夜ということになります。ヨルダンの首都アンマンからの報告です。

 現地対策本部がありますアンマンの日本大使館前です。ここで中山副大臣が急きょ会見を開きました。急きょ会見を開くということで騒然としたんですが、その内容は、いつもどおりの言葉に終始しています。

 Q.一部報道では何か良い動きがあったのではという情報もあるが

 「いろいろと情報が、こういった時節なので飛び交っていると思うが、そういったものに関する事実は私どもは全く知らない」(中山泰秀外務副大臣)

 「厳しい状況には変わりはない」「現時点で安否に関して言えることはない」「各方面から情報収集にあたっている」、そして、「相手がいることなので差し控えたい」そのような言葉がずっと並んでいました。

 ただ、1つだけ記者の質問で、「この後、別の場所に移動してオペレーションにあたる可能性はあるんですか?」ということを聞かれたときには、口ごもって、ちょっと返答に時間をかけて、「総理に命令をされている。総理の命令どおりに動くことになります」と答えています。

 この会見の前に、私たちがヨルダンの政府関係者に話を聞いたところ、その政府関係者は「間もなくいいニュースを伝えられるだろう」というふうに話しました。この「いいニュース」というのが何を指すのか具体的にはわかっていません。

 中山副大臣の会見が開かれたんですが、まだオンゴーイングのオペレーションであるということにとどまっています。もし、このまま言葉どおりであれば、24時間という期限が迫っていることになります。(2817:51

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邦人人質事件でヨルダン政府、操縦士と交換で“死刑囚釈放”

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2406455.html

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 過激派「イスラム国」によるとみられる日本人人質事件で、ヨルダンの国営メディアは、ヨルダン政府が、イスラム国に拘束されたパイロットと交換するため、死刑囚の釈放に向けた検討を進めていると報じました。

 これは、ヨルダン国営放送と国営通信の「ペトラ」が、ヨルダンの情報相の話として、日本時間の28日午後8時ごろ伝えたものです。それによりますと、イスラム国が拘束しているヨルダン人のパイロットに対して、イスラム国が危害を加えないと保証し解放するならば、ヨルダン政府は、サジダ・リシャウィ死刑囚を釈放する用意があるとして、死刑囚を釈放する方向で検討していると報じています。

 しかし、ヨルダン国営放送などの報道では、人質となっている後藤健二さんについては、一切、触れられていません。

 一方、日本時間の午後9時すぎ、イスラム国の公式メディアである『ダービック』は、「日本とヨルダンの両政府は人質の交換に合意した。解放は数時間以内に行われる見通しだ」と伝えました。この情報でも、後藤さんの名前については触れられていません。日本政府は、こうした一連の報道について、事実確認を進める方針です。

 今回の人質事件をめぐっては、27日夜、後藤さんとみられる男性が日本政府とヨルダン政府に対し、「24時間以内に行動しなければ、自分とヨルダン人パイロットは殺害される」と訴える“最後通牒”ともいえるメッセージが公開されていました。(2821:46

米報道官、人質交換に改めて否定的見解

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM28H1Y_Y5A120C1MM0000/

2015/1/28 9:42 記事保存

 【ワシントン=吉野直也】米国務省のサキ報道官は27日の記者会見で、過激派「イスラム国」を名乗る組織が拘束した後藤健二さんらを解放する代わりにヨルダンで収監中の死刑囚を釈放する人質交換に否定的な見解を改めて示した。米国の立場は「テロリストには譲歩しない」というこれまでに言ってきたことと「同じだ」と強調した。

 米国は昨年、アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンに拘束された米兵の釈放と引き換えに収監していたタリバン幹部をカタールに移した。サキ氏は今回の事件との整合性を問われると「この米兵は米軍の一員であり、捕虜として拘束されていた。今回の人質事件とは状況が異なる」と説明した。