「プリンキピア」=「自然哲学の数学的諸原理」
に萌えていましたが、
そのあたりの萌えツボは理解されたりされなかったりですが、
きっぱりと先に行きますね!
自分が学んだ科学と、
ボディーワーカーとして体験する非科学と。
それについて考え続けること数年、
ある日中央線で早稲田に向かいながら
唐突に思い出したのです、「プリンキピア」のことを。
「自然哲学の数学的諸原理」
そうだ!!!
これが科学の本質と限界なんだ。
科学ってね、
「証明された不動の真実」
ではなくって
「自然哲学」
の
「数学的な、諸原理」
なんです。
宇宙のあらゆる現象と、
見えるもの見えざるものをすべて扱う
「自然」に関する「哲学」のうちの
「数学という言語で語れること」
が、大まかに言うと科学なんです。
世界のうちの「数学」という言葉で切り取れる側面、
科学が扱えるのはそこだけなんですね。ほとんど。
物理なんかはとっても数学です。
大学でやる宇宙物理なんか
完全に数学。
ロマンも何もありゃしない感じです。
時空ってなんだろう、
宇宙の果って・・・
みたいにブルーバックスを読んで空想にふけっていた(私のような)人は
物理学科はいるといったん絶望します、
ひたすら数学的な手続きを学ぶだけの日々に^^;
(そして夏休み明けに、いっぱい辞める)
話戻しましてね。
科学が扱える領域は、
実は結構狭いです。
宇宙の果てまで扱えるけれど、
*私達が持っている検出装置で検出可能で(定量的&定性的)
*再現性があって
*私達が持っている言語(主に数学)で説明できる範囲
しか扱うことが出来ません。
だから「こころ」だとか「再現性がないこと」は
科学では本来扱えません。
(こころ、は「脳科学」に行くと
実験可能な範囲になるんですけれどね、
観測&測定&検証できるので。)
そして、ここがまた大事だと思うのですが
科学のメイン言語である数学でさえ
ニンゲンが生み出した言語であって
実はこれ、まだ発展途上の学問なんです。
数学自体も進化していて、
「数学の開発が追いついていないので」
進めない分野とかにも科学にはあるのです。
科学VS非科学
と言う論争がありますが、
”そもそも「科学で扱えない」範囲”
というのが存在するわけです、科学自体の限界というか
担当範囲として。
逆に、
上記の条件で扱える範囲を
「科学と呼びますね」
「その外の範囲のことは
別の学問が担当してね」
っていうお約束で成り立っているのです、
科学というもののベースが。
「E=mc^2」
までは物理学・科学ですが、
”なぜ”そうなのですか?
になるとそれはもう科学の範囲外です。
宇宙の有様について
数学で詳細に記述できますが、
あるいはそこで人類が誕生するに至る
確率などの数学的な側面には科学はある程度答えを持っていますが
「私がこの宇宙に生まれた意味は何でしょう?」
となると科学の適用外で
「哲学か宗教のジャンルの質問」
となるわけです。
つまり、非科学、にも2種類あるのですね。
1つは、既存の科学に明らかに反していること、
科学側からの反証が可能な「反・科学」。
えー、この間
今うわさのメルカリに「ニュートリノ入りの水」が
出品されていたようですが、笑
水に溶けるもんじゃないんでニュートリノ^^;
通過するんで^^;
ってことでハイ「反・科学」と言う意味での「非科学」。
それからもうひとつは。
「わたしは、あなたを愛しています」
・・測定できない&数値化出来ないので
科学の扱える範囲外です、
科学側からの白旗〜、と言う意味での「非科学の世界」。
「きれいだよ」
「ほんとうに?」
「とても」
という村上春樹的会話も
「”とても”は定量的ではない」
という観点で非科学です。
何キロワットで、とか何キロカロリーとかで表現しないとだめ。
どうでしょう、科学VS非科学の構図の不毛さ、というか
「扱える範囲」について考えることの大事さ、
分かっていただけますでしょうか。
で、私が一番イカンなまぎらわしくて・・と思うのが
「中途半端に科学を装う」
という態度なのです。
というふうに、まだまだ続きます。
今日はちょっと長かったですね、お疲れ様💦
あ、科学自体の検証の危うさについてもいつか書きたい。
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