⑩の続き…


警察介入も原因だが、部屋主

その後私の夫となった彼は、


年齢的にもそろそろ限界を感じていて、

兄貴分達もいつ(シャバニ)

戻るかもわからない状況から、遂に解散の決断をした


グループを解散し

アパートを引き払い、

私を連れて実家に戻った…


彼の長兄が一級建築士としてこちらで、

成功をしていて、田舎に戻れない状況だった為


弟の彼に田舎の実家の土地、家屋全てをやるから代わりに戻ってはくれないか?…


と頼まれ引き受けたのだった…


だが都会で自由気ままに過ごして来た私達に


田舎暮らしなど到底出来るはずもなく…

一年保たずに戻る事に…(⁠ー⁠_⁠ー⁠゛⁠)



そして

夫婦生活も4年は過ごしたが


結果、

彼とはお別れした…ƪ⁠(⁠‾⁠.⁠‾⁠“⁠)⁠┐


あっさり書いたが

離婚までの道は

えらい修羅の道だった…

アッ…カッコツケチャッタ!😅



だが

離婚を言い出してから

一年近くはかかったと思う…


カレは族の幹部などやり、

右翼の人(暴力団)ともお付き合いがあるような人だったが、私には穏やかで優しかった…


でもある種

とてつもなく怖いところもあった…


そう〜

自分のモノと認識してるモノには…それはソレワ…


何でも大切〜にするのだが、


それ以外の人、物には恐ろしい扱い仕打ちを、冷酷にする人だった…


だから離婚は

よほど上手くやらないと、


多分…


わたし…


殺されるかも?…

どうしても別れたくなった私は悩みまくった…


まず別れを切り出すのは

絶対ふたりきりの時は駄目だ!


そこで

友達でよく家にも遊びに来ていて

夫とも仲が好かった

学校の先生をしているふたりに相談して来てもらった…


彼はしばらく無言で

別れ話を聞くと…


何も言わず

部屋を出ていってしまった…


その夜から

私は部屋などには到底居られないので


バイト先のママに前もって相談し

店の近くに部屋を借りて貰っていて、そこに計画通り落ち着いた…


もう

準備万端に全て計画を練っての事だったのだが…


それからが

まさに…

地獄の日々だった…


私が働く喫茶店は夜はスナックになり、ママとの約束通り私は夜も働き出した…


そこへ夫が泥酔して現れるようになった…


離婚に関しては考えると言ったきり、話をしようとはしなかった…


店に現れると…

入口近くで私の名前を呼び

私が行くと


「帰るぞっ!いいから帰る!」

と私の肩を掴み、外に出そうと…

目は完全にイッていた…


待って…離して!…

と、言っても

ますます強く掴む…


そこに居た常連客の同じテナントに店を出す


おもちゃ屋さんの店主や、電気屋さんの社員が割って入り、

私を逃がしてくれた…


そんな日が続いたある日


いつもより遅く店に出掛けた私は、

ビルの入口にある管理人室の前で何やら揉めているママを…


中には管理人と言い争う夫が居た…


何でも管理人室押し入り、隠れている私を出せっ!

と暴れていたようだ…


その管理人さんは

管理人をしながら司法試験を受けるべく、勉強していた30代前半の人で

よく店にもコーヒーを飲みに来ていて、私とも軽口を叩く感じだったのだが…


夫は私と関係があると思ったようだ…


とにかく平謝りして

夫には誤解を解くべく繰り返し説明をして

やっと返した…


そんな毎日に私は疲労困憊していた…


だが

突然事態は急変した…


彼が

慰謝料100万出せば別れてやる!

と…言い出したのだ…


私にそんなお金など

用意出来ないと踏んでたからだが…


私も必死だった

ダメ元で実家に相談をしてみたら、


驚いたことにあっさり出してくれた…


聞くと、右翼などと関わってる人間とはウチ的に、早く縁を切って欲しいから!と言われた…(T⁠T⁠)


そして

夫も意外の事に

用意したお金を見て驚いていたが、

「男が一度口にしたことは

守らないとな…」と

素直に離婚届に印を押した…


1年近くの争いに

私は10キロ近く痩せていた…



⑫に続く…