【センターバック】

久々にサッカーキングのセリエAの動画を見た。

細江さんが非常におもしろい解説をしている。




現代サッカーにおける最重要エリアは3バックの左右センターバックあたり自陣ハーフスペースのところだそうだ。


解説を聞いているとたしかに納得だ。

だが、私が思うのは今後のサッカーにおいてエリアもそうだが、センターバックの選手自体が今後はより重要になると考えている。


プレミアばかり見ている身として偏った考えだが、マンCとリバプールのセンターバックが(アケやマティプあたり)自陣でボールを持ってパスをうまくつなげないと見ると自らドリブルでボールを運び、決定機を演出するのがよく見られる。


実はこれこそが今後のサッカーにおいてセンターバックが求められる能力の一つだと私は考えている。


試合の流れが停滞しているとき、自陣にいるセンターバックの攻撃参加によって数的・質的・位置的優位を確立させてゴールを狙えるチャンスが増えるからだ。


そう考えると、センターバックに求められる能力はドリブルの他にパス精度や決定力のあるシュートだろうか。


前にblogで少し挙げたのだが、シェフィールド・ユナイテッドのセンターバックが物凄く画期的なものだと思う。

なんといってもセンターバックがウイングの位置まで上がっての攻撃参加をするのだから。


こうなったらポジションという概念はただの「ユニフォーム」みたいなものとなり(試合出場に必要な登録的な意味にしかならない)、更に発展すればGKのフィールドプレイヤー化は必然どころか当たり前の認識となるぐらいの影響が出るかもしれない。


今後のサッカーはセンターバックの選手(もしくは役割というべきか)はそれによって大きく変わる。

そういう目線で明日のリバプール・マンC戦を観てみようと思う。