他国は「China」と呼ぶも日本だけ「中国」と呼ばせられる

 河村たかし・名古屋市長の「南京発言」がいまだくすぶっている。3月22日、中国外務省の洪磊(ホンレイ)報道官は「日本の軍国主義者による中国侵略の 歴史を改竄し否定するいかなる行為も、世間に認められない」と非難。さらには、今月、東京で行なわれる日中国交正常化40周年記念式典の特使格下げをする という。ことほど左様に南京問題に反応する中国。だが、その裏には歴史の事実を超えたある戦略が見え隠れする。ジャーナリストの有本香氏が分析する。 *  * *「いわゆる南京事件はなかったのではないか」 2月20日、来日した中国共産党の南京市委員会幹部との会談で、河村市長が発言したとされる言葉だ が、南京市はこれに抗議して名古屋