扉絵
扉絵は、荷車に乗って移動するアゼル&エマ。
アゼルが乗り物酔いしてるって『FAIRYTAIL』のナツ?(笑)※ナツは乗り物酔いが弱点
謎の共通点w
FAIRYTAILで何億回も見た光景ですね。
オリビア商店のマガネコ
お、マガネコは本当に目に傷のあるエマのお姉ちゃんの相棒と同じものなんだ。
てっきりウエイトレスの見間違いってオチなのかと思っていたけど、本当に同じ姿しててビックリした。
それもオリビア商店に来てちょっと探索してたらいきなり出てくるから、そんなにいきなり話の核心に触れて良いの!?って感覚だった。
このマガネコは目に傷がついているけど、本当にお姉ちゃんの相棒かというとそれはまだよく分からないみたい。
オリビアが一ヶ月前に迷ってるところを保護したそうなんだけど、エマが「おいで 私の事覚えてる?」と手を差し伸べると、指を噛んで警戒してるし、真偽は不明。
この警戒心の強さだったり、迷っていたという話を聞くに、もしかしたらこのマガネコは何か事件に巻き込まれて記憶喪失になってたりするのかな?
自分の記憶を失っていて、何も分からないからこそ、周りを異常に警戒しているんじゃないかと感じた。
とすると、エマの事を覚えていないのも説明がつく。
それだけの障害があるとなると、このマガネコが本当にエマのお姉ちゃんの相棒である可能性は高いかな?
いきなり核心に近づくのは時期尚早に感じるけど、記憶を失っているのだとしたら納得できる。
何も覚えていないからこそ、姉の元へエマを案内する事ができないし、あくまでアゼル達と同じ視点で旅のお供になる事ができるんじゃないかな。
今後、ふとしたタイミング何か思い出すとなったら、お姉ちゃんの元へ近づけるし、良いヒントになってくれそう。
オリビア
オリビア商店の看板娘・オリビアも出てきたね。
この人もゲーム本編のストーリーでお馴染み。
ゲームのストーリーだと、1章以降アゼルとエマはここのお得意さんです。
ゲーム本編だとアゼルとエマが出会ってから一年が経ち、ギルドハウスを手に入れた時にはオリビアと旧知の仲になっていたから、今回その出会いが紐解かれて面白かった…!
こういう原作補完にこそコミカライズの意義を感じます。
ゲーム本編のストーリーだと話の都合でいきなり1年時間が飛んだから、その間に起こった出来事を掘り返してくれるのは嬉しい。
このオリビア、コミカライズのストーリーでは(もしかしたらゲームのストーリーでも初対面の時はこうだったのかもしれない)、店の店主としてお金にがめつくなってるのが面白かったです。
エマが「このマガネコを保護する時誰か近くにいませんでした?」と質問すると「この回復薬は300Gになります♡」と言って売りつけてきました。
困惑するエマを他所に「300Gになりまーす」と繰り返して「質問に答えてほしかったら商品を買ってください」と暗にアピールしています。
漫画とかでがめつい店主がよくやるやつですねw
こっちも商売でやってるんだからと、情報も交換条件で売りつけてくる。
リアルで対面したらウザさ極まりないと思いますが、漫画の登場人物としてはキャラが濃くて好きです。
どんな時でも「お金」のことしか考えていない。それをあの優しい笑顔を見せてるオリビアがしてるんだから面白かったです。
笑顔が眩しすぎて、一周回って清々しかったですもんw
完全に割り切ってやってるのが伝わって好感すらありました。
オリビアの依頼
エマにとって大切な手がかりとなるマガネコ。
話を聞いたオリビアも「そういう理由なら仕方ないわね」と言って譲渡してくれました。「3億G」で(笑)
ゲトメア世界のお金の相場が分からないですが、直前で回復薬を「300G」で売っていたあたり、半端ない金額なのは数字を見ただけで想像ができます。
実際、エマも「お城が経つ金額じゃない!!」と言っていたので、破格ですね。
本来、物を売る値段じゃない。
オリビアもこれはあくまで冗談として言って、次の提案を飲んでもらう為に言ったんですかね。
心理学で最初に絶対断られるほどの大きな要求をしてから、断られたら小さな要求に変える「ドア・イン・ザ・フェイス」という交渉術がありますけど、オリビアもそれを活用したんでしょうか?
エマも言っていた通り「お城が経つ金額」なんて「払えるワケない」し、それなら「もし私の依頼を受けてくれるならタダで譲ってあげてもいいわ」と提案を変えました。
それは、レムリアスに住む「ボアクリフ」の牙を取ってくること。
理由は、ボアクリフの牙はとても貴重で高く売れるかららしいです。
何か薬品を作る為の材料として必要とかではなくて、完全にそのままお金儲け狙いなんですねw
こういうの何かの材料として必要ってのがベタだと思っていたんですけど、オリビアの瞳は完全に「G」マークになってて笑いました。
どっちでも話は変わらないけど、こっちの方がお金にがめついオリビアらしいかもしれません。
ボアクリフ
目的のボアクリフは、まさかの戦闘描写もないままアゼルが倒してしまい、実はそれより大物の巨大ボアクリフが生息してたって展開はモンハンオラージュっぽい…!
真島先生のモンハンとのタイアップ作品『モンスターハンターオラージュ』でも似たような展開がありました。
イャンクックの討伐依頼で来たら、真の大将はリオレイアだったという展開。
最初目的として聞いていたモンスターはザコで、実はそれよりもっと大物が控えていたって話の進み方がモンハンオラージュっぽいです。
本来町のハンターなら誰でも倒せるレベルのデルマイオスが実は幼体で更に巨体な種が生息していたという話もありましたし。
今回のボアクリフを秒殺してから出てきた超巨大ボアクリフにはめちゃくちゃモンハンオラージュの既視感を覚えました。
急遽炎が突進してきたような災害。
アゼルがエマを助けて回避した事で難を逃れましたが、あの大きさの炎が凄い勢いで加速して動くって厄介ですね。
アゼルやエマが足元サイズの巨大ボアクリフ。
でけー!!
見開き2ページ使ってその姿を現したボアクリフのインパクト半端なかったです。
あまりに大きすぎる…。
こんなのゲームにもいないですよ(笑)
良いですね〜!こういうゲームをやってる読者も驚かせてくる展開!
一筋縄ではいかないナイトメア討伐。
それを上から見守るオリビアは「さーてお手並み拝見」と呟いていて、大物感…!
オリビアがボアクリフの討伐を依頼したのはもしかしてお金儲けの他にアゼルとエマのお手並みを拝見する意味があったという事かな…?
当初の想定が覆される感覚が面白い…!
一体オリビアの本当の狙いは何なのだろう。