福島県 人口減少が喫緊の課題

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6054296501.html


福島県の人口は、震災と原発事故以降、8万8000人以上減っていて、人口減少の対策が喫緊の課題となっています。

福島県が、住民票の転入や転出、それに、出生や死亡の届け出をもとにまとめたところ、県内の人口は、12月1日現在で193万6008人でした。


震災と原発事故の前の平成23年3月1日時点の人口は、202万4401人で、3年と9か月の間に、8万8393人、率にしておよそ4.4パーセント減少したことになります。

 減少の内訳を見ますと、転入から転出を引いた『社会減』は5万2662人で、死亡から出生を引いた『自然減』の3万5731人を大きく上回りました。


  避難先に住民票を移していない人は数字に反映されませんが、市町村別では


▽郡山市が震災前より2.9%減ったものの32万9066人と最も人口が多く、次いで、


▽いわき市が4.5%減って32万6175人、


▽福島市が3%減って28万3246人、


▽会津若松市が2.5%減って12万2704人などとなっています。


 また、今も広い範囲が避難区域となっている双葉郡の8町村の人口は、あわせて6万5613人で、震災と原発事故の前と比べ、7066人、率にして9.7%、減少しています。


 こうした状況を踏まえ、県は12月知事をトップにした対策会議を設け、今月20日には、有識者による会議を立ち上げるなど、人口減少に歯止めをかけるための対策を講じることにしています。

0102日 1239