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休暇日程と反省

早いもので、アメリカ大学志望の皆さんはもうEarly Decisionの結果なんか届いているころだろうか。私自身は推薦状が間に合わず、Earlyには何処も出さなかったので、この気分はようわからんけれど・・・

知ってのとおり、Earlyでアプライすると、Accepted, rejected, defferedという三種の返答が来るが、ひとつ言えるのはDefferでも楽観して行こうということである。少なくともうちでは友人諸君にDefferで結局受かったケースが多いのと、あとは日本の進学校生が高ランキングアイビーなどにアプライしてDefferの返答がもらえるということは、他に絨毯式爆撃でアプライする学校たちにも高い可能性で合格できることをも意味するからだ。


さて、更新が恐ろしく滞っていたのは、期末試験が重なっていたからでありました。それもすべてつつがなく終わり、めでたしめでたしな状態です。クリスマス休暇は諸事情あって、日本に帰る代わりにモントリオールの友人宅に滞在することになった。Durhamのど田舎街を抜け出して一応世界的大都市(寒いけど)を三週間たっぷり満喫できる素敵な休暇になりそうである。


暇な時間も増えるので、学期中に書けなかった今学期の授業たちをふりかえったレポートでも書けたらなどと想っている。(学期中はなぜかDuke周辺のきれいな風景&お天気レポートしか書けてない気がして至極反省しているのだ、これでも)

ファイナルを終えてみても、今学期の授業選択と教授選択は大正解だった。Duke生活の中で最も学問的に充実した一学期だったと想っているし、すばらしい教授たちと巧みなコースデザインのおかげで、別のシチュエーションだったらおそらく嫌々仕方なく勉強していたものを、自発的に楽しくそして有意義に学ぶことができた。やっぱりDukeに来てよかったと思ったわけですね。


これからアメリカ大学を考えている方々にも、授業や勉強の内容はこんな感じでっせ、という参考になればいいと思われるので、これについては随時更新していこうと思う。


えーとその、更新しました。 第十三章 天王斬鬼刀

こっちで裏ブログの宣伝せにゃならんのが不便極まりないが、約半年ぶりの更新なので感極まってしまった。授業最終日も終えて、期末試験準備の真っ只中で、一応言語心理学の論文を仕上げ(自分で言うのもなんだが、かなり気合の入った力作だと思う)、終わった~!いざBinge!とかいうパターンで十三章目の一節をにやにやしながら訳してたわけなんですね。


これから脳科学のノートまとめて頭冷やして寝て、明日から数学と経済に青春を費やす日々になるけれど、その先のバケーションを見越してあともう少し頑張ろう・・・

『天涯明月刀』移転再開宣言

 Duke生としての一晴にはあまり関係ない話だが、私は古龍という中国武侠小説作家の『天涯明月刀』という作品を、渡米少し前から自己流で邦訳している。そして、今はテクノロジーの問題で更新凍結したサイトをGooブログに移転し、やっとアメリカでの学園生活に慣れて心理的余裕も出てきたところなので更新再開をしようと思い立ったのだ。やっと。

 今、完成しているのは二十四章中十二章と少し。宣言してしまったからにはいつか終わらせねばならないわけで、ちょうどいいモチベーションブースターになるかと思い、ここにもリンクを載せてみた。

 

 読者の皆様、どうもお待たせしました。

 以下が新サイトのURLであります。

 http://blog.goo.ne.jp/tianyamingyue

心血来潮

タイトルはちゃい語で「何かに興奮して勢いあまって行動を起こしてしまう」みたいな意味。

そう、期末がもうすぐでぜーはー言っているというのに、Exodusさんのところで留学の選択肢について珍しく建設的議論を交し合っているのを見てしまい(いつもは意味不明なデマゴーグ系にあらされるほうが多いので)、タイトルどおり勢いあまって一筆書いてしまった。ほんと、ひとこと多いんだからしょうもない。


