タイムリミット30分 | 我が麗しき君と摩天楼

我が麗しき君と摩天楼

沢田研二さんへの想いを胸に秘め、ニューヨークに14年滞在後2013年帰国。
変わり果てた日本で逞しく生きる日々。

けんじくん2号「渚のラブレター」バージョンです。


思いのほか可愛らしく出来上がりました。

第1号「勝手にしやがれ」バージョンと違う所は、ホクロがコーヒー豆から大豆になったところですが、残念ながら黒く塗り残したところが見えてしまいました。

はい。

ご覧頂いておわかりのように、ま~だNYでは雪が降っております。

我が家近郊では本日の最大積雪3インチ(約7.6㎝)です。
でもアメリカ気象庁が発表した積雪は1インチ(約2.5㎝)でした。

間違っています。
私の測量の方が正しいのでお間違いのないように。

もう3月も後半ですが、積雪7.6㎝です。

これがNYなのです。

つい数日前はジャケットなんていらないかも~などと春のコートをまとっていた私ですが、スノーアラートが戻って参りました。

そして予想通り、NY州~私が住んでいるニュージャージー州間のバスが運行停止になりました。

勤務中だった私は、雪が降り始めた2時間後くらいから、iPhone搭載のバス会社のサイトで運行をチェックしておりました。

そして、出ました!

「今から30分後にバスは止まります。」

ぐえっ。

今よ、たった今出らにゃあ間に合わん。
いや、今出ても間に合わんかもしれん。
とりあえず出よう。

と思った時には同僚達からは「おつかれ~」というお言葉を頂きました。

「帰ります~~!」

ダッシュでまず地下鉄に急ぎました。

これがなかなか急げないのですね~降ったばかりの雪で道が滑って。


なんとか地下鉄構内に入り改札を通る頃、電車が来る音が「ゴゴゴゴーーーッ」。

これか!これに乗らねばならん!
これを逃せば絶対に間にあわん!

人にぶち当たりながら「失礼」「すみません」を連発しながら爆走致しました。

私が車両に乗り込む直前でドアの閉まる音が「ピーンポーーン」。

身体を横に滑らせながら突進したため、ドアが閉まった時は、右手に持っていた傘はコートとドアの間に挟まり、左肩にかけていたバッグは3分の2、左半身が車両の外に出てしまいました。

ぐっ。くるしい。いたい。冷たい。服が汚れる。

車両の中にいた男性の方が閉まろうとするドアを押さえて下さり、なんとか全身車両に乗り込めました。

びっくらしました。

でもよかった。

ありがとう、アメリカ男子。

ぜいぜいと咳き込みながらバスターミナルのゲートに着くと、この日運行の最後のバス出発まで、あと5分に迫っていました。

まっ間に合った!

ヨロヨロとバスに乗り込もうと列に並び、搭乗が始まった頃、遠くで私の名前を呼ぶ男性がいました。

「kazuko~~~~~~~。」

だれよ。
今忙しいのよ。

そこには非常に無防備な表情でたたずむ、私と同じ街に住む、アレックスでした。

アレックス!あんたも間に合ったか!
よかったよかった!

「なにが~」

なにがってこのバスが今日最終なんだよ。
このあとはもう運行無いんだよ。

「なんで~」

雪だよ雪。
何も知らんのかこいつは!

「へ~~、そうなんだ~よかったよね~お互い間にあって~僕雪は好きさ~kazukoは~?」

好きも嫌いもないけど、こんな目にあった場合はどちらかというと嫌かも。
いや、そんなことじゃなくて。

「奇麗だよね~雪って。外で思いっきり遊びたくなるよ!」

遊ぶより今は無事に帰りたいぞ。

そんなどうでもいい会話をしている間、ドライバーは通常の3分の1くらいの速度(約時速40キロ)で雪道運転をハイウェー上で披露し、NJ州の街まで無事に着きました。

いつものことですが、マンハッタンを離れるにつれ雪深くなるのです。

路駐のアレックスの車にもっこりと積もった雪に右手を差してみると、中指がちょうど埋まりました。

車の雪掻きを二人でやり、アレックスの時速20キロもたもた運転で、我が家まで送ってくれました。
っていうか、通り道だけど。

タクシーは呼ばなくてよかったです。
今日のような日はタクシーはフル活動なので、いつ来るか全くわかりません。

一応アレックスに助けられました。

3時間も早く早退したことは同僚の皆様には申し訳ないのですが、ゆっくりシャワーも浴びれたもんね。

夕飯はレトルトカレーになりましたが、けんじくん2号という傑作な創作活動も出来ました。















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