こんばんは、梨杏です。


こんな状況でも、私は離婚したいとは思わなかった。

理由はいくつかあった。

①相手の女性の気持ちが夫に向いていない様だったから

これ以上関係が進展する様には思えなかったから、夫の気持ち次第だと思った。
時が過ぎれば、気持ちも落ち着き忘れていけるだろうと思っていた。

②自分が同じ状況なら、同様に夢中になっていたかもしれないから

私も過去そんな状況に陥った事があったので、人の事を言える立場にないなと思っていた。

③世間体

今時離婚は珍しくないものの、バツがつく事に抵抗があった。
そして、会社等でまた旧姓に戻る事が恥ずかしく感じたのと諸手続きの面倒さ。
結婚時は多少の嬉しさもあってそこまで感じなかったけど、離婚は後ろ向きだし。
姓が変わるのは大変だよ…ショボーン

④夫が離婚したいと言ってこなかった

夫は、その女性を諦められないのに私と離婚したいとは言わなかった。

ただ、もし逆の立場なら離婚したいと言っただろうと言われた。

そして、この気持ちをもしかしたら一生引きずるかもしれないとも。

何だよそれ、諦め悪すぎてストーカー手前だろ!と思った。


こんな状況になった事自体は、私にとってそこまで重大なことではなかった。

いや、そりゃ嫌ですよ?こんな事無い方がいいに決まってる。

私が嫌だったのは、その女性を選ぶわけでもなく、忘れようともしない夫に苛立っていた。

私は何度もその女性の所に行けばいい、と言った。

離婚したくないけれど、夫がもしその女性を選ぶなら受け入れなければと思った。

…貰うものは貰ってねニヤリ

でも、夫はどちらも選ばずため息ばかりつく日々がダラダラと続いた。