本の整理をしていたら、懐かしい本が出てきました…
なんだか読むと元気をもらえるんですよね。
1981年初版発行『一年一組せんせいあのね』鹿島和夫編 理論社
大阪のある小学一年生の詩が綴られています。素直でユーモアたっぷり、豊かな感性が溢れていて、子どもの純粋さと優しさに心が洗われます。
ちょっとだけご紹介
🍙
おにぎり
おかあさんのてが
やけどするぐらいあついごはんで
おにぎりつくったら
いちばんおいしいおにぎりになるねんで
たべるとき おにぎりが
やさしくたべれる
💪
じしん
さんかんびのひ
がっこうからかえったら
おかあさんに
「こたえがわかったときは
じしんをもって
しっかりてをあげなさい」と
いわれました
これからは
じしんをもってこたえようと
おもいました
せんせい じしんてなんですか
🙄
へんなこと
ねるときは
もっとおきときたいのに
おきるときは
もっとねたい
🤝
おとこどうし
ぼくがあそんでいるとき
ちんちんけがしてんで
それでおとうさんに
はんだぷらすと
はってもろてんで
おとこどうしやで
🍞🍞
おとうさん
おとうさんは
こめややのに
あさ パンをたべる
👏👏
おさいせん
おさいせんをいれるのは
かみさまも
おかねがすきなのです
🙇♂️
おとうさん
ぼくがおとうさんに
おこられようとき
おとうさんがおならをしたから
おとうさんがおかあさんに
おこられた
😾👽
かあさん
かあさんはせんたくすきや
あさもよるもせんたくする
そやけどいつもぶつぶついうて
せんたくする
ぼくらがよごしてばっかりやという
心でありがとうおもうとうのに
そんなこというから
くちでありがとういわれへん
これからつめたくなる
きをつけてしもやけにならんとってや
これもこころでいうてるだけ
🐚
かい
耳にかいをあてると
うみの音がきこえた
かいにはうみがはいっとんかな
うみにずっとすんどったから
うみの音がしみこんでいる
うみはかいにいのちをあげたんかな
🌕
おつきさま
おつきさまは
あんなにちいさいのに
せかいじゅうにみえる
☘️☘️🍀🍀🌱🌱🍃🍃
これらを書いた子どもたちは、多分、今四十代後半のはず…。
子どものときの観察眼や感性ってすごいなぁと思います。いつのまにか忘れちゃうんだな。
たまに読むと和みます。
…ああ、こうやって昔子どもだった私は夜更かしして、目がショボショボで、だるさが抜けない1日の朝を迎えてしまうのでした。(*_*)
そして、エンドレスに本が片付かない日々が続きます
bb.