【イングランド代表全軌跡】

 

FIFA21のFUTでイングランド代表のアイコンを集めてそこから「黄金世代の現役時代はどんなプレーしてたのか」と気になりDVDを買った。

 

 

2002 日韓ワールドカップ開催時は今ほどサッカーに興味関心などなく、ただ「あぁ、やってるね」ぐらいの感覚だったものの、こうして今見てみるとなかなかのものだったのだなと思う。

(ただし共同開催の隣国は●●ですが)

 

 

さて、このDVDの構成と、良い点・悪い点を紹介しよう。

 

<構成>

①オープニング

②イングランド VS スウェーデン(6月2日)

③アルゼンチン VS イングランド(6月7日)

④ナイジェリア VS イングランド(6月12日)

⑤デンマーク VS イングランド(6月15日)

⑥イングランド VS ブラジル

⑦エンドクレジット

DVD特典 イングランド代表 トップ10 トピックス

 

<良い点>

・イングランド代表が出場した全試合がダイジェストで分かる

 →当時を知ってる人・知らない人両方が楽しめるコンテンツ。

・ナレーションがジョン・カビラで悪くない

 →ナレーション音声あり・なしが選べる。

・相手チーム含むイングランド代表のスタメンを紹介している

 →ただしフォーメーションは表示されないのが残念。

 

<悪い点>

・DVD特典「イングランド代表 トップ10 トピックス」は再生すると

 何もできない(早送りも巻き戻しもメニュー戻りも何もできない)

 →これが1番クソだと思う

・全部で2時間以上の映像

 →時間に余裕があるときしか見れない。悪くないのだが・・・

 

 

次に所感。

 

<所感>

①アルゼンチン戦が1番おもしろい

ベッカムにとって因縁の相手であり、1998年の悪夢を振り払う試合のアルゼンチン。

何といってもイングランド代表のメンバーもそうだが、アルゼンチン代表のメンバーが豪華すぎる。

バティストゥータ、オルテガ、ベロン、シメオネ、ポチェッティーノ。

魅力的すぎる(笑)

だが、この試合の主役はやはりベッカム。

オーウェンがPA内でポチェッティーノに倒されて獲得したPKを(しかしこのファールはPKなのか?と検討する余地はありかと)ベッカムがど真ん中より少し右へストレートにシュートを放つ。

フォームからして右に蹴ると思わせといてストレートに蹴るから見事なPKだった。

ゴールパフォーマンスもカッコいい。

 

②若い2人、そして1人は髪が長い

アルゼンチン戦の補足。

当時の監督がビエルサとは、今更ながらに気づく。

髪はある!(笑)

そしてまだ年取ってないからバケツか何かを使わずピッチにしゃがむ姿勢は変わってない。

だがそれよりも驚きは背番号4のDFのポチェッティーノ。

最初ユニフォームの名前を見て「え?誰?」と思ってしまった。

ポチェッティーノ、ロン毛だったのかよ(笑)

 

③このときのシーマンは輝いてた

再びアルゼンチン戦の補足。

GKのデイビッド・シーマン、メチャクチャセービングが輝いてた。

2018年のベッカム来日グリーティングに参加したとき「今まで選手として試合に出て凄かったGKは?」という質問にベッカムは「同僚のシーマンだよ」と答えていた。

同僚としてリップサービスしたんだろう、と当時は思ったが、DVDを見て考えた。

おそらくはこのときベッカムは日本にいたのもあって日韓W杯でのシーマンのパフォーマンスを思い出して「シーマン」と回答したのかもしれない。

とにかくシーマンがいなければこのアルゼンチン戦は下手したら1-2で逆転負けしてもおかしくなかったような内容でシーマン様様だった。

主役はベッカムでも、裏の主役はシーマン。

 

④当時のイングランドはオーウェンとCB陣が活躍

デンマーク戦とブラジル戦で「ワンダーボーイ」の姿を見せたFWのマイケル・オーウェン。

GS初戦のスウェーデンで先制点をヘディングで決めたCBのソル・キャンベルと決勝T初戦のデンマークで同じくヘディングを決めたCBのリオ・ファーディナンド。

イングランド代表の全試合はベッカムの他にヘスキーも点を決めたが、オーウェン、キャンベル、ファーディナンドとこの3人が当時のイングランド代表ゴールの象徴だ。

そんな印象を与える。

 

⑤DVD特典のトピックス

ホント、再生中は巻き戻しとか一切できないクソな仕様だがこのDVD特典はなかなかのコンテンツ。

全10トピックスで以下の通り。

 

10)ナイジェリア戦のスコールズ

  →スコールズらしいミドルシュート(しかし外す)。

 9)アルゼンチン戦のシーマン

  →アルゼンチンの右CKからポチェッティーノのヘディングをセーブ。

8)アルゼンチン戦のシェリンガム

  →PA内右サイドへ上がってきたクロスボールをダイレクトシュート(しかし外す)。

7)ブラジル戦のオーウェン

  →オーウェンらしいシュート。

6)デンマーク戦のファーディナンド

  →ベッカムの左コーナーから頭を合わせてヘディング。

    GKはキャッチしようにもボールがこぼれてゴール。

5)デンマーク戦のオーウェン

  →PA外の左サイドからシンクレアが中にいるバットへパスしてそのままワンタッチパスでオーウェンにボールが渡りシュート。

4)デンマーク戦のヘスキー

  →右サイドにいるベッカムが相手のトラップミスからボール奪取して前にいるヘスキーへパスしてPA手前からシュート。

3)スウェーデン戦のキャンベル

  →まさに「キャンベル」らしいヘディングシュートでパワフルそのもの。

2)アルゼンチン戦のベッカム

  →アルゼンチンのゴール裏の観客が取った映像(DVD販売会社の関係者?観戦者提供?)

   今やYouTubeでは当たり前の映像をこのDVDが制作された2002当時にこういう映像を導入するとは少し感心させられる。

1)アルゼンチン戦のベッカム

  →やはりこの映像が1番最後に来る。

   PKを確実に決めて4年前の雪辱を果たした瞬間だった。

 

 

このDVDは他にも3R(リバウド、ロナウド、ロナウジーニョ)がいたブラジル代表や所々に映る当時の日本サポーターなど懐かしい映像があるので興味がある方は見るのをおススメする。(このときのブラジルはやはり最強ですわ・・・)

 

 

ただし!

 

何回もいうようにDVD特典の再生中は何も操作できないので注意。

 

PS4で見ているからなのか?

 

それでもTVのリモコンもきかなかったが・・・