無観客ライブ配信、高城れに『CongratuRenichan〜The 02 season 2020〜』と、ももいろクローバーZ「Behind closed doors『2020 次が始まり』を観た。

正直ももクロのライブに飢えていたので、どんなライブでも許容できる状態だったのだが、流石ももクロ。
スタッフも本人達も全く妥協してはいなかった。

はっきり言って今回のライブの形がコロナ後のライブの指針を示したのではないかと思えた。

自分に限らず、モノノフ達は相当ライブに飢えた状態だったのだから、通常のライブ(つまり舞台から観客席に向かっての決められた方向に向かう形)でも全く問題なかったはずだ。
しかし、ももクロもスタッフもそんなんで終わらせる訳がなかった。
カメラはステージ上を縦横無尽に動き、自由な視点でももクロを捉える。
ももクロもあえて観客の座っていない席に座ってトークする。
そして何より、ZOOMを使ってのモノノフの参加で双方向性を演出してみせる。
圧巻はアンコールの「走れ」でのももクロとモノノフの共演だ。
それは見事な観客との調和だった。
今できる最大のコミュニケーションをやってみせてくれた。
それはやはり、ももクロからモノノフへの、モノノフからももクロへの「絶対的な信頼感」が為せる技だったと思う。

そしてももクロの取った方法論は、コロナ後のライブの形を指し示す物になったと強く感じた。
演出も勿論だが、マスク着用もしくはマスク着けない場合には、アクリル板で仕切ってソーシャルディスタンスを守る徹底ぶり。
観る人を巻き込み、参加させ、自分たちも全力で楽しむ。

自慢してやるぞ。
みんな見たか?
ももクロとモノノフには、こんなに信頼関係があるんだぞ。
あの4人は俺たちモノノフの誇りだ。

夏菜子に今こそ伝えたいよ。

俺らモノノフの笑顔の理由は、間違いなく君たちだ。

と。

感動のライブだった。