一体全体、コミュニティカレッジ(以下CC)経由でUCなど有名州立に編入するという留学コースは如何なものかというトピックなのだが、日本人の成功者が結構いるというので、正直驚いている。日本人でうまく行くのがどうしてサプライズなのかというと、能力とかそういう問題ではもちろんなくて、学校英語教育が現役高校時代まじめにやってるだけではどうしても他のアジア諸国から同じルートをたどってきた留学生たちにかなわないからである。で、カリフォルニアあたりというのはどうしても遊び半分か、変な斡旋業者に騙されたかで来たあやしげな日本人「留学生」が名物らしいので、今まで偏見を持っていたが、そうでもないんだとか。


とはいえ、だから英語に自信のない日本人高校生諸君はみんなCC経由で行きましょうなんて空気になってしまう前に、CC経由の得失を現役入学の立場から分析してみたのだ。正直、freshmanとsophomoreの二年をCCで過ごしてしまうことで、失うものもあるんだよと。SATでいい点数とれなくても、有名大学の授業についていけないかというとそうでもないんだよと。(私が大変だったのは学業というより生活習慣面だったし)


まぁ、ごらんになりたい方はリンクをここへ。

http://ameblo.jp/exodus/entry-10021040926.html#cbox

急性中毒

といっても、私の場合、アルコールではないのでご安心を。笑。

このまえ実際ここに書いてしまったのが決定的だったのか、激しくCocco中毒になってしまったので自分でも驚いている。JもCもUSも歌手や特定の音楽にここまでどっぷり浸かるというかファンになるというかはまることは中高時代でもなかったのに。

おそらくバイトで五時間地下室勤務中ずっとノンストップでかけ続けたのがいけなかったんだろうか。

ここ二日連続くらいで、朝めざめると勝手に脳内BGMで「辿り着けばきっと 見せてあげるわ~♪」、続くシャワーでは「♪絡まる舌を(以下略)」 などとつぶやきたくなる。さあ私に一体何が?笑。

思えば私は一貫して何かにはまる年齢がそのものの平均対象年齢より高い傾向がある。小中学生が主客層といわれているOne Pieceの世界に頭からダイブしたのも大学受験ApplicationだのSATだの忙しかった18の冬だった。あれは私自身が周りの人間と違う目標を持って孤独な戦いをしていた時にあの作品のポジティブに夢を目指しつつ苦難を打開していく雰囲気に救われようとしたのだろうと解釈のひとつもつくけれど。

で、Coccoも一般的には女子中高生対象っぽく扱われているわけで、それに今更はまった私もまた同じパターンをたどっていると言える。曲も歌詞も好きだが共感を覚えるわけではない(そうだったら困る!)。物語じみた娯楽性の高い歌詞と単純直下するサビが聴いていても唄っても爽快極まりない。ごくたまに海やら密林やら花畑やら叙景的な詞があると余計に素敵だ。そして、これを多感な(?)中高時代にまともに知っていなくてよかったと無駄に安心するのだ。下手をしたらシンクロしすぎていたか、逆に受け付けなかったかもしれない。


五時間地下室勤務ぷらすCocco聴きっぱなしで再び目らんこりっくになっていたのだが、そんなときに新手のナンパに出会った。実験参加者かと思って間違って声をかけてしまったそのMBAのWhiteGuyはその夜FuquaBusinessSchoolが定期的にやっている飲み会に来ないかという。「俗に言う、MBAたちと本科生の出会いの場でね。大学院生の男に興味あったら是非遊びにおいでv」って、そんなストレートな誘い方ありますかっての。第一、MBA男なんて忙しすぎて家庭を顧みなくなって奥さんに離婚されてしまうくらい(友人に実際聞いた)殺人的スケジュールを組んでいるんじゃなかったっけ?怪しげな匂いを感じたので適当に言いつくろって退散した。

まぁ、とりあえず酒あおってうるさい音楽かけてさわぎまくる私の嫌いな本科生の子供っぽいパーティではなく、大人のアメリカ人の金曜夜の騒ぎ方ってのに興味ひかれないでもなかったけれど、そろそろ期末近いし、しばらくはCoccoと引きこもっているしかない。


