4月1日。新たな月の始まりに、
両国・スタジオアプローズにて「ロミオとジュリエット」二度目の観劇。
正直に言う。全っっ然違う!同じものなのに、全然違う。観に行ってよかった。最終的な感想としては、それのみ。
さて、つれづれなるままに、感想なんぞ。
今回は、全員書いてみようかなー。
★ロミオ★(仙石陽亮さん)
うん。好きじゃない。だって、恋に恋して、夢に夢見て、愛の台詞をつらつらつらつら……こういうオトコ、苦手。
………と、前回、ハッキリ認識したのだった。
今回。え、全然違う!!!
まず、恋に恋しているだけじゃない。まるで詩を読んでいるような愛の囁きかただったのが、明らかに変わったのは、無邪気さがプラスされていて、「あれ、この子可愛い!?」と思わせてくれる純粋さまで加わってしまった……。
確かに、ジュリエットに出会ったあたりは、そりゃー愛を語る語る。ただ、それはただ純粋にジュリエットを想う心からくるもので、実際、ジュリエットと結婚してから、死を覚悟するあたりなんかは、「愛」の重さが全然違う。
夢物語から現実へ移行した時、恋人から夫となったときに、明らかにその「愛」のかたちが違ってくる。時に狂気になるあたりは、もうあっぱれ。ただ、終始若い爽やかさが残ってるあたり、好き。
嫌いだなんて言ってごめんなさい。どうしてあなたはロミオなの?なんて言わなくても、あなたは充分に素敵で立派なロミオです。
★ジュリエット★(箕輪菜穂江さん)
ほんと、子供だと思ってた。愛って言うけどわかってる?はしゃいでばっかりだけど、わかってる?やっぱり若いもんね。ジュリエットに対する心持ちなんて、そんなもんだった。(すごく失礼)
それが!それが!「愛は人を変える」というのを、まざまざ見せつけられたような気分。
最初は、それはもう子供。愛を語っても、乳母に甘えても、何をしても、幸せで幸せで、はしゃいでいたい子供。
それが、ロミオを愛して、妻となって……お父様に自分の本当の心を叫ぶとき、そして死を選ぶとき。
無邪気さのなかに、どんどん「強さ」が加わっていく様子、やがてそれがどんどん大きくなって、立派に大人になっていく様子がよくわかりました。
死を覚悟して、乳母に「……一人にして?」と呟くところなぞ……その覚悟の大きさが一言でわかる、もう、わかりすぎる。
強くなったね、変わったね、と心から思いました。
★乳母★(まるのめぐみさん)
個人的に大好き。美しすぎる乳母さま。
ジュリエットが大好きで大好きで、本当に大好きで、大好きだからこそ時には厳しい事も言わなければならない、強さと優しさを兼ね備えながら、やっぱりどこか葛藤も見え隠れして……ほんと、愛おしすぎて抱きしめたい!!!
私が「おお!」と思ったのは、ロミオが追放になったあと、やっぱりパリスになさいな、という話になったとき。
これが間違いならば、地獄に落ちますよ……
「そうなればいいのに」と、ジュリエットに呟かれてしまったときの「えっ……」という切なそうなお顔!!!
ロミオとの仲を心から祝福したのも事実だったのに、切ない心を持ちながら「パリスにしなさいな」って言ったのに、辛いのに、「地獄に落ちればいい」なんて……
ジュリエットには、乳母様のこのときの想いが伝わっていなかった。もう、切なさの境地。
ジュリエットが死んだと思った時の迫真の「ジュリエットさまが死んでいる……!!!」も、リアルで好きでした。
乳母様、一度抱きしめておけばよかった!!!←
★マキューシオ★(たつみげんきさん)
マキューシオへの愛は、あとで叫ぶ。ここだけじゃ足りない。
ただ一つ言えることは、あなたが好きです。
もう、アイドルに対するキャー!!!とかじゃなくて、もう、じわじわ好き。しみじみ好き。ほんと好き。
大好きだから、ほんとちゃんと真面目に書く。あとで。
★ベンヴォーリオ★(髙橋ちぐささん)
誠実で、融通きかなくて、真面目なやつ。
真面目だから、心の動き方がわかりやすくて、楽しい、哀しい、切ない、怒り………短時間でいろいろなことがありすぎて、当事者となってしまったロミオとはまた違った意味でパニックでしょう。
マキューシオは殺され、ロミオは追放、ついさっきまで三人でいたのに、突然自分だけ放り出されたように残されて。そういう迷いも、声の震えに出ていたような気がしましたよ。
★ロレンス神父★(須藤正三さん)
優しさ倍増。ロミオを見つめるまなざしも、ふたりを祝福する笑顔も、諍う両家を繋ぎたい想いも、なんとか二人の幸せを守りたい必死さも。それをすべて包みこむ優しさが、物語の中で一貫しています。ほんとに、心の大きな人。
さて、ちょっと長くなったな……この辺でひとくぎり。