OA以来だから何年ぶりだろう。
データを紐解くと93年2月13日と20日放送とある。
とすれば26年ぶりという事になる。
今回偶然手に入れ、改めて観てみたNHKのドラマ「私が愛したウルトラセブン 」。
当時は硬軟織り交ぜ、多分にフィクションのこの作品の意味がよく分からず、ただひたすらに田村英里子の印象ばかり強かった。
でも、今回観て感じるものがあった。

怪獣ブームの真っ只中、熱病にうなされるようにひたすら熱い現場に青春を捧げた人々。
そのど真ん中に運命に翻弄されながらヒロインとして生きたうら若き女優、菱見百合子。

時代の熱量が産み出した数々の奇跡。
その中でも永遠に残る金字塔「ウルトラセブン 」。
そこで若きスタッフ・演者たちは何を思って、何を目指して己の人生を賭けたのか。
その青春群像劇がこの作品なのだ。
そこから感じられるものはおそらくどの世代でも変わらない。

何だか今くよくよ悩んでいるのが馬鹿らしくなってきた。
俺も熱量のある生き方しなくちゃ。