■2014年9月17日 晴れ
この日、ルアーでキハダマグロを狙うため、相模湾へと向かった。
装備は複雑で覚えることは多いし、課題ばかり。しかも、船釣りなんかやったこともないし、海釣りだってまともにやったことはない。
初心者はシイラから初めて下さいって船宿のHPに書いてあったけど、問い合わせたらマグロルアー船はすいてるのと、初めてと伝えたが断られなかったので乗船。
眠れなくて夜の0:30分に出発!
2時すぎに到着し、車で仮眠。
3時半ごろに船宿の人がやってきて、受付を開始したので手続きをすませる。
朝5時すぎに車で船着場まで出発。
初めての船だ・・・しかし、2つ並んだ船の外側の船に乗るように言われる。
まだこの船の搭乗者が来ないので、とりあえず手前の船にのって進んでみた・・・
船と船の間は狭かったので普通に進む。
こんなところから手探りだ。
乗船して周りを見ながらソワソワ。
同乗者を待つ。
本日のルアーマグロ船は5名のみ。
おいら以外の人は、それぞれ2~3本の竿を持ってきており、ソルティガラッシュ!
1セット15万ぐらいの竿がズラーっと並び、この時点で少し萎縮する(笑)
全員揃ったので出発!
海は広いな大きいな!と浮かれながら、1時間ぐらい何もなく、沖へすすんだ。
沖に進みながらも魚を探しているようだったが、結局何もなく、船はスピードをあげる。
スピードが上がると、波に当たるたびに凄い衝撃。波しぶきが、かかりまくる!
しばらくすると小さな鳥山を発見。
「反応があるので投げて下さい。」
しかし魚は見えない。
みんな一斉に投げ出した。
少し様子をみながら、一緒に投げてみる。
といいつつ、キャスティングに自信がないので、関係ないところに投げて練習していた・・・
3投目ぐらいに前にいたひとのラインがめっちゃ流されていて、関係ないところに投げていたのにお祭り。
前にいたチョンマゲの彼が、たたっとやってきてほどいてくれた!ありがとうございます!
マグロ釣りの前に、船でのキャスティングの流れと、自分のキャスティングの問題とか、そんなんで疲れる。とりあえず事故のないように、後ろを絶対に確認して投げることだけ気をつけた。
そんなこんなで3回目の鳥山が凄かった。
200匹ぐらいだろうか・・・鳥の群れの間にキハダが飛んでいる!!!
船からは大きな汽笛!
凄い音だ!
あっちの船ではサイレンみたいな音が鳴ってるし・・・まるで戦場のようだ。
みんな一斉にキャスト。
おいらの目の前には魚がいないので、様子見。
「来た!」
かかったらしい。
ギュルルルルル!
ソルティガから凄い勢いで糸がでる。
初めての生マグロ釣りが目の前で行われている!
がしかし、途中でこの方のスタミナが尽き、ラインが船にこすれはじめた。
船長が助けるように指示。
チョンマゲの彼がフォローに入る!
ギンバルからなかなか竿がはずれない。
なんとかはずしてバトンタッチ!
慣れた手つきでぐいぐい寄せる!
「大きい!」
みんなでフォローしながらモリを打つ船長!
刺さったが大暴れ!
船下にもぐりこむマグロ。
この間、おいらは動画の撮影を行っていた(笑)
船が揺れまくるし、マグロが移動するので同じ場所にいると撮影できない。
船上での撮影の難しさを知った。
そうこうしてる内にマグロがネットイン!
ギャフも刺してきっちり確保。
33キロのマグロが釣れた。
大きい!
そして気づいた。
マグロとレンギョは同じ匂いがする!(爆)
このことに気づいている人は少ないだろう・・・
重いマグロを持って撮影。
血を洗い流し、持ち方を変え、撮影会はなかなか長い。 ここでの体力も必要だ。
船長も撮影しまくる!
そして操船しなくなった船は、縦にめちゃくちゃ揺れている。
ここで船酔いというものを体験した・・・
このタイミングでもう一人もグロッキー。
船の後方へと消えていった。
寝るといいですよ!と言われていたので、おいらも座って休憩してみる。
目を瞑っていると、少し楽になる。
鳥山は暫く発見できず、休憩。 体調もよくなってきた。
「カジキだ!」
船長が突然言ったこの言葉に、船上はざわついた。
背中を見せながら大きな魚が泳いでいる。
ルアーを投げても見向きもされない。
とここでチョンマゲの彼がいったのだ、信じられない言葉を。
「引っ掛けるしかねえ!(笑)」
カジキは100キロこえてるかもしれないのに、突然のギャング釣りが開始される。
スレで100キロを釣り上げる道具は持っていないので、見守ることにした。
しばらく投げては追い、投げては追い。 もうだめかなと思ったころ・・・
「キタ!」
まじかよ!
ざわつく船内。
ギャルルルルルルルルルルルルルー!
ドラグがとまらない。
ファーストランで150メートルほどでたらしい。
ドラグは10キロ!
そして、彼はギンバルをつけていないし、素手なのだ。
船での動きやフォローする姿を見ても、漁師にしか見えない。
しばらくやりとりすると、魚が上がってきた!
カジキマグロが釣れるのか!すげえ!
「ハンマーヘッドシャークだ・・・」
水族館にいるあいつである。
「もう疲れた・・・」
といって彼は糸を切ったのであった・・・
お疲れの彼であったが、その後、地味な場所でトップのルアーにマグロがヒット!
わずか5分でゲットした。
今年3本目というキハダ。
週に2回は船に乗っているという・・プロだな!
その後、スーパー鳥山で30分ほど、みよしで投げたおすもヒットせず。
しかも、途中の糸に鳥がかかってしまう。
ここでまたチョンマゲの彼が助けてくれた。
鳥の背中から首を持つといいらしい。
前から持ってしまった・・・
暴れる鳥。
足でひっかかれる。
苦しそうな声をあげる鳥。
目の前のスーパー鳥山に興奮していたため、首を持つ力が強すぎたらしい。
ちょっと緩めるとおとなしくなった。
「雑菌だらけなんで、ひっかかれたところを洗ったほうがいいっすよ」
ということで、海水で洗ったのだが、ホースを近づけすぎて海水にまみれた・・
海水は・・・しょっぱいな!
結局、ここではマグロが見えているけど、誰にもヒットせず(笑)
気まぐれだぜ!
最後に鳥山を発見。汽笛を鳴らし、鳥が動いたところにキャスト!
トップのルアーを投げると大きな魚がチェイス!
チェイス!チェイス!チェイス!チェイス!チェイス!
食えよバカヤロー!(笑)
しかたなく回収すると隣の人にヒット。
しかしバレてしまった。
大きめのシイラであった。
これにて終了。
優しい人達に助けられて、無事に終了できたことに感謝!
この日は、今月1番よかったというぐらい大きな鳥山が出来ており、期待度は高かったようだ。
しかし、後日船のブログを見ると、ルアーシイラ船にて、10名で10ヒットと激渋だった模様。
コマセマグロ船も釣れておらず、なぜかルアーのみ2匹も釣れているのだ。
船宿での解体シーン。
出刃包丁一本でやっている。
首をもぎって胃袋を取り出す。
中からは大量の小いわしが出てきた。
しかし、なんというか・・・マグロだな。
これ釣りたい!
翌日、すさまじい筋肉痛に襲われた。
船の情報がざっくりだったので気にしなかったのだが、基本的に8時間は戻らないのだ。
しかも帰りは超渋滞。
マグロ釣りは1日がかりになってしまうので、気軽にはおすすめできない。
が、ここでしか味わえない感動があることは間違いない!