言えないなら変えてしまえ | 我が麗しき君と摩天楼

我が麗しき君と摩天楼

沢田研二さんへの想いを胸に秘め、ニューヨークに14年滞在後2013年帰国。
変わり果てた日本で逞しく生きる日々。

本日は、とり上げて言うほどのことでもない内容です。

実は、私の「かずこ」という名前を正しい発音で言えるアメリカ人は、よほど親しい方に限られています。

自己紹介などで名前を言うばやい、もちろん2度以上繰り返さないと聞き取れないらしく、しかも間違って「カス?・・・コ?」と言い返される場合が非常に多いです。

「kazuko」と一文字づつアルファベットでスペルを言ってもだめですね。

分析した結果、大問題なのが「ず」が「か」と「こ」に挟まれていることらしいのです。

「か行」に挟まれた「さ行濁点付」がことのほか英語には存在しない配列であること。
日本語の一文字一文字は全て母音が存在すること。
英語には多くの子音が存在すること。

が、たぶん主な特徴です。

そのためアメリカ人の耳から入った私の名前は、脳みその中で「か行」に挟まれた「ず」が「す」という発音しやすい子音に容赦なく変化し発せられるらしいです。

「か行」に挟まれた「ず」を発音する時の、ちょっとおどおどした力みは見逃すことは出来ません。

自分の名前を正しく呼んでくれない、ちょっとした残念感な日々の中で、こっちも日本語なまり(カタカナ)で「クリスティー」だの「ジョナサン」だの「マッシュー」だの言ってるわけだしなと歩み寄って暮らしております。

「R」も「TH」も「子音」も無い「ジュリー」の発声は得意です。

どおしても私を名前で呼びたい人には「カズー( kazoo )」でもいいよと言っています。
ちなみに意味は「おもちゃの笛」。

そんな「カスコ」と呼ばれやすい私は、渡米数年後に思い当たったことがありました。
「カスコ」が「コスコ」というものに非常に似た音となって聞こえてくるのに。

「コスコ」「 COSTCO」、日本で言う「コストコ」です。
こちらでは「T」は発声されず「コスコ」と呼ばれます。

やなかんじ。

じじつ「カ(コ)スコ~?」と笑いのたねになりがちです。

ちなみに「イケア( IKEA )」は、「アイキヤ」と言います。

一文字づつ見てみますと、「I」は「アイ」で「イ」とは発音しないし、「E」は「イー」と発音しますから「K」の後では「ケ」ではなく「キ」となります。

「A」は「エイ」ですから決して「ア」とは発音しません。
「E」の後に続き発音しやすい「エイ」となり、響きは「エ」と「ア」の間で結局私の耳には「ヤ」と聞こえます。

ふ~む。

ここまではアルファベットを正しく発音出来さえすれば理解に苦しみませんが、アメリカ人は自分達の法則で言葉を変えることが多々あります。

これがくせ者。

個人的な趣味で申し訳ないのですが、現在私は本日録画していたサッカー、チャンピョンズリーグを流しながら観戦中です。


ドイツの「ミュンヘン」(州名)というところにある「バイエルン」(街名)というチームが試合をしています。
ワールドカップにも出場する選手が多くいるチームです。


私の弟が住んでいる、ミュンヘンもバイエルンも、はっきりした場所はわからないにしても、どこかで聞いたことはある程度でも、ご存知の方は多いことと思います。

いや~ビールの美味しいところですね。
ソーセージも美味しかったなあ。
メルヘン街道の一部として大変美しい町並みです。

アメリカ人は何が気になるのか、そんな「ミュンヘン( Munchen )」を「ミュニック( Munich )」と言い、「バイエルン( Bayern )」を「バーバリアン( Barbarian )」と言います。

発音を変えるだけでは気がすまず、スペルまで変えてしまいました。

平穏な生活の中で、突然現れるアメリカ人の思うがままに創造した言葉というのは、単にわがままのような気がしますが。
ここでしか聞かない言葉なので少し不思議です。

他の国々の方は皆さん「ミュンヘン」は「ミュンヘン」だもん。

でもね「コストコ」じゃなくて「コスコ」はやっぱり「コスコ」なので、機会があったら「コスコ」って呼んでやって下さい。











マッスル( Mussel )「ムール貝」特盛パスタ

*筋肉( Muscle )と全く同音です