産後ロルフィング体験記2【打って変わってじりじりと】 | ボディーワーカー小笠原和葉オフィシャルブログ

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ココロとカラダに安心を再教育していく『プレゼンス・ブレイクスルー・メソッド』を主宰、また横浜市都筑区、緑と光があふれるボディーワークスペース『BodySanctury(ボディ・サンクチュアリ)』でクラニオをベースとしたオリジナルのボディーワークを施術しています。

調子に乗って今回も赤ん坊を預けて出かけてみる。
前回は実家の母と、妹と姪っ子と一緒に過ごしていたけど
今回は母が旅行に出ているので、預けるのは夫である。

夫はまだ赤ん坊を寝させるのが苦労するみたいだし、離乳食も
あげてもらわないといけなくて結構ドキドキだったんだけど。

「味ねえし!」とかいってスペイン風に情熱的な仕上げにしちゃったら
どうしようかしらとか。
0歳にして、ニンニクでグツグツの離乳食とかに目覚めてしまったらどうしようとか。

心配しながら出かけるので、横浜駅でもやたら
「ちっちゃい子二人を連れているお父さん」
とか
「ちっちゃいこ三人連れているおばあちゃんとおじいちゃん」
とかが目について、心の中で「がんばれ~!」とエールを送る私。

そして車内では、なかなかできないでいたメールの返信やら、iPhoneで
ゆっくり聞きたいアルバムやらいろいろあって、またもや
「鎌倉に着かないでくれ・・・」状態に。

しかし着く。
当然着くのであった。


前回孝太郎さんに、
「次のセッションまで、2週間あけない方がいいと思う」
と言われていたのに、スケジュールの都合で2週間空いてしまいました。
そしたら、そのセリフの意味がよく分かる、ということに。

かなりいい感じにいろんな事が改善して満足していたんだけどこの数日、
またなんだか歩き方がどたどたしてきたみたい。

上半身とか、肩の疲労とかこわばりが蓄積されて行くのに従って
足元の方もおぼつかなくなって来ているようだ。

なるべくあけないで頑張って通おう・・・。


さて、前回セッション後の変化で書き忘れていた事一つ。

ジーパンがゆるくなった!

腰ではいてるのが、ずりっと落ちて来ちゃってベルトが必要な状態に。
うれしいが、ジーパンをね、これ買い直さないと駄目ですな。

これって骨盤の位置関係が変わってきたという事なのだろうか、やっぱり。

孝太郎さんに聞いてみると、やっぱりそうみたい。

腹筋の使い方がうまく行っていなくて腹筋がたるんでしまったんだろうなあ~
ぐらいに思っていたんだけど、それによって内臓も下垂して来てしまうんだって。
しかも、胸郭とか上の方も固まってスペースがないとさらに下垂が
治りにくくなっちゃうんだって。

産後母にとってはホラー並みに恐ろしい話ですよ・・・。

胸のあたりとか胸郭がフリーになってスペースが出来たことで
内臓の位置関係も治ってくるからでしょうね~とのこと。

日常的な、肩や背中のメンテナンス用のエクササイズを教えてもらうことになってたんだけど
セッションが終わったらすっかり忘れてしまった・・・。次回に!


さて今回のテーマは「足」。

第一回で呼吸を開いた後、第2回からは足元から順番に
積み上げ直していきます。

テーマ「足」だというのに、まずはお約束の頭蓋骨から。

私は小さいときから咬合がずれていて(不正咬合の見本で本に載っている・・・^^;)
親知らずも抜いちゃったし、あご周りはテーマが多いんですよね。
なので今回もまた顎のあたりをじっくり触れてもらいました。

あー、目がゆるんで行くな~・・・と思いつつ、あっちゅー間に寝落ちてしまいました。
「どうですか?」
「・・・寝てました」

という会話が交わされる頃にはすでに腕のワークに進んでいました。

親指とひとさし指が凝っているんだけど・・と言われたけど、おそらく
抱き上げる時の力が原因かなあ。

背骨を長ーく、手の小指側をうまく使って長ーい腕で持ち上げるように、
それから抱き上げる時は腰じゃなく、足を使うように・・・って
いろいろ自分なりに気をつけてはいるんだけど、
9kgぐらいのものを一日に何度も何度も何度も持ち上げるって言う事自体の負担は
やっぱりあるよね。

この間お米を10kg買った時、これずっと持ってろって言われたらやだけど
これとほぼ同じ事やってるんだよね・・と不思議な気分がしたものです。

右腕の親指人差し指(が腕につながるライン)をワークしてもらって、
「ここやると楽になるでしょう?」と聞かれたんだけど、正直よく分からず。
素直にそう告げると、「ああそうですか。でもこの姿勢どうですか?」
言われてみて、ベットの上にあおむけになり両掌を天井に向けている姿勢を
見直してみると、やってない方の掌は体に向かってちょっと内側に閉じてしまっているのに対して
右手は素直に天井に向かって開いていて驚く。

胸が閉じて行くんだよね~。背中が固まると。
しかしここを開くラインが、親指と人差し指のところにもあるなんて軽く盲点。

その後いよいよ足に移ったのだけど、今回は、前回の
「ふわ・・」「する・・」「解放(;ー;)」というセッションとは打って変わって、
「筋肉に働きかけています!」というのをビシビシ感じました。

