誕生と死の扉〜ジャックの緩和ケアクラスに参加して。 | ボディーワーカー小笠原和葉オフィシャルブログ

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ココロとカラダに安心を再教育していく『プレゼンス・ブレイクスルー・メソッド』を主宰、また横浜市都筑区、緑と光があふれるボディーワークスペース『BodySanctury(ボディ・サンクチュアリ)』でクラニオをベースとしたオリジナルのボディーワークを施術しています。

※連載の続き、書くのでお待ちをね!
反響ありがとうございます。


5年ほど前から師事している
私の大好きなボディーワークの師、
ジャック・ブラックバーン先生
http://www.presencingsomatics.com/About-Us--e8-ac-9b-e5-b8-ab-e3-83-bb-e3-82-a2-e3-8.html

の、終末期・緩和ケアのクラス
「Palliative Care for Bodywokers」
に参加してきました。


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通訳のこいとさんがくれた
イースターの可愛いチョコと終了証。


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ジャックとこいとさんと私。


12月は、コーマワークという
昏睡の方へのワークのイブニングセミナーに参加し、
1月はアリゾナ解剖学、
そしてジャックのクラスと来て、


わたし、「死」にものすごく興味があるんだなあと
改めて自覚しました^^


宇宙を眺めていた子供の頃、
「宇宙が不思議」なのだとおもい
大学院まで宇宙物理を学んだけれど


その宇宙の下で
「人が生きたり死んだりすること」
こそが
私が感じていた不思議の本体だったのだと思う。



ジャック先生のクラス、
本当にすばらしかったです。


終末期の、心と身体の痛みのケア、
そこに対してのボディーワークの可能性、


みたいなことを知りたいな、
それを教えてもらえるのかな、


なんて思っていたのですが
遥かにその領域より深遠でした。


というか、
語っていることはそれなのかもしれないけれど
それを語るジャックの、「いる場所の深さ」に
圧倒されました。


私たちが、ボディーワーカーとして肉体に触れることを通して
最終的に「緩和」したいものは
痛みではない。


「死への恐れ」なのだと。


ワークを通して
自分のカラダの中にある生命力と可能性と
生きている理由を感じさせてあげたいのだ、
失うものへの悲しみの代わりに。


それを感じることで、
人生全体を慈しみ感謝できるようになって
それが死への恐れを緩和するのだって。


なんて大きなメッセージなのだろうと思う。


感動と同時に

はたしてそれを出来る自分になれるのだろうか?

とも思う。


ジャックの答えはこうだ。


「まず扱わなくてはいけない場所は
自分の内側にある」

「自分が、死に対してどれほど恐れを持っているかに気付いてく必要がある」

「自分をプロテクトして
クライアントと”共に”ワークするということはありえない」



インサイドアウト。

ジャックを見ていると分かるのです。

セラピストの技能は
付け焼き刃で機能するようなものではないって言うことが。


なんだかたくさん「宿題」をもらいすぎて、
まだうまくまとまらないのです。


クラスの最後に、ジャックが紹介してくれた
私も大好きな、ティク・ナット・ハンの詩を
ご紹介します。


・・・・・・・・・・・・

身体は私ではない
私はこの身体の捉えられているのではない
私は境界線のない生命なのだ
私は一度も生まれたこともなければ
決して死んだこともない

そこに広々とした海と空がたくさんの銀河とともにある。
意識を元にしたところから全てが具現化する。

始まりのない時間から、
私はずっといつも自由だった。

誕生と死は、
私たちが出たり入ったりするただの扉。

誕生と死は
ただのかくれんぼゲーム。

だから私に微笑みかけて私の手を取り
さようならと手をふるのだ。

明日また私たちはまみえるはずだが、
それよりももっと前にそうなるかもしれない。

私たちはいつでも、
真の源で出会うはずなのだ、
いつであっても
人生の無数の道の上でまた出会うのだ。



「死は存在せず、恐れもない」より

・・・・・・・・・・・・


私たちは
いずれ必ず死ぬ。

それなのにその避けられない最後の地点を
どこかで恐れながらずっと生きるのだ・・・ね・・??

生きるってなんと切なく愛おしんだろう。

やがてたどり着く、
今日もそこへ向かって歩き続けている
「死」
というものにどのようなイメージを持つのか。

その景色をどんな風に想像するのか。

そのことはきっと、
今生きていることのフレーバーを変える。

私はなぜか、
生きてることが大好きなんですよね。

だからこそ
死にも興味があるのだと思う。


「なぜ死を、恐ろしいと感じるのか」

それをopen questionとして持ち続けろと
ジャックは言った。


生と死のにおいが濃密な1月からの数ヶ月がたって
またこの問いに戻る時が来たのかなと思います。



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