扉絵
扉絵は、グレイ&フリードという妖精の尻尾屈指のイケメンコンビ。
これは、執事の格好なんでしょうか?
「仰せのままに」と言ってるかのように、仕えてる感じが良いですね。
この二人、真っ当にイケメンだからこういう衣装似合うなぁ。
スザク
スザクさん、全裸ネタがツボって面白いな…。
大爆笑してるような感じではないけど、静かに笑いを堪えて「愉快!!」なんて言ってる。
そんなピンポイントなww
ある意味、グレイと出会う為に生まれてきたかのようなキャラクターだ…!
確かに、ハッピーもふろしきしかしてないから、全裸のようなものと言えるかもしれない。
でも、本来猫って全裸が普通じゃないかw
むしろ、ここに関しては服着た猫のシャルルの方が面白い存在な気がする。
多分、一回ツボに入っちゃったから、今は思わず何でも笑いどころを見出してしまうような状態に陥ってるんじゃないですかね。
共感は、できなくもない(笑)
「異世界転生」なんてワードが、真島作品で飛び出すのもビックリしましたね。
今、アニメでは大ブームのジャンル「異世界転生」。
むしろ、FAIRYTAILの世界なんて、転生されてくる方の世界だと思うので、「異世界転生」なんて概念が存在してる事に驚きました。
多分、現実世界の異世界とはちょっと違ったものなんだろうなぁ。
にしても、この全体的なユルさと天然変人っぷりが実に真島作品らしい真面目キャラだなー。
真面目なんだけど、堅物じゃなく、親しみが湧くような魅力も兼ね備えているのが、真島作品らしい。
こういうキャラクター、凄く好きです。
掛け合いも面白いので、またこんな風に喋れる時がきたら良いな。
スザクの攻撃を仕掛ける動機
前回ラストの時点で、戦う事になるんだろうなと想像はついていましたが、その戦う動機も変に勘違いとかじゃなくて良かったです。
ナツは個人的には予想通り、自分達の受けた仕事だからと他の者が討伐する事を拒否していましたし、スザクも「妖精の尻尾は仲間を傷つけた敵」と認識している事が今回分かりました。
77話では「邪魔をするなら妖精の尻尾も斬る」とだけしか言っていませんでしたが、仮に邪魔をしなかったとしても、「ギルドの仲間を傷つけた敵」として最初から良い印象は抱いていなかったようですね。
「仲間を傷つけたから」って動機は、本来ナツ達が言うような言葉なのも面白いです。
その実は、そもそも攻撃を仕掛けてきたのはディアボロスだし、ナツ達に非があるわけじゃないですが、普段ナツ達が仲間の為に戦っている分、スザクがそう行動する理由もよく分かる。
確かに仲間を傷つけられたら、黙っちゃいられない。
そういう意味で、「セレーネ討伐の邪魔をしたから」以上に納得できる戦闘する理由が用意されていた気がします。
変に茶番っぽさがなくて、戦いを自然に受け入れる事ができた。
エルザvs.スザク
スザクは、エルザが自分の剣に反応した事に対して驚いていましたけど、それは尋常ならざる自分の剣の早さを止めた事から感じたんでしょうね。
77話でも白滅の里を襲ったツメアカの怪物を一瞬で斬り、斬った瞬間にはもう剣を鞘に収めていました。
敵が認識する間も無く斬る、それがスザクの専売特許なのだと思います。
エルザも黒魔術教団のジュローム戦では、剣が触れた事を相手に気づかせないレベルの早業を見せていましたが、鞘まで収めてる描写的にスザクの方が早いと解釈する事ができるかな。
最もエルザの方は、鞘などなかったので、鞘に収めるというアクションがそもそも存在しないのですが、描写としてそこまでの早さを見せつける為にスザクには鞘を持たせたと捉える事ができます。
元々エルザ以上の剣技の早さを誇るという設定で作れらたキャラクターなのかもしれません。
エルザもスザクの剣には、鞘から抜く直前ぐらいで「!!」と攻撃に気づいていますね。
だからこそ、瞬時に斬撃を止める事ができた。
その時点でスザクの方はもう剣を鞘に収めているんだから、めちゃくちゃ早い。
あの時点で気づけたのは、エルザの豊富な戦闘経験によるものなんでしょうか。
同じ剣士として、そのタイプにいち早く気づけたのもあるかもしれません。
あとは、滲み出る殺気のようなものを感じ取ったというのも考えられるかな?
