ドーナッツ桃と日本中お取り寄せ | 我が麗しき君と摩天楼

我が麗しき君と摩天楼

沢田研二さんへの想いを胸に秘め、ニューヨークに14年滞在後2013年帰国。
変わり果てた日本で逞しく生きる日々。

ちょっと残念です。
外しました。桃。

あ~~果肉の柔らかい果汁が滴り落ちる「桃」が食べたいです。

南米等からのちょっと「おや」っと躊躇してしまう、様々な果物の種類もふんだんに山積みに並ぶスーパーの果物売り場です。

「日本にいた頃は聞いたことも見たこともないの~」と唸らせる、皆毒々しい色や不思議な形をしています。

この時期になると、理由は不明ですが普段は食べない果物がとにかく食べたくなります。

夏の果物、スイカ、サクランボ、ブドウ、そして桃。

スイカは毎年十分甘くて美味しくておっけ~です。
サクランボは西海岸ワシントンの、高いけど美味しいチェリーが入荷してますからおっけ~です。
ブドウは年中3色以上が揃っていますから申し分無しです。

しかし桃が。

まず、あのピーチスキンを持った桃を見つけるのがひと苦労でして、こちらにあるのは「すもも」っぽいというか、プラムというかプレーンというか、あの肉厚多汁の「桃」を通常のアメリカンスーパーでは発見できません。

ですので、これらの桃をいただく時、皮をスルル~っとは剥けないわけです。

やはり桃は日本の果物なんでしょうか。

しかし渡米してスーパーマーケットに通うこと数年後、とあるスーパーで憧れのピーチスキンを持った桃を見つけました。

わあ~感激~。あるじゃん。

その桃の名は「ドーナッツ・ピーチ」と言いまして、やや高い割合で桃の皮もスルル~っと剥けます。
そしてやや多汁で日本の桃の約75%くらいです。

でも肉厚じゃないです。
なぜかと言いますと、名前の通りドーナッツみたいに平ぺったいからです。



へしゃげたわけではなく、最初っからこんなカタチなんです。

このドーナッツピーチは毎年食べていますが、今年は初物から外しました。

皮はスルル~とは剥けず、スモモを剥くように包丁でガリガリ致しまして、味に甘みは少なく、果汁は日本の桃の30%くらいでしょうか。

購入した4つ全部食べましたが、どれも似たような実り具合でした。
仕事から帰ってデザートに冷やしておきましたが、がっくしです。

日本一の桃の産地、山梨が贈る至福の味わい、圧倒的糖度を誇る、あの桃を丸ごと果汁を嫌というほど垂らしながら食べたいぞ~。

そんなことを呟きながら、「そう言えば」と昨日知人からお借りした雑誌を思い出しました。


雑誌の表紙には何やらそそる文字が並んでおります。

「超強力お取り寄せブック」
「おいしいものは日本中から取り寄せる」
「お取り寄せ感涙大図鑑」
「ずっと遠くのあの街のあの名店」

もう目がくぎづけ。

こちらは数年前に某雑誌社から発刊されたものらしく、この号の次のテーマは「世界30都市の美味しいラーメン完全ガイド」となっております。

まず最初のページから「こんなものが食べられるのか」的に感激した、北海道産「宝ウニ」の缶詰、一缶3800円。
「口に入れたとたんに広がるほのかな甘み」と書かれています。
そうか~ウニって甘いのか。

どうやら様々な著名人が勝手に選んだ究極の品、「これぞ絶品」と読者を唸らせる、美味しすぎる物の紹介とその取り寄せ先がどっか~んと68品、プラス、取り寄せ可能な宮内庁御用達ブランド、老舗のパン屋さん、京都の和菓子屋さんとお漬け物屋さんとお弁当屋さん、等が100ページ以上にわたって掲載されていました。

どれも欲しい。

この時点で桃はどうでもよくなっております。

さらっと見た現段階で、心に深く刻まれたのがこちら。

北海道産「だるまいも」
山形県産「米沢牛味噌酒粕漬すみれ漬」
福島県産「ウニの貝焼き」
福島県産「幻の青ばと(枝豆)かご寄せ豆腐」
群馬県産「みんなの牛乳」
石川県産「ふぐの子糖漬」
愛知県産「なまストレート味噌煮込みうどん」
岡山県産「大だこの味噌漬」
長崎県産「長崎角煮まんじゅう」
大分県産「幻のエノハ茶漬け」

と、
全てのパン屋さんと、京都のお漬け物屋さんとお弁当屋さんです。

もう片っ端からお取り寄せします。
しますします絶対します。

ああ、日本って素敵だわ~。










SOHO ブロードウェイ