355.伸ばす手の凌霄葉蓮 泥を捥ぐ
(のばすてののうぜんはれん どろをもぐ)

凌霄葉蓮、という名称自体が、意味と言い、音と言い、余りにも詩的なので、俳句にするしかないと思いました(コーフン)
ノウゼンハレン、別名 金蓮花(キンレンカ)は、
花が凌霄花に似ていることから「凌霄」、
葉が「蓮」に似ていることから「葉蓮」というそうですが、
そもそもの字義の美しさにうっとりします。
凌=しのぐ=困難をはねのけてみせる、耐え忍ぶ
霄=大空
ノウゼンハレンの、地を這う植生、
「蓮」が示す所。
更には花言葉「困難に打ち勝つ」

ということをイメージした結果、こういう作句になりました。語感を重視し過ぎて、意味としては通じにくくなっちゃったかもしれませんが、他にアイディアが思いつかないっす(^^;;