旭川・内田梨瑚被告初公判で再び注目…事件現場「カムイコタン」で2つの”行方不明事件”が起きていた!
2026年5月25日 7時0分 現代ビジネス

旭川・内田梨瑚被告初公判で再び注目…事件現場「カムイコタン」で2つの”行方不明事件”が起きていた!
5月25日から始まる内田被告の初公判
「『神居古潭(以下、カムイコタン)』は旭川を代表する景勝地です。なのに、『いったいなんてことをしてくれたんだ!』という気持ちは今でも強いです。
実は“あの事件”の直前に神居大橋がリニューアルされて、橋の欄干などが綺麗になっていました。そんな新しくなったばかりの神居大橋を汚してくれた内田梨瑚が裁判で何を話すのか、今から注目しています」
そう怒りを込めて話すのは、外来種のアズマヒキガエルの駆除のために毎週末、カムイコタンを訪れている男性だ。”あの事件”とは、2024年4月、当時17歳の女子高校生・A子さんが旭川市にある『神居古潭(カムイコタン)』で、橋の上から石狩川に転落されられ、死亡した事件である。その後、北海道警察は、主犯格とされる当時21歳だった内田梨瑚被告らを逮捕した。内田被告は殺人、不同意わいせつ致死、監禁の罪で起訴されている。
その内田被告の初公判が2026年5月25日から始まる。そのため旭川市内では再び事件に注目が集まっているのだ。
まず、事件について振り返りたい。留萌市在住のA子さんは内田被告との面識はなく、事件の日に初めて知り合ったとされる。
「2024年4月18日夜、A子さんがSNSに内田被告の動画を無断で投稿したことが事件の発端とされています。動画を撮影したのは内田被告と顔見知りだった当時16歳の少女。この少女とA子さんが繋がっていた。内田被告は自分の画像が投稿されていることを知り激怒、A子さんに連絡をするように指示をしたそうです」(地元紙社会部記者)
A子さんは謝罪するも内田被告は聞き入れず、それどころか金品を要求してきた。A子さんを留萌市内の道の駅に呼び出すと、軽自動車に乗せ、旭川市内に向かった。途中のコンビニでA子さんは店員に助けを求めたが、救いの手が差し伸べられることはなかった。
そして、事件の起きたカムイコタンに連れてこられることになる。
神々が住むという地名と残る魔人伝説
A子さんは衣類を脱がされ、暴行、土下座、脅迫などの「制裁」を受け、最後は石狩川にかかる神居大橋から転落させられる――。当日は小雨が降っており、気温は10度未満。4月とはいえ、厳しい冬の寒さが残っていた。あまりにも凄惨な事件だった。
事件が公になると景勝地として知られるカムイコタンの名が、全国ニュースで繰り返し報じられることになり、地元には大きな衝撃が走った。
カムイコタンは、石狩川が、北海道旭川市のある上川盆地から石狩平野へと流れていく途中の渓谷にある。この場所は、切り立った岩場で石狩川の川幅が急に狭くなることから、川の流れが激しく一番深いところでは水深が70mにも達する。
水上交通に依存していたアイヌにとって難所で、行き交う舟が転覆し、よく犠牲者を出していた。こうしたことから、この地はアイヌ語で「神々の住む場所」を意味する「カムイコタン」と呼ばれるようになったという。また、渓谷に住む魔人が舟を転覆させているというアイヌの伝説も残っている。
また、旭川市民にとってカムイコタンはただの景勝地ではない。心霊スポットとしても有名だった。旭川市最大の歓楽街『サン・ロク』地区の飲食店で働く従業員の男性は、その印象を次のように語る。
「学校の同級生とつるんで度胸試しに夜中に何度か行ったことがありますが、夜中のカムイコタンでは川が流れる音など不気味な音がいろいろと聞こえます。自殺者も出ているようですが、水深が深く急流が渦を巻いているので流されたらまず助かりません。神居大橋から石狩川をのぞき込むと川に吸い込まれてしまいそうでとにかく恐ろしかったです」
そんなカムイコタンであるが、内田被告の事件以降も事故や事件が相次いでいる。
2026年4月、川に遊びに来ていた10代後半の男性が流されて行方不明となった。
橋の周辺には衣類やカバンなどの所持品が……
「流された男性は当時、男女4人ほどで川を訪れて花火をしていましたが、川に落ちた女性を助けようとしてそのまま流されてしまったようです。最初に川に落ちた女性は、その後、自力で岸に上がって助かっています。この時期の石狩川は雪解けでかなり水温が低く、事件当時は5度ほどだったといいます」(前出・地元紙社会部記者)
