シキが救った地球。生きる人たちの未来は──。
前号までのあらすじ…マザーを救い全宇宙を守るため、最後の世界"ユニバース0"へ移動したシキたち。強大な敵たちとの戦いを経て、通にマザーを救い元々の「地球」の姿に戻す。そしてこの世界では全員が生き続け、エデンズゼロの未来も救われたかかと思われたその時、ピーノは静かに機能を停止して…。その一方で、シキにより滅亡を免れた地球では──?
扉絵
扉絵は、「う」と言っている元ベリアル・ゴア組。
これにて「ありがとう」が完成しました。
次号巻頭カラー最終話を待つだけとなり、作品からの「ありがとう」というメッセージを受け取ります。
「ありがとう」は、こちらの気持ち〜!
EDENSZEROも例に漏れず、自分にとって特別な作品となりました。
ここまで読んでくる事ができて良かった…!
前回までで冒険組&四煌星の組み合わせは終わっていたので、最後の一枠を誰が担うのか分からなかった。
個人的には前回予想してた通りの元ベリアル・ゴア組…!
冒険組&四煌星の時点で元ベリアル・ゴア組も入れた組み合わせにしてほしかったなーという寂しい気持ちはあったので、嬉しい選出。
彼等3人ももう歴とした仲間ではあったので、ちゃんと感謝すべきメンツに含まれていて感動しました。
「出会い、深まり、友達に。」という煽り文も良い。
彼等こそ「それでも手をのばしてきたら…どんな奴だって友達になれるかもしれないだろ」の象徴のような存在でしたね。
かつて敵だったのに、友達になれた存在がいたから、シキも最終的に時喰み(レベッカだと知る前)と友達になれる可能性を考える事ができたんじゃないかと思います。
何気に物語の中で大きかった存在。感謝です。
星の滅亡を防ぐ
時喰みによって星だった頃に時間が戻った地球。
元々マザーを地球に戻し、変わらない運命をエデンズゼロの技術力で救うというのが最後のミッションでした。
マザーを地球に戻した時点でもう「救われた」という扱いだったので、そこはカットされたのかと思っていたんですけど(実際そういうくだりがあったとしても1番肝心なのは時喰みにマザーを喰わせる事なので)、完結まであと2話を目前に描写。
流石にそこは外せませんでしたかね。
比較的最終盤になって明示された目標で、そこは丁寧に描写された。
星を救う為、地球に魔王四煌星が降り立ちます。
まず気になったのは、この時系列。
描写の順番としては、エデンズゼロに帰還→ピーノが機能を停止の後に描かれているのですが、意識を失ったピーノを泣いて抱きしめているシキの姿が今回のラストページに描かれているのをどう解釈するか。
ピーノが意識を失っているのはすぐ気付くと思いますし、ボロボロの服装からも前回の直後に起こった出来事だと思います。
その間で魔王四煌星が地球に降り立ち星を救ったとは思えない。
個人的にありそうだと思ったのは、ピーノが機能を停止→シキが泣いて抱きしめる→今回冒頭の魔王四煌星が地球で自分のオリジナルと出会うという流れ。
順序を意図的に変えて描いてる可能性。
基本的には順序通りに描くと思いますが、もうあと2話という本当に最終局面。
描くべき情報を残された尺で詰め込む為にこういう構成にしたのではないかと思いました。
事実、地球を救うというラストミッション、魔王四煌星の自分のモデルとの交流、シキレベ転生エンドっぽい描写やピーノの夢の果て、ピーノの死に悲しむシキという情報量の濃い回になっている。
そもそも「16年後」の時点で、シキ達がマザーを救ったタイミングより未来の話ですし、もっと言えば地球は二万年前の話なのだけど。
そういう意味でも「この物語において"時"はあまり意味を持たない」という事なのか。
何にしても地球を救う流れがしっかり描かれて良かったです。
暗黒時代とか桜舞星騎士団とか結局何だったのって伏線が未回収のまま終わるのも視野に入れてる段階だから。肝心のストーリーのメインラインは回収されて良かった!
