サクマシンコスチュームのまま
上着とズボンを穿いて
両国マス席の一番後ろの角で待機する変態💦
ここからなら
観客の目はそんな届かないし
アリーナへは一直線だ♪
対戦相手の曲が鳴ったら
即マスクを被って
急いで服を脱いで走れば(たぶん)間に合う距離
自席であるアリーナへ行くと
すぐに応援体勢にはなれるのだが
服を脱ぐ時にファンに見られる危険性がある
それだけは
避けなければならない
そんな使命感で一杯な変態
「俺がこんなに苦労してるって… 誰も思ってねぇよなぁ」
そんな世の無常さを嘆いていると
後半戦開始のアナウンス
そして
なんと
佐藤光留選手のテーマ曲で
入場してきたのは
佐藤光留&谷口周平選手
『おおぉ! キタ――(゚∀゚)――!!』
このふたりこそ
我らが桜庭和志の対戦相手に他ならない
変態仲間コウジ君からもすぐ電話の着信
コウジ『出番です‼ サクマシンさん!』
マシン『よし‼ 変態の生き様をそこで見届けろ!』
次の瞬間には
もうズボンを脱ぎにかかっていた
ニーパットが引っ掛かり
なかなかジーンズが脱げない💦
上着を脱ぎ
すかさずサクマシンマスクを着帽
脱いだ服を袋に丸めて
猛然とアリーナへダッシュ
『あれ 桜庭の人じゃない』
『あら? サクマシンがいるよー』
マス席のファンから声が掛かるも
いちいち応えていられない
急いでアリーナへ入ろうとすると
入り口に立っていた係員から止められた
係 員『チケット、持っていますか?』
マシン『なんですとぉー‼』
チケット、あるにはあるんだが…
今日は色々とバタついていたので
どこに入れたのか分からない…
変態は凍りついた
あの時の大仁田厚になっていた