きょうはニューヨークの地下鉄。

1980年代は車両に描かれた

多種雑多な「落書き」が有名だったけど

現在はもうない。

使用されている車両も新しくなっていて

多くが日本製!(川崎重工業がNYC地下鉄車両を追加受注

 

ニューヨークに地下鉄が登場したのは

約120年前の1904年。

1930年代にはニューヨーク市直営の路線

IND(Independent Subway System)が開業。

INDは競合していたBMT(ブルックリン拠点)と

IRT(マンハッタン拠点)を吸収。

1939年、IND、BMT、IRTは統合された。

 

そして1953年には「トークン」が登場!

トークンは代用硬貨のことで、

改札で硬貨の代わりに使っていたもの。

 

 

 

 

日本の「五円硬貨位」の大きさだった。

ニューヨークっぽくて

個人的には大好きだったけれど、

1990年代初頭には姿を消していく。

 

代わりに導入されたのが「メトロカード」だ。

今回の動画前半は1993年に

メトロカードに対応した新しい改札機が

地下鉄駅に導入されたときの様子。

 

 

 

 

初めてその改札を目にしたときは

「金属探知機のようで厳しいなあ」と思ったもの。

メトロカード導入について

ニューヨーク市交通局の担当者は当時、

劇的な変化だと話していた。

 

 「メトロカードの導入は、

1939年に3つの鉄道会社が統合して以来の

“地下鉄文化における最大の変化”

になるだろう」

 

 

 

 

けれども時は流れて

現在はデジタルの時代。

ご存知のように、スマホ対応の改札が主流になった。

(「OMNY」=スマホで乗れるNYC地下鉄

 

確かに便利になったけど

どこか味気ない…。

懐古趣味でしかないけど、

あのトークンの時代が懐かしい。

当時ニューヨーク地下鉄博物館(こんなものがある訳です)

トークンを文字盤にした腕時計があったから

購入して家族にプレゼントしたことがあったけど、

さてどうなったのか…。