【EURO2024 グループC 第2戦 デンマーク VS イングランド】
<試合結果>
1-1のドロー
<前半>
18分 イングランド ケイン
34分 デンマーク ヒュルマンド
<後半>
67分 ドイツ イルカイ・ギュンドアン
<MOM>
イングランド カイル・ウォーアー
※私の独断による選出
イングランドの弱点が試合のたびに露呈してきた。
弱点、サウスゲイトの力量がダメということです!
<所感>
①攻守ともに光る鉄人ウォーカー
攻撃時にはサイドを駆け上がりクロスや攻撃チャンスを演出し、守備時には猛ダッシュでフィジカル負けしない。
イングランドの右SBはやはりウォーカー一択。
前半開始早々に左足首を痛めて負傷交代かと思ったが、大きなケガでなく何より。
前半にはクロスをうまく出せなかったが、結果的にケインのゴールをアシストして先制に成功。
後半も変わらずのプレーで攻守ともに貢献。
MOMは鉄人ウォーカーしかいない。
②片や隙だらけの左サイド
左サイドのフォーデンは中に入りがち、左SBのトリッピアーは相手選手のマークが甘い。
完全にデンマークはそこを突いていて、イングランドは左サイドから攻め込まれる。
明らかに左サイドの隙を作りすぎているイングランド。
これは選手への指示や選手起用をサウスゲイト監督は考え直さないとダメだ。
②ストライカー・ケイン
先制点は左足のインサイドシュート。
これまた冷静に確実に決めるから流石ケインと絶賛。
③アグレッシブ守備のデンマーク
デンマークは前線からアグレッシブな守備をしてくる。
それが功を奏してイングラドの左SBの位置からのスローインをダッシュし、ヒュルマンドのミドルシュートで試合を振り出しに戻す。
ヒュルマンドのシュートがブロックされてもセカンドボールですぐにシュートが打てるように前へリカバリーに入ってたFW(誰だっけ・・・)の動きは素晴らしかった。
④解説・槙野のとおり
ハーフタイムで実況の下田さんに「イングランドはどうするべきか?」みたいな質問に対して解説の槙野智章は的を射た回答だった。
「最終ラインを上げて、前線もラインを高くして積極的に素早くプレスをかける」
そう、まさにこれは私も思っていた。
デンマークとガチンコ勝負に挑む、イングランドが取るべき術はそれだけだ。
更に槙野は「監督はどんな指示をしているのか」とこれまたイイ指摘をする。
サウスゲイトが監督だからね・・・
⑤ドイツとは違うイングランドなのに
相手は真ん中をしっかり固める、サイドからゴールの糸口を見つけるのはいい、だけどゴールに結びつかない。
ドイツと同じように見えるイングランド。
しかし、ドイツと違ってイングランドはケイン、ワトキンスとストライカーがいるんだからクロスで攻めるべき。
なぜ安全なパス回しばかりなのかがよく分からない。
現代サッカーではクロス多用があまり見られない傾向だが、時代の潮流に乗ってばかりでは先がない。
⑥適材適所に選手を起用せよ
試合を振り返ると、イングランドはまさにこの言葉がふさわしい。
フォーデンはインサイドハーフの位置で輝き、TAAは右サイドハーフからのクロス供給が素晴らしい。
更に、トリッピアーは良いクロッサーなのだが左SB起用でフォーデンがいない左サイドを1人で対応するのは無理。
サウスゲイト・・・
デンマークが勝ってもおかしくない印象の試合でした。
イングランド、優勝には遠いチームだと感じる・・・