明日からまたニューヨーク。

今回は数日だけだから、

大した準備はいらない。

 

でも時間があったら

少しだけ映像を撮っておきたいなあ…とも。

当たり前だけど、

写真とは違い、

映像記録には映像ならではの意味があるし。

 

先週末Youtubeにアップした動画は

NYC地下鉄とタイムズスクエア周辺。

 

 

 

 

34丁目のペン•ステーションから

地下鉄に乗って42nd St.へ。

 

そういえば、

当時のニューヨークの地下鉄では、

乗車の際に『トークン』と呼ばれる

コイン状のものが使われていた。

(↓写真中央)

 

 

                                  (NYC地下鉄路線図とトークン photo: Kazuhiko Iimura)

 

穴の空いていない『五円玉ほどの大きさ』で

それなりに重さもあった。

改札を通るとき、

投入口にトークンを入れてから、

ガシャリ!と回転バーを押してホーム側に入場する。

つまり、切符代わりに使用されていたものだ。

 

ニューヨークの地下鉄からトークンが消えて

もう20年以上になるんじゃないか? 

(ググったところ、トークン廃止は1995年)

 

トークンが廃止された後は

「メトロカード」と呼ばれる

磁気入りカード(↓)が登場。

 

(メトロカード photo: Kazuhiko Iimura)

 

最近では、

カードやスマホをかざすだけで

改札を抜けられるシステムが導入された。 

 

「OMNY」というもので

One Metro New Yorkの略。

 

いわゆる『非接触型決済システム』で、

いま使用されているメトロカードは来年廃止。

NYC地下鉄・バスの乗車を

全部「OMNY」に切り替えていくそうだ。

(*使い方等についてはご自身でググってください)

 

 

         (現在のNYC地下鉄駅入り口 photo: Kazuhiko Iimura)

 

社会が便利になるのは悪いことじゃない。

けれども、

すべてが『薄っぺら』になった気がする。

 

現金よりもカードが主流になったのはいい。

特にニューヨークなどでは、

現金を持ち歩くのはリスクでしかなかったから。

 

スマホの普及で公衆電話は激減した。

スマホ一つあればジュースが買えるし、

極端な話、車だって家だって買える。

画面を開いて

ポンポンポンとタップすれば全て完了。

 

凄い時代になったなあ…としみじみ感じる。 

しかし、

ものごと全てが『薄っぺら』なものに

取って代わられてしまうと、

私のようにモノを手にとったときの

ちょっとした「重さ」や「質感」に

愛着を感じる人間は、

言い知れぬ寂寞感を覚えてしまう。

 

新しいシステムが登場するたび、

それに追いついて行くのも大変だ。

でも、それができないと

社会生活に支障をきたすことも…

 

まあ、四の五の言っても仕方ない。

便利なものは取り入れればいい。

わからないことがあれば聞けばいい。

一度でできなければ

何度か繰り返せばいい。

 

正直なところ、

先に紹介した「OMNY」の登録をまだしていない。

最近、地下鉄をあまり利用していないからだけど、

今回は、スマホ片手に乗ってみよう。

で、タイムズスクエアを闊歩する!