■2012年3月15日 15時30分からの短時間釣行
ヘラブナ釣りは浮子が命。
強風で水面は波立ち、仕掛けの振込みすらままならない・・・こんな日はどんな有名ポイントであっても人は少ないものである。
ヘラブナの一級ポイントというのは鯉の一級ポイントでもある。
しかし、普段はヘラ師が多く、水面を荒らしてしまう鯉釣りをその隣でする事はマナー違反である。
最近はすっかりヘラしかやらなくなってしまったけれど、このコンディションではヘラ釣りは楽しめない。
人も少ないことだし、気軽に鯉釣りでもしてみよう。
折りたたみ椅子に座って足を伸ばし、防寒ブーツの上に竿をおいて待つだけ。
足先1メートル以内がポイントで、水深は50センチ程度のかけあがり。
遠投すると鯉が釣れる確率が極端に減ってしまうのだ。
中通し錘をつけて、1本針で底釣り。
浮子は100円で買ったトップの太い安物。
細かいバランス調整などは必要なく、浮子が大きく動いたときだけ合わせをいれる。
■餌
グルテンα21:1
いもぐる:1
マッシュポテト:2
(鯉の回遊待ちなので、匂いがしてそこそこ持つ餌ならなんでも良い。)
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開始2投目、10分ほどで浮子が消しこむ!
合わせをいれて重い手ごたえ!
ヌルーっと水面にあがってきた魚体は、なかなかの大物のようだ!
3分ほどで、全然引かない80センチぐらいの鯉が釣れた・・・
気を取り直して釣り続行。
手前で釣っているので、一度釣れると場荒れしてしまう。
移動しながら釣っていけば数は伸びそうだけど、慌しい釣りになるのでやめておこう。
15分ほどして浮子に反応あり!
ギュルルルルルルー!
魚が糸ずれしたり、食べるのに失敗したときなどは、どうしてもスレてしまう。
浮子釣りの宿命でもあるけれど、水中でなにかが起こっている期待感が醍醐味でもある。
しばらく釣っていると、猫がやってきた。
穏やかな表情の猫だ。
猫と水面を見つめていると、3度目のアタリ。
ゴンッ!ギュルルル!
ずっしりと重い手ごたえ。
「魚だ!魚だよー!」
時々水面に魚体が見える。
猫はさらに興味深々で水辺に近づいていく!
「ごちそうだ!」
ビニール袋キャッチポーンと同じぐらい興奮しているに違いない。
増えた!猫が増えたよ!
10分ぐらいやりとりして、ネットイン。
「うっ、魚・・なのか・・」
自分の体より大きい魚であった。
小魚とは全く別物であったため、食べ物として認識しないようだ。
久しぶりに計測してみた。
83センチぐらい。相変わらず適当である(笑)
この後1匹追加するも、40センチ程度の小型であった。
その後、冷え込んでくると反応がなくなり、釣り人にも厳しい状況になったので終了。
鯉たまに釣ってます・・・