もう1人の自分との出会い
魔王四煌星に会った元のモデルとなった人間達のリアクションも面白い。
そりゃあんな反応になるw
自分と瓜二つの姿をした相手と出会うとか、現代であり得ないですからね。もしかしたら未来ではアンドロイドが生まれてそういう事も実現されるかもしれませんが。
「はぁ?」と普段のクールなユナらしくないギャグ顔で驚いているのがツボ。
これめっちゃ感情出てるな。
ユナなんて地球では「博士」とされてて頭が良く理知的だろうに、そんなユナでも受け入れられない衝撃的さ。
あそこまでのオーバーリアクションが何も誇張じゃない、自分自身感情移入共感して受け取れて面白かったですw
イヴリィの前にはシスターが登場。
「この星の医療者治せねぇ病気もオレなら治せるぜ」と助けに来てくれました。
イヴリィの病気はシスターがいなくても完治しますが、よく考えたらそれは地球を助ける為のルートに入ったから生まれた事象ではありましたね。
そう考えると魔王四煌星が地球を救うとイヴリィの病気が治らない可能性が出てきて、そもそもわざわざこの時代にきたならイヴリィを救わない意味がないですし、他でもないシスターだから自分のオリジナルを救える必然性があって良いですね。
「この星の医療じゃ治せねぇ病気もオレなら治せるぜ」の頼もしさ!
改めてスペースファンタジー世界観の人間が現代の地球にきたら科学力がオーバースペックで、まるで魔法のような力に"奇蹟"を感じました。
同様にウィッチ、ハーミットも自分のモデルに接触。
こちらはどちらかというとその後の星の危機を知らせ救いに来た話がメインで特に何の変哲もなかったですね。
時喰みは厳密に言うとタイムトラベルではないのですが、未来から来たタイムトラベラーとの遭遇のような感覚が面白いです。
ユナに続いて「そんな話信じられる訳…」と到底理解できないでいるリグレットのリアクションも共感強いです。
現代の感覚からするとフィクションでしかあり得ない話で、感情にリアルな迫真さを感じます。
地球を救う方法
「まあこれを見て」と手に持ったキューブは、B・キューブ?
自分自身、レベッカのB・キューブ(もしかしたらエーテリオンの方かもしれない)が過去の時代に落ちて、そこでループされた宇宙が完成されると思っているので、一瞬ここできたかと思っちゃいました。
しかし、キューブのデザインがレベッカのものとは違いますので、あり得ないですね。
これは、単に地球の未来を記録したアイテムか。
キューブから星の未来を映した記録が立体的に出力され、EDENSZEROらしい世界観。
こういうのいかにもSF的ですが、現代であるといったらプロジェクションマッピングぐらいで、まだまだ見れない映像美。
こんなの現代で見れたら異物感半端ないでしょうね。
星の危機をい知らせ、前述の通り地球を救う魔王四煌星。
「この星の科学力を遥かに超える技術を私たちは持ってるの」とドヤ顔で言うハーミットが可愛いです!
やっぱりハーミットはドヤ顔が似合う。
地球を救うのは「エーテルを正常化させる装置」。
「エーテルを正常化させる装置とは、グランベルのエーテル枯渇問題を解決した「エーテルを循環させる装置」でしょうか?
元々地球が滅ぶ要因は「エーテルの枯渇」だとされています。
人間達が戦争を繰り返し、自然を破壊し、その結果エーテルが枯渇したとマザーは語っていました。
「エーテルの枯渇」という点でグランベルと地球は共通していて、グランベルの問題を解決した「エーテルを循環させる装置」であればクリアできるんじゃないでしょうか。
まぁ「エーテルを正常化させる装置」と言っているので、少しニュアンスは違いますが。
しかしこの「エーテルを正常化させる」という事が同時に「エーテルを循環させる」意味を持っているなら、同一のものである可能性もあると思います。
何よりそう解釈した方が綺麗。
紆余曲折経たこの宇宙ではグランベルの機械が機能を停止しなかったからこそマザーを救えた事になります。言ってしまえばユニバース3までのシキ達じゃ到達したってマザーを救う事はできなかった証明でもある。
魔王四煌星のモデルとの交流
「それにしても何で私のモデルはサーファーなのだ」は言いましたね〜!
それずっと思ってた!
