馴染みの呑み屋、インバウンド価格に「レモンサワー1000円、円安の影響来たか…」 嘆く常連に「二度と行かない」「適正価格」と意見まっぷたつ
ほかにも「これからはインバウンド料金とローカル料金の二本立てでお願いできないですかね」「外国人向けと日本人向けに価格を変えても良いと思います」との意見も。つまり、現地の人と観光客の値段を変えて、「二重価格」を設けるという考え方もありました。
いわゆる「学割」や「シニア割」と同様ともいえ、フェリー運賃なら現地の島民割引があるように、日々利用しやすいといったメリットがあります。それと同時に、海外の観光客が「二重価格」を知れば、「ぼったくり」としか思えないことでしょう。
半分以上が海外からの観光客に
投稿したひろポンa.k.a.goodxyさんに、馴染みのお店や昔と今の違いについて、話をお聞きしました。
――馴染みのお店はどのような場所に?
「新宿の古い呑み屋街にある店だね。この辺り、昔は外国人客なんて居なかったけど、コロナ禍前からこの5年くらいは、歩いてる客の6~7割方はインバウンド客だね」
――この辺りの価格の相場はいくらくらいでしょう?
「酒の料金はだいたいレモンサワー1杯が400~500円、焼き鳥1本150円くらい。インバウンド価格は、レモンサワーだけでいうと、相場の2倍くらいだね」
――こちらのお店はもともとインバウンドのお客が多かったのでしょうか?
「外国人客が増えてきた頃からSNSで外国人にアピールしてて、15席のうち半分以上は外国人客だったね。そうしてまた英語媒体のSNSや料金サイトの口コミで名前が広がって、外国人客が増えていった感じだと思う」
――なるほど。インバウンド価格になったと聞いてどのように?
「まぁ、あれだけ外国人客が元々多ければインバウンド価格に切り替えるのも頷けるよ。でももう行かないかな」
◇ ◇
ひろポンa.k.a.goodxyさん曰く、「新宿に限らず、上野も池袋も外国人だらけ…新宿ゴールデン街や思い出横丁なんか、歩いてる客ほとんど外国人」といった状況なんだそう。「そりゃインバウンド価格に切り替えるよ‥」とあきらめの表情です。
築地市場など海外観光客に人気のスポットでは、「インバウン丼」と呼ばれるなど、メニューに驚きの価格が設定されて、日本人には気軽に行けない場所が、今後ますます増える可能性も。不況のなか、潤うお店が増えるのはいいことかもしれませんが、所得が向上するどころか増税・物価高しか見えない今、歯がゆい状況が続きそうです。
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適正価格で儲かるときに儲けるというのは分かるけど、
価格を上げてというなら、その価格に見合う人が行けばいいのであって、
高いと感じる人はいかなければOK。
自分の価値観で考えればいいんじゃないでしょうか。