今日は、マンハッタン、ウェストヴィレッジにある、ヘアーサロンに髪を切りに行きました。
もし私の部屋の間取りを、このウェストヴィレッジに持ってきた場合、月30万円をゆうに超えてしまうという、マンハッタンではとんでもなく平均的なお家賃のエリアでございます。
車を維持するには非常に難度性の高い美しい情緒ある石畳のストリート、築100年は超えているであろう趣のある、映画によく出てくる住宅街でございます。
私はこのエリアが結構好きなんですね。
そんな中に、いつも行くヘアーサロンがございます。
約1年ほど前、私の担当のスタイリストさんが日本から渡米されたばかりの方に変わりまして、今日で3回目でした。
あら~1年に3回しかヘアーサロンに行ってないのですね。
若い頃は毎月行っていたのに。
しかしどうしてサロンでするマッサージってあんなに気持ちがいいのでしょうか。
シャンプー台で、あっついタオルを首の下に敷いて、髪の生え際からつむじにかけてグリグリするんですよ。
もっとやって~。
それが終わると、鏡の前に座って、肩から腕にかけて、モミモミ。
ほぐれてます~。
次に首の後ろをグイグイつまみ上げるように、ぎゅうう~。
そこなのよ~。
もうこれだけでここに来たかいがあるってもんです。
このヘアースタイリストさんは、5年以上の美容師の経験が日本であり、その場合、手続きをすれば、アメリカの免許がおりるという、日本の技術を信頼されてか、個人の技術の善し悪しに関係なく、現在こちらで仕事がちゃんとできております。
それでも、私はカットもスタイルもいつものように大変お気に召し、会計の時になりました。
請求金額が異常に安くなっていました。
いつもは$90(約8640円)なんですけど、今日請求されたのは$70(約6720円)でした。
「いつもより2000円近く($20)も安いよ。どうしたの?」
「いや~じつは僕、日本では前の金額くらい貰ってたんっすけど、NYのお客さんの拡大っていうか、日本人の髪質とは全然違ってなかなか出来上がりにまだ技術が追いついてってないな~って思ってですね、同じ金額を頂くわけにはいかないことになったんっすよ。英語もまだそんなに上達してないっすから。」
「あら。」
「いろいろあるんっすよ。」
「人種もいろいろだしね。でもそれって、結構きついじゃんね。」
「あはは。(無言涙)」
「いろいろね~。わかるわ~。」
「くぅ・・・・。(無言号泣)」
ふと私は15年前、旅行でNYに来て、ヘアーサロンに行ったことを思い出しました。
当時では桁外れな$100(約9600円)をヘアーカット代として請求されたのです。
「フレデリック・フェッカイ」という名前をご存知の方もいらっしゃると思います。
あそこに行ったんですよ~。
15年前でヘアーカットが9600円ってどうよ。(それでも安い方でした)
そこで、パリ店で長らく修行をつんで、NY店に移動になったばかりの日本人のスタイリストさんに切ってもらいました。
パリから移動になるくらいだからよっぽど上手なんだろうな~と思ったのがとんだ間違い。
今いつも切ってもらってる方とは逆ですね。
ユーロな髪質しか知らないそのスタイリストさんは、私のアジアな髪質に立ち向かうのは初めてだったんでしょう。
サロンにはアジアのお客さんは一人もいませんでした。
出来映えは、見事に気に入りませんでした。
9600円かえせ~。
それでも、このフレデリック・フェッカイの愛弟子は、人種のるつぼNY髪質を相手にメキメキと腕を上げ、現在一回のヘアーカットのお値段、$300(約28800円)を超えますです。
単純にすごい。
人間、手に職をつけていれば食いっぱぐれはないとは言いますが、何処で修行して、何処で花を咲かせるかもその人の生きる道なんですね。
私のヘアーリストは1年にして壁にぶち当たっております。
いい腕を持ってますがね。
15年後が楽しみです。つったって、私はさすがにNYにはいまい。
沢田研二様は大丈夫です。
歌は世界共通だもんね。