ビジュアルから何となくそういうキャラ設定にしたのでしょうか。
真島先生も違和感あるなって思いながら描いていた事が伝わってきます(笑)
「剣術の師範」とかもあったと思いますけどね。でもそこまでガチだと「学者」にはならず、ミオが接触してくる事もなかったか。
そもそもこの「学者」という設定こそ、ヴァルキリーから出てくる属性とは思えないですが…!
ここはちょっとメタ的な事言ってる面白さがありました。
「オレが病人ねぇ」「オレがシスターねえ」というリアクションも完全に同じ表情してて、同一人物。
治す側/治される側というのは対照的ですが、この二人に関しては性格人柄は全く同じでしたかね。
見つめ合って同じ顔してる親和性が半端なかった。
「ここは…魔王様の故郷ですから」…そうウィッチに聞かされた時の「み…未来ってそんなファンタジーな世界なの!?」というリグレットの反応も面白い。
「魔王」って、あの「魔王」ですものねw
ドラクエみたいな世界観が未来で広がってるのかと想像もしてしまう。
EDENSZERO1話を読んだ時の感覚を思い出した。
今作はそんなコテコテのファンタジーな存在がいるのかと思った覚えがあります。しかもそれが宇宙を旅するファンタジーという異色さ。妙に噛み合ってないけどだからこそ独特の魅力がある。
「魔王!!?み…未来ってそんなファンタジーな世界なの!?」にはそういうEZの原初的感覚が呼び起こされました。
争う必要のない世界
ウィザードのオリジナルであるレナードと対面してわざと顔を伏せて見せないようにして後にした対応も好きで、タイムパラドックス云々が発生するからってわけではないですが、意中の相手と同じ顔をした人物がいるというレナードからしたら複雑な心境を想像しての気遣いに見えました。
直接言葉は交わさないけど、レナード(ウィザード)の幸せを願ってるようなウィッチの対応が好きです。望まぬ運命を強いられた二人だけど、ウィッチ自身ウィザードの事を尊重して幸せを祈っているのだなと感じました。
ウィザードを倒した時、ウィッチは「もしかしたら私たちが争う必要がない世界が…あったかもしれませんね」と直感的に感じていました。
魔王四黒星にはモデルとなった人間の記憶が奥底で部分的に眠っていたので、もしかしたら魔王四煌星にも同じ部分があり、恋仲だった特別な想いが呼び起こされそう感じたのかもしれません。
何より「元気な赤ちゃんを産んでね」というメッセージが特別です。
この言葉にはリグレットとレナードの幸せを願う意味と、その背景にウィザードの無念があり、加えて魔王様のもう一つの未来がありますよね。
ウィッチは身も心もシキの母親だったと分かり、だからこそシキの誕生に希望を持ってる。
このシーンの髪の毛で目元を見せない表情が特別で、見えないからこそその感情の特別さが感じられました。
もう1人の自分の恋人と言えるレナード(ウィザード)。
言葉を交わしたりはしなかったけど、一目見る事ができて良かった…そんな気持ちがあったのではないでしょうか。
目元は見れないものの、ウィッチの満足げな笑顔が想像できる描写で、心の内に秘めた大切な想いを感じます。
もう1人の自分の幸せを願いながら、隣にいたかもしれない相手へ想いを馳せていたのかもしれません。
16年後の出会い
未来から来たアンドロイドによって星が救われたあの日から歳月は経ち「16年後」。
16年経ったリグレット達が登場します。
ユナ…渋いイケオバお姉さんになってる!洋画のゾンビモノとかで戦ってほしい風貌。
ミオは、30代前半ぐらいでしょうか?童顔なタイプでおばさんになってくタイプだ!ハーミットらしい童顔なんだけど、しっかり歳を重ねてる事も分かるビジュアルで、30代前半のミオとして解像度が高い。
イヴリィはナースになってる!クーパーが治療してくれてたし、シスターには救われたし、二人の恩人の姿を追いかけたのかな。出会った時点では治してもらう側の人間だったけど、今では治す側として恩返しをしてるような人生が想像できてグッとくる。
リグレットは、うーん…横顔の一コマ過ぎてあまり変化が感じられない!しかし、息子が高校生になった今でも綺麗で美しくて、同級生がシキの母親と会ったらドキドキしちゃうじゃん(?)。綺麗でかっこいいママ、良いですね〜。
