2026年8月31日 7時0分
芝浦自転車研究所が「自転車片手運転で右手放しと左手放し「チョー危険」なのはどっちでしょう?」を公開した。動画では、自転車博士の疋田智氏が自転車の左右ブレーキの特性を紐解き、やむを得ず片手運転をする際、どちらの手を放すのがより危険かについて明確な結論を提示している。
疋田氏はまず、自転車の「左手放し」と「右手放し」のどちらが危険かという問いに対し、「左手放しの方が危険」であると断言する。その理由として、日本の自転車におけるブレーキの基本設定を挙げた。日本では一般的な自転車からスポーツタイプまで、すべて「右レバーが前ブレーキ、左レバーが後ブレーキ」に設定されているという。
前ブレーキと後ブレーキは、特性がまったく異なると疋田氏は語る。前ブレーキは「効くけど危ない」特性がある。停車時には前輪に力がかかるため、下り坂などで前ブレーキのみを強くかけると、つんのめって前転してしまうリスクが高い。一方、後ブレーキは「安全だけど効かない」特性を持つ。停止時に後輪は浮き気味になるため、強く握るとタイヤが滑ってしまうが、前転するような重大な危険は少ない。
これらの特性を踏まえると、右手のみでハンドルを握る「左手放し」は、前輪の右ブレーキしかかけられないため、咄嗟の事態で前転する危険性が極めて高くなる。そのため、ハンドサインを出すなど、やむを得ず片手を離す場合は、右手を離して左手で後輪ブレーキを操作できる状態にするのが安全だという。ただし、道路交通法によって片手運転自体が原則禁止である点も強調された。
最後に疋田氏は、「自転車ブレーキの主役はあくまで右」であると結論付けた。さらに、ヨーロッパ基準の自転車は左右のブレーキ設定が逆になっていることにも触れ、海外仕様のシェアサイクルなどを利用する際は注意が必要だと呼びかけている。日常的に利用する自転車の隠れた構造と、安全な運転方法について深く考えさせられる解説となった。
-----------------------------------------------------------------------------
両手を放して運転している馬鹿もいるので、色々なものにドラレコ必須かもね。