めらんこりっく はいぱー

耳元に流れるハイテンションな音楽のリズムを意識しつつ、例の歴史を感じる石畳の上をかつかつとヒールで蹴って歩く快感は狭いアスファルト地面や万人お洒落、万人ヒールな東京ではなかなか味わえないだろうなといつも思う。歩きながら踊っているような爽快感とでもいうのだろうか。

けれど、本日は異常気象が過ぎたのか中途半端に灰色の空と湿度九割を超えた生暖かさが至極日本の六月近くを思わせるノスタルジックに素敵な天気だったので、iPODから流れる久々のJPOPにシンクロしすぎてしまい、歌詞どおりめらんこりっくになりつつテンションまであがってしまうという妙ないい感じになった。

・・・というのが、部屋を出て昼下がりの授業に出るまでの話。

で、そのめらんこりっく はいぱーとでも呼ぶべき気分に歌詞と一緒に乗りすぎてしまい、どうせ誰も意味なんかわかりゃしないんだし、というノリでCoccoと一緒にシャウトしてみたかったかの有名なフレーズが、


その鼻をへし折って 倒して 蹴り上げるわよ?


残念ながら、未遂で押さえ込んだけれども、11月下旬の梅雨空というのはそれくらいおかしくなってもいいんじゃないかと後で思ったんだな。

その遺憾さを埋め合わせるためだけに書いたひとりごとでした。

今学期も残すところ

あと三週間余り。

感謝祭の話も済まぬうちからスキンをクリスマスに変えてみた。

もう日本じゃ冬もいいところだろうが、ここでは今週の最高気温未だに20℃を切らないらしい。落葉樹たちはそろそろ禿きって来たというのに・・・!寒くないと雰囲気が出ないではないかと毒づいてみた。


結局、休暇中に論文の一番面倒だった箇所を仕上げて、あとはもう少し先送りにした。何を書くのかアイデアは固まったけれど、担当教授のアドバイスがいまひとつ欲しい。戦略的procrastinationと呼んでおこう。笑。

期末試験週間前とクリスマス休暇前いうことで、キャンパス内は妙な緊張感と共にわくわくした空気が流れていてなんとも素敵である。やはり二年目だと余裕なのか、会う人会う人期末の文句よりはクリスマスの予定話に花を咲かすことが多い。友人たちの大部分は家帰ってのんべんだらりとお馴染みな冬休みらしいのがほほえましい。

どこに遊び行くかはさておき、一応私の目標はインターン用の履歴書仕上げて学期中にはなかなかできん読書をすることだろうか。インターンは今更言うまでもない。読書のほうは、とりあえず最近知り合った変わり者の友達にカポーティの『冷血』を勧められたいきさつがあるのでそこらから。本当は、tamaとかも読んでるから「日本語にしようかな」と言ったのだけど、彼に思いっきり「別に難しいわけじゃなし、翻訳なんて原作の雰囲気台無しだから原書で読みたまえ!」と力説されたので後に引けない。笑。

読書力は鍛えてこそなのだと今期のリサーチ論文で思い知ったので、そんな試みも悪くない。


さぁて、再び素敵に多忙な日常のはじまり、はじまり♪(サザエさん口調で)

アマデウス

論文があるというのに、ホリデー効果でどうしてもどーしてもやる気が起きず、昨夜は不摂生極まりなく映画なんて立て続けに二本も見てしまった。

一本目はかの「Lost in Translation」。アメリカ生活に慣れてくると、あの疲れ果てたおっさんが東京という場所と人間たちを「こいつら全部いかれてる、まじ助けて!」という視線が理解できてしまうから不思議だ。客観的に見て、日本ほど面白い文化、というか場所はないし、日本人ほどいろんな意味で楽しい人種はいない。もちろん、相対的であることを頭に入れないと意味ないけれど。

そして、二本目は「アマデウス」。クラシックなどいつもは聴かぬのに妙に作中曲たちのファンシーな雰囲気にあてられて、今このときもモーツアルトをbingeしてしまっている。そして、描写されているなぜか共感できるおっさんサリエリが女の子を口説くときにパターン的に使う「お菓子作戦」だけが印象に残って仕方ないのだ。なんかこう、実際の恋愛事情じゃ病的に奥手なのに甘いもの好きとかそういう女の子の特性をよく理解しているあたりがなんとなしにいいなぁ~と。


