日本で半年かけて、前歯のインプラントを治療して、9月の中旬に最後の仕上げで終了しました。
早速、ハリケーン・アーマの後の状態が気になって仕方なかったので、すぐにアメリカに戻りました。
今回は歯の治療の後半の部のために一時帰国したのですが、2カ月間の日本滞在になりました。
早速、マリーナのマイボートに行って、チェックしました。大変なことに成っていました。雨漏りが何か所かすぐに見つかりました。
そして、ビルジを見て唖然。普段の状態の50倍もの水が溜まっているのです。僕の船はビルジだまりが深くて、いつもチェックするとき、井戸の中を見るような感じで懐中電灯で見ないと見えないくらい、深いのに、今回見たときはその床ハッチのすぐ下まで来ているのです。
びっくりしました。あと少し水が入り込んでいたら、凄い災難になるところの寸前です。
水が、エンジンや電気系統を浸したら大変な被害になります。床上浸水であらゆる物を水浸しにしてもこれまた大変なことに成るところでした。
しかし、その寸前で良かったです。
バッテリーをつなぎ、ビルジポンプを作動させて、いつもなら20秒で終わるのに、今回は10分くらいすごい勢いでポンプアウトしていました。
フロリダに着いて、マリーナで一番にその作業をしていたら、
「kazoo」と誰かが呼びます。
出てみると、サラでした。
前の桟橋の時の前に居たボートの人です。
車があったので来てみたと・・・優しい~
僕のビルジの状態を言うと、真剣に考えてくれました。
彼女は51歳の女性にもかかわらず、ボートの修理の仕事をしているのです。凄い大変なのです。男性でも大変な仕事ですが、彼女は物凄くタフです。女性があの仕事をしているのは僕は見たことがありません。
凄い人。身長180 体重は推定75 シツレイ!(笑) 凄いいい体格の女性です。顔もきれいだしね。。。^・^/
簡易のソーラパネルとバッテリーでビルジを動かしてはどうかと言ってくれました。
陸置きしているときには、電源がないため、常時チャージできないからバッテリーを外して切っておきます。繋げていたら、すぐにバッテリーのボルテージがなくなり、デッドになります。バッテリーは全部で20万円以上するのです。とても高価です。そう易々とはダメにはできない。
彼女がいろいろと教えてくれるし、親切だし、的を得ています。
話のついでに、以前からトラブルになって、ほったらかしにしていた、ボートの保険のことを僕の方から切り出して、無保険状態が2カ月続いてると言うと、
「それは大変!」
直ぐにその場で携帯を取り出し、自分の掛かっている保険会社に電話しました。
あっという間に話を詰めて、見積もりをくれるところまでやってしまうのです。
凄くないですか? 親切にも程があるというか。。。親切すぎるし、凄く手際がいい。。。関心。。。感動。涙出たわ~~
彼女はそういう女性。見た目には愛想がいいとは言えないけど、周りをよく観察して、凄い頭の回転で行動に移します。
さすが居合道2段だけはある~~ふむふむ。。。(笑)
とにかく親切で、うれしすぎます。
お返しに何か日本のものをプレゼントしよう。。。
僕は昔から一匹狼と言われて来て、友人をあまり大事にしてこなかったような気がします。
今から思えば、失敗です。
友人こそが人生を幸せに演出してくれるし、いい時も悪い時も支えてくれるのですよね。
一番大事にしなければならないことを、この年になって感じます。
これからの僕の残りの人生の50年を背ーいっぱい友人を作って、大切にお付き合いしていければ良いなあって思っております。
日本にも世界中にもいっぱい友人を作っていきたいです。
そして、みんなで素敵な幸せな人生を築いていければ、最高といえるのでは・・・
って、遅ればせながら、今頃気づいたカズでした。。。