【フットボリスタ 2020年11月号】

 

買ってから1ヵ月以上まともに読んでなかったので昨晩に読み通した。

 

 

今号はFFP関係をメインにした特集でビジネスマンとして日頃は過ごしてるのもありそれなりに期待していた内容だったが、

 

ググって自分で勉強した方がよくね?

 

の一言。

 

期待外れの記事だった。

 

 

<所感>

 

①文章が長いだけなら本と同じ

サッカーの移籍やら収支やらで具体的にFFPのことを述べているようだが、分かりづらいの一言。

キーワードでFFPを読み解くみたいな記事から始まるが、読んでいて「???」というのが率直な感想。

また、バルサ・ユーベのアルトゥール・ピャニッチトレードはグラフを用いて説明していたが、レイアウトがイマイチ、文章が変に長すぎるし理解しにくい。

これならフツーのファイナンス関係の本と同レベルで、P24・25のファイナンス用語などネット検索で知れる。

まさにページの無駄遣い。

この特集に関しては、フットボリスタ買うより自分でググって「FFPって何?どんなことが起きた?」と調べる方がコスト的にも時間的にも節約できるかと。

「FFPを理解するためのサッカーファイナンス入門」と謳ってるわりにどこが入門なのだろうか?

 

②読者プレゼントはウイイレ2021

以前のWSDと同じく、サービスの良いプレゼントだ。

ここから分かったことがある。

WSDはEAスポーツ、フットボリスタはコナミと関係があるな?

 

③今号で面白かったのはむしろ定番の記事

P66のドイツサッカー誌的フィールドとかP84からの欧州展望とかP138のディエゴ・トーレス氏の記事とか、いつもの記事の方が読んでいて面白いと感じた。

それと今回はエバートンで活躍してるハメスの記事があるので個人的に高評価。

(感傷的な内容なので筆者の自己満レベルと捉える必要あり)

 

④リバプールの課題はやはり「ハイライン裏」

P104・105にリバプールの評論がある。

これがホントそのままの記事で、リバプールは何とかあのハイライン裏の対策をしないと勝てる試合が勝てない。

今はCB陣が負傷者続出(ジョー・ゴメス・・・)して完全に守備力が低下している。

ハイライン裏の対策は早急の課題だろう。

というより、昨シーズンからずっと同じ課題を解決しないのは流石にヤバいよクロップ監督・・・

 

⑤現代のサッカーで活躍するMFの条件

読んでいて「あぁ、なるほど」と思わせられたのがP93の「2列目」プレーヤーの進化の記事。

簡単に言うと、

 ・攻守ともに貢献できる

 ・ウイング、トップ下、インサイドハーフの3役ができる

という感じだ。

特に近年のウイングはクロスを上げずにハーフスペースに入ってどう展開するのか、というところに重きを置いていることを指摘していて素晴らしいと思わざるを得なかった。

 

 

ざっとこんな感じの所感。

 

前半のファイナンス特集はダメダメだったが、それ以外の記事はいつもどおりのフットボリスタなので買う価値はあるかと思う。

 

 

それにしても、2ヵ月に1回の発行にしたせいかページ数多くなったのは嬉しいかもだが、値段が上がったのはやはり良くない!

 

それなら月1で1,000円未満で提供してくれた方が良い。