Fantastic Plastic Machine「beautiful.」

 

今回は、ちょっと趣向を変えて、とってもスイーツなものを紹介したいと思いますね。と言っても、ティラミスとかじゃないので、あしからず。(心の叫び「あー、ティラミス食べたい。無理なら、たい焼きでいいから…」) (女子かよっ)

 

喩えるなら、ジャズ、ボサノヴァ、ラウンジ、ハウス、渋谷系等オシャレな音楽から、濃いものを抽出して、ほどよく甘い砂糖を混ぜて出来たブラックコーヒーという感じですね。昼下がりのカフェで聴きたい曲たち。オシャレすぎて、思わず「ドン小西かよっ!」ってツッコミたくなる意味不明な衝動は、心の中に閉まっておきます。(笑) まぁ、ジャングルの奥地の僕の家 (大げさ) の近くにカフェなんてないけどね。こういう音楽、昔は苦手だったけど、最近は沁みるようになってきました。年かな。いや、むしろ、若者向けの音楽だと思うんだけどな~。まぁ、クラブミュージックは昔から、よく聴いてたけどなぁ。

 

まぁ、そんな僕の意味不明な事情は置いといて、ファンタスティック・プラスティック・マシーン (FPM) といえば、田中知之さんによる音楽プロジェクト。田中さんは、世界を股にかけて活躍するスーパーDJ。世界約50か所でDJをしたりしています。また、芸術家の村上隆さんの作品の音楽制作や、DJの大沢伸一さんらと一緒に音楽ユニットを結成、CHARAやRIP SLYMEなどをプロデュースするなど国内においても、FPMの活動と同様、様々な活動をしています。すごい。

 

昔、FPMのアルバムが、潰れそうなレンタル屋に大量に置いてあったんで、何気なく、レンタルで借りました。それで、最近になって、久しぶりに聴いてみたけど、やっぱ良い。FPMは何となく知ってたけど、こんなにオサレだったんだね。ちょっと昔の音楽だけど、全然、古く感じないです。昔でもオシャレだったんだろうけど、ポップスやEDMが幅を利かせる現在では、ある意味、もっとオシャレに感じますね。ROCKETMANで活躍する、ふかわりょうのようなオシャレさ・シュールさがあります。って言ったら、いろんなところから怒られそうだけど…。うまく言えないけど、なんかそんな感じ。あと、潰れそうなレンタル屋もシャレオツだったんだと思いました。(笑)

 

さっきも書いたように、これはコーヒーのようです。聴きこむほどに、味わいや温度が変わって聞こえてくる、魔法の音楽です。丁寧に作り込まれたそのサウンドは、クラバーは勿論、ちょっとしたオサレ気分を味わいたい人にもOK。気軽に聴ける、みんなの音楽になりえます。

 

デートを彩るBGMとしては勿論、恋人へのプレゼントに贈ったら素敵だなぁーなんて思ってみたりして。もちろん、着払いじゃなく。(笑) いい意味で、サクッと聴けるので、よかったら、聴いてみてください。

 

 

リリース : 2001年1月17日

レーベル : aver trax

ジャンル : ハウス、エレクトロニカ、ダウンテンポ、ビッグビート

国 : 日本