雨が降っています。

雨は嫌いです。

頭が重い  気分が落ちる  また思い出す

マイナスな気持ちになってしまう。



続きです!

次の日

朝から夫は 鞄に荷物をつめている。

私の服や下着  薬…

何???

私を入院させるつもり????

目覚めた私に気がついた夫は

「気分転換に出掛けよう!」と

「私を入院させて 楽しようとおもってるんじゃないの!!!」「嫌だ!出たくない!!」

「違うよ。病院には行かない。気分転換に旅行に行こう。」と


私を車に乗せ 荷物を積み込み
車は走り始めた。




走ってる間  ほとんど 会話はなかったと思う。

二人で旅行に行く時は  必ず私が すべて荷物をまとめ 積み込む。
旅行の計画も私。
「◯月◯日 ~◯日 休み取ったから ◯◯方面 行こう。旅館きめといて!」
夫は いつも これだけ言う。

私は月末シフトに 休みを入れ
携帯で 宿を探し  その回りに 何があるのか調べる。 
そお!旅行しおりみたいな物をつくり
夫に確認してもらっていた。

「え〰️ここは 行かなくていいらぁ」
「みるものあるの?」
と 文句を言われることも しばしば。
私は 頭にきて 一度だけ
「人に全て やらせて 文句言うなら自分でやれば!」と言ったら
「あ〰️〰️〰️面倒せ💢だったら 行くの辞め!辞め!辞め!」と逆ギレ。

その逆ギレした時
不倫真っ只中!の時。だった(後からわかったのですが)

毎回私の計画で 私が運転。
夫は 助手席で おつまみ片手に ビールを呑む。これが いつもの旅行のスタイル。



しかし 今日は 夫が荷造り 積み込み 運転。

しばらくして 
富士山が見えてきた。
それは ハッキリ今でも覚えている。
大きな富士山 きれいだった! 

私↓
「どこ行くの?」
夫↓
「山梨だよ! 久しぶりにいってみよう!」


私↓   あ~~また来たかも!押さえなきゃ!押さえなきゃ!と 思うと同時に涙が溢れ   やがて 泣き叫ぶ事に…

「…」
「いつも旅行行く時  私が全部段取りしてたよね。文句ばかり言って  何もしない。◯◯の旅行の時は  行くの辞め!辞め!って逆ギレしてたよね〰️〰️〰️! 」
「馬鹿女とのデートは あなたが全て計画してやって あそこへ連れてってあげよう! あれ食べさせてあげよう! あれ見せてあげよう!って 全て考えてあげてたんだよね!〰️〰️〰️〰️」
「ふざけるな〰️〰️!私には 何もしないくせに馬鹿女には 至れり尽くせりで〰️〰️〰️」「自分をカッコ良く見せたいだかなんだか知らないけど◯◯←(長男)の車借りて(高級車)出掛け   服もオシャレして〰️〰️〰️ 」「私とは 私の車(軽)でオシャレなんてしないし 食事は決まりの居酒屋!」
「その差は 何なの〰️〰️〰️」
「馬鹿じゃないの?いい歳したジジーが 若い女の為に…SEXしたいが為に〰️〰️〰️」



夫は車を停め
泣き叫ぶ私を   いつもの   「ごめん ごめん 」と 抱き締め  「薬のむ?」と 水と薬を飲ませたらしい。

気がつくと 富士山が良く見える湖。

夫が 「大丈夫?   歩けるなら 少し歩こう!」と

頭はボーっとしているが 車の中に居たくない!と思い車から降りた。が
やっぱり 足に力が入らず フラつく。
夫が支えてくれて やっと歩ける。
私の腰に手を回し 支えてくれてる。
なんだか若い頃を思い出した。

私は夫に
「若い頃は こうやって寄り添いながら 歩いたよね!あれから何十年たってるのかなぁ!昔に戻りたい!  」と

  また 辛くなった。

「そぉだね。俺は◯◯←(私)と やり直したい。」


そのときは まだ 私は 再構築か離婚
の 考える余裕?考える思考?ではなかった。


その夜 温泉宿に泊まる。
露天風呂付きの部屋。

夫が一緒に入ろう!と

私は 嫌だった。私はもうじき50才。
若い女を抱いた夫に 私の体を見られ
比べられる!と思うと 嫌で嫌で…。

比べられるのが嫌だから !と言うと
夫は うつ向き ため息をついた。

イラッとした私。

そお!この 夫の ため息も この後からの私を 苦しめることとなる。

夕食の時間。
豪華な お料理だったが  食べれない。
少し だけ食べ  あとは夫に食べてもらった。

部屋に戻り 布団に横になる。  

夫は テレビをみながらビールを呑み始めた。

その姿に また イラッとした。

何で呑んでるの?
こんな状態で なんで呑めるの?
どんな神経してるの?

横になりながら また涙が…

呑み終わった夫が 私の横にきて 
私を抱き締め キスした。

馬鹿女を抱いた腕  馬鹿女とキスした唇 
馬鹿女の体をまさぐった手…
と考えると いたたまれなかった。気持ち悪い!とも思った。

裏腹に 私と やって!私と やって馬鹿女との行為を忘れてほしい!と いう気持ちもあった。

若い女の身体でウハウハな気持ちでやるS◯Xと 
50間近なババーの身体で償いS◯X
とでは 問題外だろう。
 夫にとっては 忘れられない事に 違いない。と思った。

夫の手を 払いのけ
腕枕で 寝たい!と 
何年ぶりかの 腕枕で眠りについた。




読んでくださりありがとうございました。