今日も道を聞かれました。
あ、いや、「なんちゃら」という聞いたことのないお店の場所を聞かれました。
そんなもん、知るかい。
マンハッタンでは、都内に負けないほどの飲食店、装飾品店、食料品店、雑貨屋、などなど、常に入れ替わり立ち替わり、出入り移転が多いです。
店舗の正面には名前がちゃんと掲げられていますが、ここはNY、英語ならまだしも、人種のるつぼですからね。
様々なお国柄の様々なお店があるわけです。
しかもこんなにアジア100%の顔立ちの私に、ドイツ、フランス、ポルトガル、ロシア、なんかのお店の名前を聞かれても、知るはずがありません。
その前に、読めませんから。
もしかして行ったことのあるお店かもしれませんが、ちゃんとお店の名前を教えてもらって頭にインプットされていない限り、わかりません。
しかも、イタリアなまりでフランス名のお店を言われても、フランスなまりでドイツ名のお店を言われても、「知りません」としか私には言いようがありません。悪いけど。
アメリカの全てのストリートには名前が付いていますので、せめてそのストリート名、住所を言って頂けると答えようもあります。
特にマンハッタンと言うところは、常々感じるのですが、様々な言語が至る所で飛び交っております。
道を歩いていても、電車に乗っていても、世界各国の言語が溢れています。
私は一応100歩譲ってバイリンガルとするならば、それでも言葉の世界が狭いと感じることがあります。
ヨーロッパ系の方々にしたらトリプリンガルは普通だし、私の知り合いのギリシャ人のおばちゃんは7カ国語話します。
7カ国語でっせ~。
どんな頭しとんのかい。
英語、ギリシャ語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、ロシア語、ポルトガル語を常に話せるそうです。
私などは肩身が狭いのです。
先日も、電車に乗っていると、向い側に座っていた40代の二人の男性が普通に英語で会話をしていました。
そうすると会話の内容に熱が入ったのか、そのうちの一人の言葉が英語からイタリア語に変わりました。
「ほほ~やっぱりな~素敵なイタリア系のお顔してるわ~。」
この時点で私にはこの二人の会話の内容が全くわからなくなりました。
しばらく二人はイタリア語で話していましたが、もう一人の方がフランス語で話をし始めました。
連れのイタリア系のいい男も難なくフランス語で返します。
「おお~こいつらはトリプリンガルかい。すごいな~。かっこいいわ~。」
二人が着てるものまで素敵に見えてきました。
ちょっとして、その二人の斜め前に立っていた女性がスペイン語で二人に話しかけました。
二人は奇麗なねえちゃんに目の色を変え、スペイン語で返しました。
それからず~っと3人はスペイン語で楽しそうに話をしていました。
何を話しているやら、さっっっっっっぱりわかりません。
最初の頃は、それが何語なのかも解りませんでしたが、13年経って、今ようやく「〇〇〇〇語だ!!」と解るようになりました。
こんなんじゃあ何十年かかっても話すことは出来ないでしょうね。
ここだけの話、もろ一言挨拶くらいだったら、イタリア語、フランス語は出来るかも。
スペイン語は数字と非常に偏りのある簡単な単語もオッケーです。
NYの人達は、全くのあかの他人と会話をすることを楽しみますが、さらに輪をかけて、様々な言葉で会話をすることが出来るんですね。
極端な場合、英語で話しかけてフランス語やイタリア語で応える、という場面も頻繁に垣間見ます。
話の途中でところどころ言語を変える方も多いですね。
いかす~。
日本という外国語のない島国に生まれ育ち、躊躇しながらも、現在は平気で道行く人に話しかけることに抵抗は無くなりました。
さらにあつかましく人間関係を望むのであれば、英語だけではなく相手に合わせた言語を身につけることも、NYを楽しく生きる、ささやかな方法かもしれません。
本日の朝食。
フレンチカフェの「パストラミ・サンドイッチ」
アメリカのパストラミ・サンドイッチに比べてパストラミの量は激減、上品な味わいです。
