オリンピックのマスコットが青で
パラリンピックのマスコットがピンクなのに対して
『青=男性的=強いイメージ』
『ピンク=女性的=弱々しいイメージ』
だから偏っている、見直すべき、といったような趣旨のことを
欧米の方から言われた、
今からでもジェンダーフリーの視点で見直しを、
というような内容の意見を見かけた。
女性であることに違和感を持ったことはないけれど
女子用の赤いバッグではなく
男子用の青いバッグのほうが好きだった身としては、
色に対してジェンダー的な固定のイメージを持っていることのほうが
問題なのであって、
ジェンダーに染まった思考のまま
堂々とジェンダーフリーを語る姿に圧倒されて
胸を張ったおもてなしができなかっただけ、
と、私は思ってしまう。
この話に限らず、
外国の方に『それは差別だ』と言われると
その意見が絶対的に正しい、と
ひれ伏してしまうようなところが
日本にはあるような気がする。
例えば、
アフリカ系の人たちの文化にあこがれて
「少しでも近づきたい、なりきりたい」と
肌を黒くする化粧をしたら差別だと言われる。
けれども、
「アフリカ系の人たちの真似をすること」=差別
という考え方がおかしい。
アフリカ系の人たちをリスペクトする人なんていないと
無自覚に思っているからこその発想なのではないだろうか?
もちろん、
それぞれの国、それぞれの人が歩んできた歴史に
大きな違いがあるから
簡単にこうと言える話ではないけれど。
それでも違和感を覚える。
ただ、当事者が不快に感じるということは
尊重しなければいけないけれど。
こんなことばかり考えているから
ニュースなどを見るのは苦手で、
「コメンテーター」とか言われる人が出ている番組は
共感できない意見の人が多すぎるので
できるだけ避けている。
それでも溜まるものがあるときはここに来る。
ムスメたちが異口同音に
「職場で『親の顔が見てみたい』って言われる」というが、
こういう親が育てました(^-^;