子供にアンガーマネジメント受けさせたいという声を聞く事が多くなりました。
子どもの時からアンガーマネジメントを教えることは大切ですが、それ自体が親の「子供もアンガーマネジメントできるべき」という発想だけであればそれは親の「べき」です。
大切なのは子ども自身がアンガーマネジメントの必要性を感じているかということです。
感情のコントロールは一日で身につくものではありませんし、他の誰かが変わって何とかできるものでもなく、本人が一生続けていかなくてはいけないものです。
ですから、子ども自身が何のためにアンガーマネジメントをする必要があるのか知っておくことが大切なのです。
本人が「怒った後で落ち込んだり、悔やんだりして困っている」「怒りっぽいのを何とかしたいと思っている」のでしたらトレーニングを続けていくことができるでしょう。
子ども自身が怒りの問題に気づけるように、子どもがアンガーマネジメントに取り組む際、動機づけの一つとして、次の質問をしてみるのもよいでしょう。
①思うようにならないと大声を出したり、暴力的になったりしてしまう。
②怒るとなかなかおさまらず、エスカレートしてしまう。
③怒っていることを上手く伝えられない。
④普通にしていても怒っているように見えてしまう。
⑤怒ったあとケンカになるなど、よいことがなく嫌な気持ちになる。