シキが行くのはどうせなら日本が良い気持ちもありましたが、流石にリグレットが住んでるのはニューヨークだと思われますので、そっちの学校ですかね。校舎も明らか日本じゃないしな。
黒髪の少年は登校し、ちょうど自撮り棒つけたスマホで撮影してる少女とすれ違いざまに肩が当たり、その少女は「レベッカ」。
この地球にレベッカと瓜二つの姿をした少女がいました。
少女はレベッカと同じように何かの撮影をしていた。
自撮り棒をつけたスマホに向かってピースしてるところから、レベッカと同じように動画撮影の類ではないかと思います。「高校に入学してみた!」とか。
名前は出ていませんが、どう考えても「レベッカ」ですよね。
自分達のよく知るレベッカと同一人物というわけじゃないですが、やはりシキという少年は、どの時代どんな世界を生きていたってレベッカという少女に出会う。
思い出したのは「マザーにたどり着いた者はもう一度生まれる」という伝説。
結局あの言葉の真意は分かっていません。しかしこうなると、結果的にレベッカはマザーに出会って地球で生きる少女としてもう一度生まれたのかなとも解釈できました。
よく知るレベッカと同一人物というわけじゃないですが、同じ特徴を持った少女が、やはりシキと何かの重力に引かれ合うように出会う。
マザーの伝説の真意は分からないですが、もしかしたらこのレベッカ(とピーノ)の存在が、二万年後のシキ達が四季大宇宙で生きる時代において「マザーにたどり着いた者はもう一度生まれる」という伝説に引き継がれていったんですかね。
何にしてもやっぱり出会うのが二人が運命的過ぎて、シキとレベッカらしい神話の幕引きに感動しました。いつしか妄想した事のある転生エンドみたいな絵面…!
人間になったピーノ
地球でのシキとレベッカの出会い。
ちょうど今日入学する二人はすぐに意気投合し話していると、後ろから「お姉ちゃーん!!」と声をかける少女がいます。
少女のビジュアルはそれこそ明確に言われてはいませんが、どう見てもピーノ。
ピーノらしい丸い眉毛、くりんとした瞳、兎の耳のようなカチューシャ、アニメにハマってる影響でシキの事を「ご主人」と呼び、共通しています。
ピーノが「人間になる」夢を叶えた…!?
てっきり人間になるとしたら、デジタリスのアバターの時の姿になるんじゃないかと思っていたんですけど、思い返すとあの時の姿は髪型が現実離れしてるのでゲームのアバターでしかあり得ないヘアスタイルでしたかね。
それでもこの少女ピーノが成長するとデジタリスのアバターの時のようになりそうだ。
何故この場にピーノがいるのか。
レベッカに関しては「マザーに出会ってもう一度生まれる」という意味が回収されたのかなと思いましたが、ピーノに関しては元々「人間になりたい」という夢を持っていたので、これこそマザーが最後に叶えてくれたものだったのではないかと思います。
「マザーに叶えられない願いは無いと言われています」…かつてシャオメイはそう言っていました。
しかし「地球」と正体が分かった今でも本当に願いなんて叶えてくれたのかよく分かりません。地球にそこまで万能な力はないように思う。
だからあれはシャオメイがシキ達をマザーに導く為のブラフだったのではないかと思っているのですが、その一方でピーノの人間になるという夢だけはマザーが地球だから唯一叶えてあげる事ができたものだったのかもしれない。
産んだのはピーノとレベッカの母親でマザーではありません。
しかし、元を返せばそもそも滅んでいたはずの星で、それがシキ達のおかげで違った未来に進み、であるなら本来生まれなかったはずの生命も多少なりとも変化が起きていそうなんです。
地球という大きな土台を担ってるマザー。マザーの中にもあるであろう「生命創造の力」で、ピーノのある種の転生を叶えたのではないでしょうか。
ピーノの夢に関しては、やはりこういうかたちになるかなという印象です。
種を超越するなんて到底実現不可能な夢で、それを唯一叶える道筋を想像すると、シキ達が本来生きていない世界での転生ぐらいしかないかなと思っていました。
それが二万年前の地球は想定外過ぎますが!最後まで物語のスケールが大き過ぎる…!!
