【EURO2024 グループB 第2戦 スペイン VS イタリア】

 

<試合結果>

1-0でスペイン勝利

 

<前半>

 

<後半>

55分 イタリア カラフィオーリ(OG)

 

<MOM>

イタリア ジャンルイジ・ドンナルンマ

※私の独断による選出

 

 

スペインがユーロでイタリアに勝ったのも2012年ファイナル以来。

 

実に3大会ぶりの勝利。

 

ドイツ同様にスペインもイタリアは天敵的存在だったが、この試合は見事に勝利。

 

だけど、「決定力不足」という課題はこれまたドイツ同様にまだ解決に至っていない。

 

 

<所感>

 

①北川さんの豆知識

やはり実況や解説では試合をするチームに精通している人がするべきだ。

北川さんのイタリア情報やスペイン情報はおもしろい。

覚えているのが、北川さんが以前ローマに住んでいた時の近くの地区にカラフィオーリの家があったと。

スペインの国歌は歌詞がなく、その他国歌に歌詞がない国はコソヴォとサンマリノの2ヵ国。

EUROファイナルの7/14の2日前はニコ・ウィリアムズ、前日はヤマルの誕生日だそう。

アルバロ・モラタはゴルフが好きで、ゴルフする時間がないから自宅にシミュレーションを買って設置したよう。

その他いろいろと試合中に情報発信していた。

こんな雑学的なことを淡々と述べられるのもその道に精通している証拠。

 

②ポゼッションVSカウンター

まさにこの言葉に尽きる。

スペインは得意のパスサッカー、イタリアはボール奪取からの速攻。

だけどポジティブ/ネガティブの両トランジションは明らかにスペインの方が上だった。

前回大会のセミファイナルのようにどちらもスピーディーな展開になると期待していたのだが、それを実現していたのはスペインだけだった。

そしてイタリアはカテナチオをあまり発揮できていなかった。

何といってもスペインのシュート数は多かったのだから。

 

③MOMは誰か

スペインの左ウイングのニコ・ウィリアムズがゴールチャンスをかなり生み出していたし、相手を欺くドリブルでよかったと思うものの、何度もシュートセーブを連発したドンナルンマでしょう。

ニコがゴールを決めていればニコにしていたが、オウンゴールのみで相手にゴールを割らせなかったドンナルンマをMOMにしようと思う。

 

④スペインの課題

これもドイツと同じで決定力がない。

ヤマル、ニコ・ウィリアムズのコンシュー、ファビアン・ルイスのシュート、モラタのシュートチャンスとイタリアよりも圧倒的にシュート数が多くゴールを奪えたものの、結果はニコのクロスにカラフィオーリの足に当たってのオウンゴール。

実況の北川さん、解説の林さんはスペインの良さ、イタリアの弱点を見事にコメントしていたが、「スペインの決定力はない」ことには言及してなかった(はず)。

私もスペイン優勢の試合内容ばかりに意識がいっていたが、冷静に振り返ると決定力は明らかになかったなと。

林さんはスペインが優勝候補と挙げていたが、私はそうは思わない。

この調子で行けばベスト8で開催国のドイツと当たり、私もなるべく避けたいなと思っていたが、両チームともに決定力が高くないがホームアドバンテージを考慮するとドイツが勝つと見た。

 

 

グループステージ最終節のクロアチア戦でスペインは勝つか引き分けるでしょう。

 

B組の1位突破は確実と見た。

 

今のところ、全試合の中で内容的に1番スペクタクルなのは間違いなくスペインなのだが、肝心のゴールがこの試合では見られず。

 

クロアチア戦では3-0と快勝したものの、クロアチアが不調というところを考えるとスペインはそれほど点を取れないのではないかというのがこの試合を観て思った。

 

さてさて、スペインはこの後どうなるか。

 

観ていておもしろいチームなので期待はしています。