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我が麗しき君と摩天楼

沢田研二さんへの想いを胸に秘め、ニューヨークに14年滞在後2013年帰国。
変わり果てた日本で逞しく生きる日々。

今年に入って暫く遠慮してたんだけど、最近また、私の仕事場への「送迎」の「送」のみ、80を過ぎた父親に車でお願いしている。

というか、父親本人がそう望んでいる。

いや、バス賃440円が浮くことや、私の体調を考えてのことなんだろうな~と考えるとありがたい。

でも実は、ふたりの心身に結構な負担が課されているような気がする、きっとしてる。

まず、父親は「よいしょ」と大きめの掛け声と共に運転席に座りシートベルトをしめる。

しかし、その身体は左斜めに傾き頭は車体のセンター、バックミラーに額が近づくほどで位置される。

この時点で、サイドミラーのみならず、バックミラーの意味は無い。

推測によれば、視界をセンターに位置させることにより「はみ出さずに走行できているか」車線との位置関係を把握しているっぽい。

なので、助手席に座っている私の顔のすぐ横に父親の顔がせまり、必要以上に近くてかなりウザい。

これはもう癖のようで、時々気がついたように身体を定位置に戻すんだけど、その度車体が左右どちらかの車線にゆらっと吸い込まれて怖い。

が、本人に気にしている様子は無い、のがもっと怖い。

危険だからと指摘すると機嫌が悪くなるので、もう好きな体位にさせている。

そして、走行中どう体位を正そうが、改善されることは無いことを箇条書きにしてみた。

1: 左折右折時、歩道に乗り上げるがぶつからない程度に巻き込みます。

2: 赤信号の40m先から急停止を2度以上行う。

3: ウィンカーは50m先から。

4: 駐車場内でもウィンカーは忘れずに。

5: 車庫入れ、駐車時は頭から突っ込むのみ、必ず尻が斜めに出がちで入れ直す。

6: 「あそこは出入りしにくい」と立地のせいにし、左折のみで目的地へ遠回することを優先。

7: 規定の10k減での走行が他車にご迷惑。

8: ウィンカーの音が聞きとれず、戻っていないことに気がつかない。

9: 何もない直線で無意味にブレーキをする。

10: 歩道の歩行者が気になった場合、スローダウンしてジロジロと人間観察をする。

11: 駐車場内、歩行中の方々に、車中から「邪魔だ」とつぶやく。

12: 日没以降は運転できない。

13: 平地なのに赤信号で停止した場合サイドブレーキを引く。

14: 出発時は「さあ、いいか」と、目的地へ到着すると「着いた」と搭乗者に声かけをするが誰も聞いておらず、そして自宅に帰り着くと、自分の無事の運転に満足しため息混じりに心底安堵する。


本人も薄々感じてはいるものの、事故があってからでは遅いのだ~と言っても逆ギレするばかりで2、3日は腫れ物に触る始末である。

お役所からの正式な通告がない限り、免許証を手放すことは沽券にかかわるのであろう。

だから最近は、私がいつでもハンドルさばきが出来るよう、めまいを起こしながら身構えている。

次の更新時は、是非資格喪失を願っている。