友達は終わらない
ピーノやレベッカと出会った地球のシキ。
シキを「ご主人」と呼ぶのはどう考えても「最近ハマってる変なアニメが原因じゃない」と読者だけは分かっていて、その様を見届けているのが不思議な感覚です。
この世界のシキ達からするとこれがリアルタイムで起こってる「初めて」だけど、ずっと読んできた自分達はそうじゃない事を知ってる。
この瞬間がどれだけ特別で尊いかを知っている。
作中のシキ達との間に不思議な温度差があって、特殊な感覚。
それぞれ何も意識してないけど、もう一人の自分達が戦い抜いた証がそこにあるんです。
やっぱり読後感は転生エンドだなと思います。
当人は何も知らないけど、読者だけは全てを知ってるという感覚がツボ。めっちゃ壮大な終わり方でした。
「よかったら二人ともオレの友達になってくれないか」というシキらしい言葉で、ここでも「友達」が始まり、最後は現代に時間が戻り「ご主人…おやすみなさい…」と眠りにつくピーノとそれを抱きしめるシキ。
二万年前の本来滅ぶはずだった地球で叶えたピーノの人間としての生、それは現代でのピーノの機械としての死を意味していました。
夢が叶うと同時にシキ達との別れを意味していた。
前回、エデンズワンを破壊するという役目を終え眠りについたピーノ。
あのタイミングでピーノが退場した物語上の意味は「人間になる」という夢を叶える為だと思ってはいますが、それでも悲しい。
ある意味ユニバース0唯一の死者になってしまったかなと思います。
普段の真島作品なら絶対最終話で生き返るでしょ〜!ってところなんですけど、今回は地球で夢を叶えて亡くなったのが絶妙。
厳密に言うとユニバース0は「誰もが死なない世界」ではないんです。人も機械もいつしか死ぬ、その死をどう遂げるかが大事。
シキはしきりに何度も言っていました。ユニバース0は「誰もが幸せになれる世界」なのだと。
そういう意味でここでピーノが死んだからといって物語の意義は損なわれないのです。ピーノは「人間になる」という夢を叶えて幸せになったから。
しかし、もう会う事ができないのは寂しく、どうしても受け入れ難い気持ちにさせられて、もう感情がぐちゃぐちゃです。
理屈では分かってるのに、どうしても心の整理がつかない。
1話の中で自分の大好きな台詞の一つであるマイケルの言葉を思い出しました。
「こんなに悲しい気持ちになるなら…こんなに淋しい気持ちになるなら…心なんていらなかったのに……」。
今まさに「心」あるが故に情緒狂わされています。幸せになったのは分かってるけどどうしてもピーノとの別れが悲し過ぎるよ〜〜!!!
未来は救われ幸せを送る地球。その一方でピーノは目を覚まさず…。シキたちエデンズゼロの未来は──。次号完結!表紙&巻頭カラーでお届け!!
ついに!ラスト!!!
うわぁ〜〜〜終わってしまう〜〜〜。
今回でここでの次回予想的な事をちょっと書くのも最後です(毎度大した事書いてないですが)。
最後は毎度の如く数年後大団円になりそうですが、気になるのはピーノはあれで本当に終わりなのかって部分と、シキとレベッカが最終的にどんな関係になるかかな。
シキレベはもっと明確に描いてほしい!というか、RAVEもFAIRYTAILも主人公ヒロインの最終的な答えを描いて終わったので、始まりが出会いだったなら最後はその出会いの果てを描くの必然なのでは??
あとピーノ。これに関してはもう願望なのだと思う。あれで終わりってのは少し寂しい。でも物語としてはどこまでも綺麗で蒸し返さない方が良いよなってジレンマを抱えてます。せめて現代を生きてるシキ達にピーノが救われた事を知る事できないだろうか。
次回ついに旅が終わります。
楓宇宙編で「後半に入った」と告知されてからずっと「もっと続いてほしかったな」という気持ちも強かったのですが、ここまで読み終えると、結末が綺麗で満足してるのもあってか、何だかんだ長く冒険してきたな…って気分になってきました。
シキ達と会える最後の機会、最後は笑顔でバイバイしたいなと思います。