それならば銀河の話をするぜい♡

4/27 FBより

昼間HSTが撮影した銀河の写真をシェアしたら
みなさんが想像以上に食いついてくれてうれしんでいます♡

なんだ、みんなも好きだったのか〜
なによーもー、
言ってよー、早くー♡

それならば銀河の話をしよう（うきうき）。

わたしがかつて宇宙物理学科で何を研究していたかを語るとき、
「ブラックホールを観測していました」
というのが一番通りが良いことを発見して以来、
そのように言ってきたのですが、
実は正確ではありません。

正確には「高エネルギー宇宙物理学」というのが
専門領域で、
宇宙にある「エキセントリックな天体現象」を
観測対象として研究していました。
（エネルギー領域で言いますと、ガンマ線。TeV〜GeVです）

まあ・・めっちゃド派手で異常な種類の天体ショーを
専門にしていたわけです。

そのうちいちばん有名なのが「ブラックホール」
だと思うのですが、
銀河同士の衝突（そのまま”銀河衝突”と言います）とか
活動する銀河の核（”活動銀河核（AGN）”）なんかも
研究対象でした。

エキセントリックがそんなに好きなのか・・
と遠い目になります。

宇宙のダイナミックな現象を観測すると、
地上の実験室では再現できないような
素粒子の振る舞いが分かったりするのです。

で、
私たちも銀河系に住んでいます。
私たちが住んでいる銀河系は、
「天の川銀河」と呼ばれていて、
当然それを外から撮った写真はないのですが、
1000億の恒星が含まれる棒渦巻銀河、と言われています。

ちなみに直径10万光年、
つまり端から端まで行くのに光のスピードで10万年、
キロで言うと
1,000,000,000,000,000,000km
みたいな感じです。

その天の川銀河の端から1/3ぐらいのところに、
われわれの太陽系があって（片田舎ですね）、
その第3惑星が地球です。

「天の川」は
その天の川銀河の円盤の面に沿って眺めた時に見える
星の重なりです。
そう思ってみると、おー・・と思いますので
今度天の川を見るチャンスがあったら、
われわれの『天の川銀河』を思い出してください。

というわけでみなさま、
明日も元気に
この太陽系第三惑星でのライフを楽しみましょー☆

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