何にしても、あのメンバーの中で唯一斬撃に反応できたんだから、流石エルザです。
ただ、その攻撃力の高さだけは止める事は成功しなかった。
エルザの持っていた紅桜は折れ、そのまま斬撃をその身に受けましたね。
スザク、スピード特化かと思ったら攻撃力も高いんだなー…。
エルザが押し負けるんだから、相当な手練れだと想像できます。
ナツvs.スザク
怒って殴りかかったナツも圧倒的瞬殺です。
単に殴りかかっただけのナツは、エルザのように一瞬斬撃を止めるような事もできませんでした。
このスザクがナツを切り裂いたシーンも見入りますね。
ちょっと斜めってる画面にスザクが佇んで、その後ろにナツの体から斜めに血が飛び散ってる。
何だか構図が、ちょっと芸術的にすら感じるレベル。
真ん前にいるスザクと後方にいるナツの距離感に遠近感を感じますし、飛び散った血もまるで墨で描かれたアートかのように綺麗なエフェクトの役割を担っています。
上手く言えないけど、このコマはいくつも芸術的な手法が用いられているんじゃないか…という気がする。
単に漫画の絵としてだけじゃなく、それ以上に惹かれる何かがありました。
ディアボロスの幹部という事もあって、これだけどうしようもなさそうな強さが描写されたドラゴンイーターは初じゃないかな。
これまではどこか一つのステータスが特化していたりだとか、特殊な能力を持った初見殺しのようなタイプしかいなかった気がする。
だからこそ、これまでナツ達は苦戦を強いられても最終的に実力で勝つ事ができた。
ただ、今回のスザクはどうでしょうねー…。
直近で、月下美神のヨウコを単身で撃破したエルザを一撃で倒したというのがまあまあな絶望感があります。
今回ラストだと、セレーネとの戦いになったので免れたけど、次戦った時はナツ達はスザクを退ける事が叶うかどうか。
一時退却する妖精の尻尾と追いかける月下美神
戦況は、新たなステージへ。
スザクvs.セレーネ、月下美神のハクネとミミはナツとエルザを抱えて一旦引いたルーシィ達を追いかけます。
まず、妖精の尻尾vs.月下美神ですが、こちらも面白い構造になってきました。
月下美神の一人は、エルザが単身で倒した事で、もう格が落ちてきたような敵幹部ですが、妖精の尻尾は重傷のナツとエルザを抱えているというハンデを背負っています。
逃亡を余儀なくされていますが、このままいけばすぐに追いつかれてしまうでしょう。
そうなったら、戦うしかなくなる。
ナツとエルザという主力を失った中で戦うのは、そう簡単なものではないと思います。
ヨウコと同格の月下美神の実力は変わっていなくても、妖精の尻尾チームがダメージを喰らっているので、その難易度はヨウコ戦より上がってると言えるでしょう。
だから、自然と今後の月下美神との戦いはどうするんだろうと先が読めなくなってきました。
エルザも最終的には単身で倒せたし、残り二人も難なく倒せる予定調和になるかなと思っていたところで、新鮮なエッセンスを入れてきて、面白い展開です。
スザクvs.セレーネ、勃発!!
そして、スザクvs.セレーネ。
まさかのこのタイミングの衝突はびっくりなんですが、個人的にはスザクが月神竜編に参戦した時点で期待してた展開ではありましたw
もう普通のディアボロスのドラゴンイーターじゃ、単に五神竜の前哨戦にしかなっていなくて、その上位の幹部であるなら、今までにないようなインパクトを残してほしいと思っていたんですよねー。
そうなると、セレーネと戦って一度圧倒するぐらいの強さを見せつけてほしいな…と思ってます。
ま、流石に月神竜編のラスボスなので、完全に倒されるような事はないと思いますが、一先ずスザクには期待以上の有能ムーブを見せてほしい。
今回、ナツとエルザを一撃で倒すという最強っぷりを発揮してくれたので、自分の中では期待値が最大レートまで上昇してます。
いくら実力差があっても、このまま簡単にスザクが負けるような事はないでしょう。
絵としても展開としても、ラストページはアルバレス編のアイリーンvs.アクノロギアを彷彿としました。
488話の「少しは楽しませてくれるのかね」「ええ…十分に」ってやつ。
この最強格vs.最強格の敵同士の対決ってめちゃくちゃテンション上がりますよね。
主人公vs.ラスボスと違ってどっちが勝つか分からないから、何なら主人公の戦い以上にワクワクする。
どっちもどんな魔法を使うのか全然分かっていないので、楽しみです。
スザク、ある程度五神竜との戦いに食らいついてほしいな…!