愛国心と第二の祖国 | 我が麗しき君と摩天楼

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沢田研二さんへの想いを胸に秘め、ニューヨークに14年滞在後2013年帰国。
変わり果てた日本で逞しく生きる日々。

昨日の続き。


口が酸っぱくなってもついつい言ってしまいたいほど、NYはアメリカ人が少ないなあと思います。

ちなみに他の州に行けば、アメリカ人割合はぐんっと上がります。

まあこうやって毎日毎日歩いていても、行き交う半数以上の方々は、南米の国々を筆頭に、アジア、ヨーロッパ出身の香が致します。

現在のところ、NYのたぶん3割以上は、市民権を持った移民の方々らしいです。

そうすると、ただ働きに来られている方とか、学生さんとか、私のように学生で来てなんとな~くそのまま居着いてしまった、市民権を持たない方々を含めると、やはり私がこの目で見て感じる通り、NYの5割どころか、6か7割近くが国外からの移民者らしいですわ。

日本のような先進国から来た人々はそうでもないですが、途上国から来られた方々は、一言で言うと、母国に残して来た家族の為により良い安定した収入を得ることが目的なんですよね。

それを暖かく受け止める余裕のあるアメリカの太っ腹は、ひとえに世界一の経済大国の成せる技だろうと私は感じています。

そりゃあ異国で暮らすのは、最初は誰だって苦労しますよ。

でも、私がこうやって現在何不自由なく生活出来るのも、アメリカ国家と、NYの皆様の暖かいご支援と、ゆる~い決まり事と、世界から集合している、どこでどう線を引いたらいいのか曖昧な世間体のおかげだと思います。

実質ニューヨーカー(NYで生まれ育った人)と呼べる方は、僅かでしょうね。


ことあるごとに世界の様々な国旗を目にすることがあります。

それは主にTシャツとかにプリントされてたりしますが、大げさな方は国旗をひるがえしたりしています。

もちろん大小の違いはありますけど。

アメリカに居ながら自国の状況が分かりやすい、世界の情報が入ってくるのが速い、ここはNYですから、皆さんそれにはすぐ反応して自分の国旗を誇らしげに身にまといます。

それが一番顕著に出るなあと感じるのは、やはりワールドカップかオリンピックでしょうか。

アメリカに数年も居たら、ましてやバー、居酒屋、はもちろんのこと、カジュアルなレストランだったら世界のスポーツ観戦好きがワイワイ集まり賑わいますので、自国のチームの成り行きにはそれぞれのチームのユニフォームを着て、大画面TVの前では必然的に盛り上がります。

試合が無くても何かしら好きなチーム、選手達に変化があれば自国の自慢のチームのユニフォームを普段着の中でちらりと見せながら歩く方も少なくありません。

そんな国際試合の日などの隙を狙っては、ほとんど国内の野球(MLB)か、アメフト(NFL)か、バスケが放送されますが、これは、人種問わず米国国旗をバックにそれはそれは激しい盛り上がりです。

遠く離れた国々からやってきた皆さんは、忙しいNY生活の中でも時折我が国を心の中で憶い、世界で活躍する同胞を見守っているような気がします。

難しい話よりもスポーツの方がわかりやすいですから。


で、私の目が節穴なのか、日本の国旗は、東日本震災の時以外、見ないです。

まあ、そんなに世界で活躍している選手はいないんですけど。
日本が世界に誇るほどの強いスポーツ種目もないし。

ただヤンキースタジアムに行けば、日本人の大半はイチロー「31」Tシャツは着ています。
私もユニフォームは買いました。
アメリカ人も着てるけど。

しかしスポーツ抜きにしても、どう考えても、ましてや日の丸を身にまとった日本人の姿は見ないっす。

あ、今月セントラルパークであった「ジャパンデー」という催しに行ってたら見れたかも。

NYにいらっしゃる日本ファンの方々が、ジンベイ着てたり、半分に切った着物のようなものをジャケット代わりに着ているのはよく見ます。

そんな私も日の丸を身につけた自分の姿を想像するだけでもぞっとしますけど。

日本人として生まれてきて正直よかったとは思います。

でも、アメリカ人が堂々と「我が国が世界で一番誇れる国だ」とか、他の国の方々が自国に思いを馳せるような、そんな気持ちを持ったことがないような気がします。

他の国の方々との格差がありすぎる。

私が冷めているのか、今の日本国に魅力が無いのか、これが日本人というものなのか、そんなことを考えてしまう、明日で渡米14年目を迎えます。

ちなみに一時帰国もしたことありません。