今日の出来事の巻。 | ワイヤーママ秋田代表のカズ菌の感謝ブログ

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カズ菌という1つのウィルスが、日々の皆様に感謝をする物語のような
日記なのである。そんなにいいことも書いていないが、そんなに悪い
ことも書いていないような気がする。ここまで読んでくれた人に
まず感謝!!

今日、秋田の陸運局に車検を取りに行ったんです。



その時の出来事なのですが、



ある若者が走って自分の所にきました。



そしたら「店長、お久しぶりです!!」と満面の笑みで話しかけられましたあせる

(今から数年前までは「店長」と呼ばれていたのです)



その彼は以前自分の会社で雇っていた事のある子でした。



思い出せば18歳。高卒で入社してきてラグビーで鍛えた忍耐力が武器



と言っていた子だったのですが、厳しかったせいか1年くらいで辞めて



いっちゃいました。自分は飴と鞭をきちんと使い分ける人間で、



やる時はやる。遊ぶ時は徹底的に遊ぶ。みたいな部分がありました。



ちょっと怒ると次の日お父さんが会社に来て「うちの息子の意見は



間違っているのですか?」と乗り込んでくる。ちょっとほめれば



瞬間湯沸かし器みたいに一瞬で有頂天になる。どうやって接して、



どうやって育てればいいのか悩んでいた日々を思い出しました。



自社を辞めて、風のうわさで「工場で働いているとかあそこで見ましたよ。」



ということは聞いていましたが、会社を辞める時、お父さんと一緒に来て、



「車屋がこんなに厳しいなんて思ってもいなかった。」と父親は言う。



「店長にはついていけない。鬼みたいですよ。」とその子は言う。



こっちは呆れて何も言わず「はいはい。」と言い帰しました。



それから約3年後の今日。



「自分また車屋やっています。」と笑顔で言い、「そう。」と返す。



そしたら「働いていたとき生意気なこと言ってすいませんでした。」と彼はいう。



「大人になったな。」と自分はいいました。



「あれからいろんな所に働きにいきました。いろんな勉強をしてきました。父親の



元を離れ彼女と一緒に頑張ってます。何だかんだいって自分はやっぱり車が好き



でした。あの時店長に怒られながらも覚えてきた事を今はちょっとずつ生きてきてて



すごく感謝しています。いつかあったらお礼を言いたいと思っていました。」と



言ってくれました。そこで自分も「俺が教えてきたことが今役に立っていて、



今の会社に貢献できているのなら俺が怒りながらも教えてきた甲斐があったな。」



と答えました。続けて「そこの会社の為に一生懸命働きなさい。それがのちのち自分の



為になるんだし、自分に帰ってくる。何もしなければ何も帰ってこないよ。俺が



教えてのは基礎中の基礎。それを途中で投げ出して行ったけど、自分で間違ったと



思ったら最初に戻ってやり直せばいい。自分の将来の為にもがんばりなさい。」と



最後にいい別れました。



どんな別れかたをしてもどんなに憎くても感謝されることって嬉しいですね。



自分もそう思えるようになれたことが大人になったという事なのかな。



社員教育は企業をしている人なら永遠の課題だと自分は思います。



好かれている上司はろくなもんじゃないと何かの本に書いていましたが、



それも一理あると思います。ですが、できることなら嫌われたくないですよね。



ちょっと昔の事を思い出してこれからも頑張ろうと思った出来事でした。