2024年 5月 11日撮影 金谷港付近にて
日本郵船のケープサイズ型ばら積み船
「弟橘」(OTOTACHIBANA)が日鉄鹿島製鉄所から入って来ました。
空船の様に見えましたが、これでもまだ積荷が残っている様です。
東京ベイパイロットが乗船します。
船名の由来は、日本武尊の妃の弟橘姫が東国征伐に向かう途中、荒れ狂う海を鎮めるため、
自ら入水したと言う伝説で古事記・日本書紀に記載されているそうです。
以前はパナマ船籍でしたが現在は日本船籍になっていました。
「弟橘」 (OTOTACHIBANA)
総トン数 106,323総トン
重量トン数 207,96重トン
全長 300.0m
船籍 日本 船籍港 東京港
主機 CSSC-MES DIESEL製
出力 17,470KW
竣工年 2012年
造船所 NANTONG COSCO KHI SHIP ENGINEERING CO., LTD
(南通中遠川崎船舶工程有限公司)
IMO番号 9603403
船主 NAGISA SHIP HOLDING LLC
運航管理 八馬汽船ー神戸市
本船は3日前に掲載した、NYKバルクの「GLOBAL ORIOLE」と同じ川崎重工と
COSCO社の合弁会社である南通中遠川崎船舶工程(有)で建造されていますが
船級は日本海事協会(NK)になっています。
日本郵船のばら積み船の船名が、Oから始まる伝統を本船は受け継いて、
日本船籍なので少し小さめではありますが漢字表記があるのは嬉しいですね。
本船の船舶管理の八馬汽船は、自社チップ船5隻の他に、日本郵船を中心に
74隻もの各種船舶の船舶管理を行う1878年創業の神戸に本社がある老舗海運会社です。
観音埼沖を通過します。
行先は同じ日本製鉄君津製鉄所で、揚げ切り後にオーストラリアの
ニューキャッスルに石炭を積みに向かいました。