個人的に甘いもの欲しい気分なだけかも知れないけど。ああ。

進路問答

先日、留学生の米国内インターンシップ経験者数人とお話しする機会があった。

うちのような大学は、季節の折々にいろんな企業、銀行が青田買いに駆けつけるのだけれど、私のようなアメリカ市民権を持たない留学生たちにも門戸が開かれているのはそのうちでInvestment Banks, いわゆる投資銀行のインターンだけであるという。モルガンスタンレーやらメリルリンチやら相当なラインナップの銀行にこの夏インターンしてきた彼らの話は、多少一面的でありすぎるきらいがあったけれど面接裏話など充分に役立つものが多かった。投資銀行=数字に強くなければならない→「√3は何でしょう?」って、そんな質問ありですか?笑。ひとなみにおごれや・・・なんて覚えさせられたのに急にありがたみを感じた。


大卒で初任給1000万以上、ただし業務は死ぬほど大変で週80時間勤務―そんなアンビバレントな評判高い投資銀行家という仕事だけれど、経済専攻でインターン機会がそれしかない上に、MBA前にそんな世界ものぞいておきたい私には必経の道なのだろう、少なくともインターンは。


というわけで、来年か再来年の夏にそのインターンの席を目指すべく情報収集を開始せねば。


興味深く拝聴していたら、一緒にいた割とアーティスティックな友達には、「一晴ってああいう仕事がしたいわけ?」とびっくりされた。人によく指摘されることだけれど、私は進路について「自分が何をやりたいのか」を始点にして考えるクセがない。理由は至極簡単、私のように成長過程で両親をはじめ様々な人々の労力や期待(?)を注がれてきたような者が「何でも自分の好きなことをやりたい」なんておこがましくて仕方ないのだ。別にそれらを負担としているから仕方ないのだとか、そんなことは毛頭なくて、むしろ最大限に活かせるような進路を選ばねばならぬ、というプレッシャーを自分にかけてきた気がする。第一、天職なんてものは「やりたいことって何だろふ?」などと自室のベッドの上に寝そべりつつ悩みぬいて見つけ出すものではなく、機運に乗じて「試しにやってみたら楽しくて仕方ないや、わ~お☆」なんてノリで見つかるものだからそれでいいのだ。


ふぅ、朝から火災警報器が鳴り響いて大雨+気温六度の外に放り出されたせいか、あまり頭が回ってないのでご了承ください。

逍遥

・・・なわけでもないのだけど、実際。

感謝祭休暇で全校から生徒が半数以上ぱらぱらと消えていくなかで、めずらしく気合の入った論文を提出した私は久々にな~んにもしない午後を満喫できた。満喫、というのはまぁダウンロードしたアメリカンドラマをBingeしまくることなんだけど。

最近はDesparate HousewivesとかCriminal MindsとかLostとかいろいろ観ているけれど、一話一段落形式のドラマは内容が深く掘り下げられない分、いちいち完結していてひきずらずに済むという利点がある。その点、DesparateとかLostは続きが観たくて仕方ない気分にさせられてはまったら抜けられなくなりそうで怖い。


休暇中はのんべんだらりとしながらも、もうひとつの心理学の論文を終わらせなければならず、適度な緊張感に支配されるだろうと予想される。気がついたら今学期も一ヶ月切ってるのだから仕方ない。しかし、いろんな友達と一緒に料理したり買い物行ったりする約束も取り付けたのでせいぜい楽しむか。唯一の心残りは最愛のルーミーがボストンへ旅立ってしまったことなんだけれど。あそこのお土産ってなにがいいのかな?


どうでもいいけど、最近、”Binge”という言葉がマイブームになっちまって困る。もともとこの言葉を知ったのは過食症の”過食”、つまり食べ物を際限なく詰め込みまくる行為由来なのだが、ここらじゃたいてい何かにはまって耽溺しまくることをなんでも”Binge"という傾向があるのでその機に乗じて濫用している。


帰国したらまたかぶれ用語に追加されそうな勢いだな。