また、内田被告の事件があった翌年、2025年4月にもこの場所で当時16歳だった女子高生が行方不明となっている。SNS上では、女子高生の顔写真とともに情報提供を呼び掛ける投稿が拡散されたことも記憶に新しい。
SNS上に投稿された情報によると、この女子高生は2025年4月18日夜、旭川市内のスナックを訪れた。そして、翌早朝にタクシーでカムイコタンへと向かいその後、行方不明となった。神居大橋付近ではカバンや衣類などの所持品が見つかったという。
そんなネガティブなイメージばかりが先行しているカムイコタンであるが、いったいどのような場所になっているのか。
実際に現地を訪れてみると、橋の前にはあずま屋や駐車場が整備されており、観光客のものと思われる数台の車が止められていた。公園としても整備されているようだ。昼間にカムイコタンを訪問する観光客は一定数おり、神居大橋周辺には常に人の気配があった。
マンガ「ゴールデン・カムイ」でも注目
神居大橋を渡った先には廃止となった“神居古潭駅”の駅舎やホームが残り、実物の蒸気機関車も保存されている。蒸気機関車を食い入るように見ていた初老の男性に話を聞いたところ、かつてこの地が札幌と旭川を結ぶ鉄道の要所だったことを教えてくれた。
「明治時代に開業した札幌と旭川を結ぶ鉄道は、当初はカムイコタンの渓谷に沿って単線の線路が敷かれており、列車の行き違いをさせるためにカムイコタンに駅が作られました。神居大橋は駅と当時対岸にあった集落を結ぶために架けられたものです。
鉄道の時代になってからもカムイコタンは難所で、昭和初期には崩落した岩盤に貨物列車が衝突し、蒸気機関車が貨車とともに石狩川に転落。乗務員2人が犠牲となる事故も起きています。地元では『機関車と貨車は引き揚げられることなく、今も川底に沈んだまま』といったウワサも語り継がれてきました。昭和40年代に函館本線を複線化する際に、カムイコタンの北側に新しいトンネルが掘られたことから、渓谷沿いの線路は神居古潭駅とともに廃止になったのです」
近年では、事件とは別の注目もされていた。人気マンガ「ゴールデンカムイ(集英社)」の重要なシーンでカムイコタンが登場したのだ。そのため、全国から聖地巡礼に訪れる観光客も絶えない。旧神居古潭駅舎に置かれた駅ノートはすでに14冊目に入り、各地からカムイコタンを訪れた観光客の思い思いのメッセージで埋め尽くされていた。
こうした明るい観光地としてのカムイコタンの表情は夜になると一変する。
殺人や共謀の有無などが争点になる
周辺に民家は1件もなく、街灯もないことから人の気配の消えた日没後には、漆黒の闇に包まれる。そんな中、橋の下からは絶え間なく石狩川の激しい流音が響き、昼間とはまったく異なる空気が漂うのである。
車に監禁され、暴行や脅迫を加えられたあげく、深夜のカムイコタンに連れてこられたA子さんの恐怖はどれほどのものだったのだろうか。
内田らは、A子さんを車内で全裸にしたうえで神居大橋に移動。その場で土下座をさせて謝罪動画を撮影した後、欄干に座らせ、「落ちろ」「死ねや」などと迫り、最終的に石狩川に転落させて殺害したとされている。事件から約1ヵ月経った5月21日、神居古潭から約60km下流の空知郡奈井江町内の石狩川でA子さんの遺体が発見された――。
事件をめぐる裁判では、共犯だった当時19歳の女が懲役23年の実刑判決が言い渡されている。この裁判では、内田被告が証人として出廷するも、宣誓を拒否する異例の事態も起きた。
それから1年近くのときを経て始まる内田被告の初公判では殺人の実行行為や殺意、共犯者らとの共謀の有無などが争点になるとされている。
「弁護側は殺人の実行行為を否定する方針を明らかにしています。担当弁護士によると、毎日自分と向き合い、なぜ事件となったのか。(被害者に)大変苦しい思いをさせたことなど、内省を深めているといいます」(前出・全国紙社会部記者)
いくつもの命が奪われ、悲しい記憶が残るカムイコタン――内田被告は“あの日”をどのような言葉で語るのだろうか。
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旭川というのはとんでもないのがたくさんいますねえ。
この女反省などありませんよ、弁護士の助言で反省してるふり。
厳罰でのぞまないとね。