海を渡り大活躍している大谷選手。

先日、肘の靭帯を痛めたことで故障者リスト入りしたそうですね。

今後の経過が悪ければ、最悪の場合、手術になるそうです….。


このニュースに、いつもの「喝!」でお馴染みの御意見番は、バッティングの方にも影響が出るとし、かなり心配していました。
そして、怪我の原因については「走り込み不足」と一刀両断。

ネットではかなり賛否両論あり、物議を醸しています。


まぁ、元々この御意見番、歯に絹着せぬ物言いで度々失言に違いことも言ってますしね。
いつものことだと思いました。


「走り込み不足」についてネットでは、「意味不明」や「肘なのになぜ走り込み?」などの意見が出ているそうですが、果たしてどうでしょうか。


私も野球をやっている立場からすれば、御意見番の意見は一理ある思います。いや、むしろ賛成です。


他のスポーツは分かりませんが、野球については上半身より下半身の方が重要です。

ボールを投げるのは腕だし、バットも手に握って振ります。
イメージ的には上半身と思われがちですが、実は下半身。


始動は下半身で、上半身はそれに連動しているだけ。と思った方がいいです。

投げる時に上半身の力だけに頼ると、肩や肘を痛めやすいと言われています。

打つ方でも、上半身の力だけでは強く振れませんし、強い打球を打つことも難しいでしょう。


下半身強化には、ウエイトトレーニングもありますが、やはり走り込みが必要だと思います。

足やその他を痛めるほどの走り込みは本末転倒ですが、走り込みによって下半身強化とスタミナ強化が期待できます。

下半身強化によって、上半身の力に頼らないフォームになって怪我防止にも繋がる。


走り込みが肘の怪我防止という一瞬意味が分からない事柄ですが、実は理に適っている。


風が吹けば桶屋が儲かる…訳です。



もちろん上半身強化も必要です。
要はバランスが必要なのです。


投げては160キロ以上の速球を投げ、打てばメジャー屈指の投手からホームランを打つほどの選手です。

上半身はもちろん下半身の強化を怠っていたとは思いません。
走り込みもしていたはずです。

しかし、上半身と下半身のバランスが崩れていたのかもしれません。
指先にマメができていたというので、それをかばってフォームが崩れていた可能性もあります。


ただ、過去に肘を痛めた選手たちが言うのは、その後は肘に負担のかからないフォームを模索したそうです。

どんなフォームかと言うと、やはり下半身で投げるフォームだと言います。
「下半身で投げる」と言うと完全に意味不明です。

もちろん、投げるのは腕なので絶対的に上半身ですが、言い換えれば…下半身を主導にしたフォーム。下半身を意識したフォーム。
上半身や腕を必要以上の力を使って投げないフォーム。ってな訳です。


そして、下半身を使うフォームにすることで下半身の疲労が多くなります。
それを防ぐスタミナ強化にも繋がるトレーニングが、走り込みって訳です。


遠回りした感じですが、やはり野球選手は走り込まないといけないんです。
特にプロは。御意見番にも言われちゃいますし…。


とにかく、なってしまったことは仕方ないので、今は大谷選手の怪我が軽く、早期の復帰が出来ることを祈ります。