ブラッドスポーツ武士道

 

 

初の日本開催だけあって

リングに設営した和太鼓の演出で

試合前に花を添える乙女のトキメキ

 

 

 

 

 

ダン ダン ダダンびっくりマーク

 

 

もちろんそこには

高田延彦総裁の姿はないけど…

 

 

 

 

 

 

 

今大会はロープが無いリング

 

 

 

 

 

ロープが無いって事は

 

 

ロープエスケープも無ければ

ロープに走ることもできない

 

 

 

 

 

それに

スリーカウントもなく

プロレス流の丸め込みもできない

 

 

誤解を恐れずに言えば

誤魔化しがきかないプロレスになる

 

 

 

 

 

これは

己のスキルが試されてくる

 

 

居並ぶ観客の目の前で

レスラーとしての技量が

問われるのだ

 

 

 

 

 

第一試合からメインイベントまで

それはまさに

「戦い」にフォーカスした試合となった

 

 

 

 

 

一番期待していた

船木VSデイビーボーイ戦

 

 

 

 

 

よかったのは入場するまでで

スミス選手が船木選手を塩付けに終始

 

 

 

 

 

残念ながら

思わぬ凡戦になってしまった…

 

 

 

 

 

結果から言うと

変態的ベストバウトは

桜庭和志…

 

 

じゃなくって

鈴木みのる

VS

ティモシー・サッチャー

 

 

 

 

 

この試合はホント盛り上がった

 

 

みのる選手が一気に

持って行った試合になった

 

 

 

 

 

場外戦も交えて

両国という大会場を命一杯使ってプロレスを展開

 

 

 

 

 

強いというより上手いという印象

 

 

あらゆるフリーレスラーの中で

一番成功していると確認した次第

 

 

 

 

 

今大会の解説を務めていた飯伏選手と

何やらやりとりするも

絵になっている鈴木みのるは末恐ろしい

 

 

 

 

 

 

 

次によかったのはメインの

ジョシュ・バーネット

VS

モスクリー戦

 

 

 

 

 

この試合もズバリ戦いを見せてくれた

 

 

 

 

 

一番驚いたのは

ジャイアントスイングから

鉄柱に頭をぶつけるという荒業

 

 

 

 

普通思っていても

コレやらないでしょピリピリピリピリ

 

 

 

 

 

ジョシュとモスクリー両選手の心意気が垣間見れた瞬間

 

 

試合の結果は

IWGP世界チャンピオンのモスクリー選手が勝利乙女のトキメキ

 

 

 

 

 

これで1勝1負のイーブン

 

 

 

 

 

しかし

新日本プロレスの王者が参戦しているのに

ライオンマークンのファンをはじめ

ヤングライオンの姿も見えなかったのは残念

 

 

 

 

 

昭和を知るファンとしては

いただけない状況だ…

 

 

 

 

 

かつて東京ドームで

新日VS全日の団体戦があった時に実現した

ビッグバンベイダー

VS

スタンハンセン

 

 

 

 

 

当時全日の監督を任されていたGカブキは

『何してる! ハンセンのセコンドに行ってこい!』

と、控室にいた若手レスラーに檄を飛ばした

 

 

 

 

 

日頃リング内外でハンセンに

ボコボコにされてるのに

団体の看板を賭けて戦ってくれるなら

敵も味方もないというカブキさんの姿勢に

当時の変態少年は感動したものだ…(遠い目)

 

 

 

 

 

 

 

日本で一番の団体チャンプが参戦というのに

両国の会場はまさにトホホ

 

 

令和になって

気骨あるファンはいなくなっちまったのか

 

 

変態がその立場だったならば

燃えるんだけどなぁ

 

 

それを思うと

ホントに残念なメインだった