【ワールドサッカーダイジェスト 2024年3/7号
チャンピオンズリーグに備えて最新のチーム事情を勉強するために買ったのが、選手名鑑のところがほんの一部気になっただけで、他はどうだろう・・・
パラパラめくって見て、終えてしまった。
<所感>
■表紙
デ・ブライネのイメチェンで好青年化してますね。
最近はFIFA22でもお世話になり、デ・ブライネブームが私の中で起きている。
■セリエA(P35)
ユベントスのページ、あのポグバの写真がない・・・
"OTHER MEMBER"の枠組みに名前と国籍、生年月日、身長・体重、今季のセリエA戦績が載っているだけという。
■クロップ退任の真相(P56)
少しネタバレだが、クロップはどうやらシーズン前に退任の意思があったようで。
クロップほどの人間も情熱やモチベーションが下がるのだなと。
■各国記者が世界を斬る!!(P67)
これが今号で1番おもしろかったと思う。
読んだものから挙げると、まずイングランド。
ここでもクロップ退任についての評論で、クロップの奥さんのご要望で1年の休養期間は決まりのようだ。
監督復帰に関しては、私もクロップはしばらく休むのだろうと容易に想像できたし、すぐに復帰するぐらいならリバプールに残るはず。
問題がクロップの後任として誰が来るか、というところ。
P58の監督人事チャートに欧州リーグの監督マップがあったが、これを見なくともニュースで話題になっているシャビ・アロンソ(現レバークーゼン監督)かデ・ゼルビ(現ブライトン監督)のどちらかになるのだろう。
ただ、シャビ・アロンソは今季のレバークーゼンが好調すぎるので、ブンデス優勝したら来季も続投して、その後にリバプール監督就任のチャンスがあればリバプール復帰と見る。
次にスペイン。
お馴染みののヘスス・スアレス氏。
バルサの痛烈批判が相変わらず的を射ているよ。
シャビがかつてのポゼッションサッカーを目指すべく的確な補強を考えていたらしいが、フロントとうまくいかず補強がうまくいかず、今いる人員で臨もうにも結果的にダメだったという。
振り返ると、バルサは2015年の三冠時代が全盛期で、それ以降は完全に暗黒期だろう。
クライフが実現した"美しいフットボール"、それ進化させたペップの"ポゼッション・サッカー"は完全に姿を消した。
メッシやイニエスタ、ブスケツの退団や高齢化の影響もあったのだろうが、(これもスアレス氏か誰かが言ってた記憶がある)大事な下部組織で逸材を育てずに補強でチームを強くしてしまった結果なんだろう。
3番目のイタリア、これは凄い内容だった。
この雑誌はフットボール雑誌だが、内容がなんとテニス!
イタリアのカルチョ熱は風前の灯火なんじゃないかと思うぐらい、読んでいてイタリアではサッカーが実力も人気もダメになっているんだなと思ってしまった。
今号に関してはフットボールファンよりもテニスファンが読んだらおもしろいと思うよ。
次がドイツ。
チャンピオンズリーグに出場しているライプツィヒ、ドルトムント、バイエルンの3チーム予想について評論していて、バイエルンが準決勝まで行くと予想している寄稿者のベンヤミン・ホフマン氏。
だが、今朝のニュースでバイエルンがベスト16のファーストレグでラツィオに0-1で負けた。
ホフマン氏はどう思っているのだろう。
今のバイエルンはドイツの絶対王者というのは名ばかりで、完全に欧州の舞台では強くもなんともない。
タレント力はシティやアーセナルに負けていると記事の中で述べているが、まさにそのとおり。
ただ、それよりも監督のトゥヘルが問題なのは明白なのだが・・・
ホフマン氏はどう思っているのだろうかね。
ライプツィヒとドルトムントの監督批評はある程度しているものの、バイエルンに関してはしていない。
トゥヘルはバイエルンのチームには向いていないぞ。
最後にオランダ。
ヘンダーソン移籍についての記事で、かなりの期待がされている模様。
ヘンダーソンは全盛期を過ぎていてもやはりあのキャプテンシーはどこのチームに行っても通用するからね。
クライフが所属していたあのアヤックス、シーズン序盤はダメダメだったのを何とか立ち直らせてほしいと思うのは私とて同じ。
とりあえずUCL圏内でリーグをフィニッシュさせてくれ。
と、所感を書いてみたが、クロップ退任の記事と各国記者のところ以外はそれほどおもしろくなく。
愚痴的に言うと、ワールドサッカーダイジェストもこのご時世に乗じて値段を少し上げているが、ページ数は少ない、内容もおもしろみがないときが多く、何年か前のときよりもイマイチになったなぁと。
号によっては単に海外の識者たちの見解を翻訳して載せているだけじゃないかと思うときがあるからね・・・
今号は、買うことはお勧めしません。