足に触れてるのに、胸椎がいきなり「ごつっ」と言ったかと思うと、
働きかけられている筋肉の輪郭が分かるほどに「じりじりじり・・・」と
刺激を感じたり。

触れている手はつねにつねにふわっと添えている程度なのにね。


しかしこのソフトタッチのロルフィング、決してロルフィングの中でメジャーじゃないんだって
今回初めて知りましたよ。

私はクラニオもバイオダイナミクスという、ソフトタッチのを孝太郎さんたちと一緒に学んだし
私がロルフィングのタッチを味わったことがあるプラクティショナー
(こうたろうさん、やっしー、田畑さん)はみんなソフト系なので、
てっきりそっちがメインストリームになりつつあるのだと思ったけれど、
それは大きな勘違いだったらしい。
どうやらこのお三方は、ソフトタッチ(バイオ)のビッグ3っぽい。
(すっかりお友達気分だけど、冷静に考えると実は超豪華メンバーだものね・・ありがたや)


と、こまめに寄り道しつつ。


なんだか不思議なセッション。

どこに触れても、最終的には左の側頭にぐわんぐわんと何かが伝わってきて
ちょっとクラクラする。
どちらかと言うと、右のあごから首にかけてのラインにテンションがあるらしい
(だから横たわるとちょっと、右を向きたい感じになる)けど、症状が出るのは
左が多い。

こういうことって多々あって、
動きが悪い方の反対側が、その分の負担を担って症状が出る事が多いのです。

今回は、最初にそのあたりをじっくり動かしてくれたので、その後も何かのバランスが
変わるたびに、一緒に変化をして行ったみたい。

ふわ・・・というほぐれ方じゃないんだけど、
じりじり・・・とか、ぐわんぐわん・・・というのはやっぱり何かが
解放されている時の感覚らしく、それが去ると
むしょうに動きたくなるのです。
伸びをしたかったり、体をひねりたくなったり。

だがしかし!
この衝動、調整を進める方向に行くとは限らないんだって。
びっくらこいたよ今度ばかりは。

そういうときは、動きたいように動く方が変化をサポートするかと思っていたけど、
それはたいてい体の勘違いで、今までのくせの方向に動きたくなっちゃって
結果的にはプロセスを進めない方向に行っちゃいがちなんだとか。

動きたいように動かして、カラダを何とかするワークっていくつかあるけど
よほど本当の感覚を知覚できる人じゃないと難しいのだって。


こうして仕入れる、「孝太郎豆知識」をせっせと自分のネタ帳に追加する私であった。
このお方の引き出しは、開けても開けても開け終わらない。
その小引き出しをいくつも開けて自分のネタ帳を肥やすのは、
10セッションの隠れ目的の一つです。

隠せてないし。
しかも威張って言うような事じゃないし・・・。


今回は、首→腕→足→また上半身→足
みたいな流れで、途中で何度か骨盤にも触れていたけど
足元を調整したらまた首の方が大きくバランスが変わったのでそれをフォローしてくれていたみたいで
かなり時間的にもみっちりとしたものになりました。

立ち上がると、
ふわー、すっきりしたーーーっ☆
という前回のセッションとは全く違って、
足元がどっしりしています。
足の裏の感じ方がシャープになって、
その上に脚がのっているのをしっかり感じられる。

でもセッション中から、足と腕の筋肉がぴりぴりしびれていて変な感じ。
これって、筋肉が変化しているって言う事なのかな・・・?いいのこれ??
と思って聞くと、脊柱のあたりにもワークしてるのでね~というお答え。

なるほど、神経系ですか。

そういえば、クラニオを受け始めた最初の頃は毎回こんな感じになっていたかも!
と懐かしい事を思い出した。

背中なんて全然触れていないのに、離れた場所からそんなことしてたなんて
さすが鎌倉のハリーポッター。(なぜハリーかは、前回と・・・以下略)

最後は歩き方をいくらか調整。
足の裏の親指側のラインの感覚が目覚めて、内転筋から恥骨を通って
体の中心につながる、センターの感覚とともに歩けるようになった。

ここ。ここだよ消えていたラインは~。おかえり☆ハグハグ。


いい感じでセッションが終了して帰途についてみて自分の失敗に気づく。

セッションにはMBT履いて来ちゃだめだなと。

足とかをワークしてもらうと、わおう!と思うくらい歩く感覚が変わるんだけど
MBTは、孝太郎さんも言うように、トレーニングには向いているけど
「歩かされる」感じがあるので、せっかくの変化の感覚が埋もれてしまうみたいだった。

実に惜しい事をしましたよ・・・。


おまけにもひとつ小ネタ。
ピラティスは、個人レッスンがよろしいと。

やっぱりなあ~。
何度かフィットネスクラブのクラスに出たんだけど、
どうも今一つ、正しく意図されている筋肉に出来ている気がしなくて、
ほんとにこれみんな分かってるのかなあ・・・と思っていたものです。
やたら胸鎖乳突筋ばかり鍛えられそうな気がしちゃって。

ただし、ボディーワーカーだったり、ヨガをやっていたり
体の感覚が分かる人だったら大丈夫かもとの事。

このデバラを引っ込めるために、DVDでも買ってもう一度やってみようかしら。



誰が読むのだろう・・、こんなマニアックで長いだけの日記を・・。